【かぼちゃの馬車】
今年もお化けたちの祝宴がはじまる。年に1度の舞踏会。
「ちょっとシンデレラ、ドレスのファスナーあげてちょうだい。」
「はいはい。あら、おねーさま、目玉が腐り落ちましてよ。」
「シンデレラ、馬車の準備はできてるの。」
「こちらの馬車へどうぞ。」
「ちょっとカボチャくさいけど、いい馬車じゃない。」
「いってらっしゃいませ。…………極楽浄土へな。」
シンデレラが言うが早いか、かぼちゃの馬車は浮き上がり天に向かって進み始める。
「何!シンデレラっ、貴様だましたな。」
「ほほほ、罠だとも知らずに。かぼちゃの馬車に連れられて天に召されるがいいわ。」
「さあ王子様、もう邪魔者はいませんわ。」
「いや、あの、ぼく内臓が飛び出てる女性はちょっと……。」
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ハロウィン超短編まつり(>w<)2010のことを語る
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タイトル忘れてた。
つ【東西タッグ】
ハロウィン超短編まつり(>w<)2010のことを語る
時は18世紀頃。
ひとりの男の子がたたずんでいる。死んでから100年程たつだろうか。 もう自分の名前も忘れてしまった。
覚えているのはお腹をすかしていたことだけ。
ふと気づくと、茅ぶき家の前に居た。
ほかのお化けから逃げるうちに、だいぶ東方まで流されてしまったようだ。家の中から少年の声が聞こえる。
一郎 「あ、ナスに割り箸の足を指すなっつーの。」
次郎 「何が違うんだよ。」
一郎 「だから、こうやってカボチャで顔を作るんだよ。」
次郎 「つーかこれバテレンさんの祭じゃねーの。お前怒られるぞ。」
母 「ただいまー。」
一郎 「あ、おかえりな…[全文を見る]