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モノのために家賃を払うな!~買えば買うほど、負債になるのことを語る

「パソコン買って、テレビも買ったけど置く場所がなかった」
「お金も時間もあるけど部屋に人を呼べないから各種工事ができずネット環境が作れなかった」
「でもモノを置いたり部屋に入って歩いたりする場所が空いたからこれから出来る」
という人たちに会ったことがある。空があると出来ることが増える。
断続的な空の確保は大切だ。

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空がない

空がある

空があるとご飯食べたり座ったり寝たりしやすくなる。

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× 持ち物の量が多いと選択肢は増える。
○ 持ち物の量が少ないと選択肢は増える。

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モノのために家賃を払うな!~買えば買うほど、負債になるのことを語る

書名からわかるようにかなり強迫的に畳みかけるような調子の本。
なんだけど、「一週間でジャングルの家がすっきりする」かどうかは怪しい。
自分がとにかくモノを捨てなさいと誰かに言われたいときじゃないと、楽しい気持ちにはなれないかも。
楽しくないとやる気出ないからな。でもモノを持っているだけで実はお金がかかっているという視点が新鮮で面白かった。

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モノのために家賃を払うな!~買えば買うほど、負債になるのことを語る

この本を読んで参考になったのは、「空(クウ)」という考え方。

茶碗のなかには何もないのではなく空がある。
空があるからそこにモノをいれることができる。
部屋の中にも家の中にも空は必要。空のない場所は窮屈でゆとりがない。
すてきだと思う部屋や建物には必ず空があるもの。
モノがない場所はモノを詰め込むのではなく、空を持つことは大切だ、という話。

これは収納の鬼・近藤典子にはない考え方なので新鮮だった。

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Q.遺品整理にかかる手間とお金を考える意味は?
A.自分がいまどう生きるかを考える機会になる

いま使っていない、愛着もないし役に立ってもいないモノを最期まで維持費をかけて抱え続け、遺品整理のために遺族に負担をかけて処分してもらうよりも、いま必要なモノを見極めて最低限持つならその分の費用を生前有効に活用することができるのではないか、と著者は問う。

Q.遺品整理は業者に頼めば遺族の負担はないのでは?
A.故人が一人暮らしとは限らない

家を丸ごと業者に依頼するようなケースなら遺族の負担は軽減されるかもしれないけれど、家族や同居人がいる場合モノ…[全文を見る]

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Q.モノが多くても少なくても家賃は変わらないんじゃないの?
A.モノが増えるとモノのための場所が必要になる

持ち家や社宅、親元にいる場合はぴんと来ないかもしれないけれど、賃貸では数年おきに更新手数料がかかる場合が多い。その際引っ越しを検討することもあるのでこれは車の維持費と並んでずっと続く問題。㎡数で数万円から数十万円の家賃格差がある東京都など首都圏ではどこに住むかは家計の明暗を大きく分ける。

押し入れもクローゼットもない部屋ワンルームや最低限の家具が揃ったひつじ不動産のシェアハウスなど、持ち物の量が多いと選択肢は増える。

またモノが少なければ維持管理にかかる時間と費用は減るので相対的に家計負担は減る。特殊な収納家具をいくつも買う・数年置きに買い換える・処分にお金をかける必要もなくなる。

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この本のことを書いたら各地で素朴な疑問やご意見を遠巻きにいただいた。
図書館に寄贈しちゃったから手元にないんだけど、こんまりとも断捨離ともちょっと違う視点の片付け本なので別テーマで書くよ。

この本はモノを持つこととそれにかかる費用に焦点を当てた片付け本。ちまちま節約するより継続的にかかる家賃を削った方がよっぽど節約になるという一種の節約本でもある。何年生きるとして持ち物の量がこれだけあった場合㎡数あたりいくら支払うか、モノが減ったらいくら節約になるかを具体的な数字で示している。

モノがなければ収納がない・少ない部屋に移ることも出…[全文を見る]