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Tips:書きやすい書き方が、読みやすい文章になるというものではない。時には読む側の目になって自分の書き物を見直してみよう。
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今日観た映画(DVD)に3行コメント!のことを語る

『シン・ウルトラマン』
・庵野作品はエヴァみたいに内面を掘り下げまくるものと、ゴジラのように社会を映すものがありますが、当然後者の系譜。
・外星人(宇宙人)のような強大な力に平気で依存したがる日本と世界への警鐘が含まれますが、震災と原発事故を踏まえたゴジラに比べると、ウクライナ危機を考慮しても弱いかも。
・神よりも伴走者を選んだ初代ウルトラマンに比べ、死神でしかないゾフィーが恐ろしい。それでも人類そのものが兵器になる道を開かせてしまった贖罪から地球との関わりを決断した二人を見ると、ウルトラ兄弟の世界観には合っています。佐々木守、金城哲夫、上原正三のような作品が求められたら『シン・ウルトラセブン』が見られるかも。

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『仮面ライダーギーツ✕リバイス MOVIEバトルロワイヤル』
・例年どおり今年の映画一本目はライダーコラボから。主人公ライダーは夏映画で顔見知り、女性ライダー同士は動画のアカウントで繋がる時代。
・悪のライダーになるのは政治家一家の落ちこぼれた息子。暴行を父の権力で揉み消すリアル志向、相棒ならいいけどライダーだと薄くも見える。
・2002年の作品である仮面ライダー龍騎から3人のライダーが登場。城戸真司から桜井景和へ。戦いを終わらせたかったライダーが20年越しに似た考えを持つ後輩に語るラストは良い。オールライダーにはもう無理があるしテーマの共通する作品のコラボを歓迎。
【1月28日追記】
(こちらも書いてます)→https://17on.site/RASEN-KAIDAN/899751

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『リバイスForward 仮面ライダーライブ&エビル&デモンズ』
・人間に潜む悪魔と契約して闘う仮面ライダーリバイスのスピンオフ。主人公一輝(リバイス)の弟が大二がライブ。大二から生まれた悪魔のカゲロウがエビル。先輩のヒロミがデモンズ。
・兄へのコンプレックスで生まれた悪魔は自分と瓜二つ。自分の中の許せない部分で自分自身の投影。認め合えれば力になり「説明しろ」「察しろ」と言い合える。
・ヒロミにもそっくりの悪魔が現れたと見せかけ、本当は科学の悪用で生まれた存在。本編の巨悪亡き後の危機として良い。
(こちらも書きました)→https://17on.site/RASEN-KAIDAN/899986

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『シン・仮面ライダー』
・アクションはオリジナルへのリスペクトは伝わる。主題歌の『レッツゴー!!ライダーキック』は良いけど庵野演出と菊池俊輔先生のオリジナル音源が合わない。
・爽やかなイケメン青年だけど内面には苦しみが…が藤岡御大の魅力だがコミュ症な本郷猛(1号)だと人間性の幅が狭い。警察や公安との協力もあるが、組織と個人の軋轢も今世紀のライダー作品より弱い。二人で一人のライダーになるのは近年の作品や原作コミックの要素が出ていてあり。
・リメイク作品なら『仮面ライダーブラックサン』が差別を描いて責めまくっただけに、ショッカーのボスが人工知能で目的が人類補完計画の小型版になるのは代わり映えしない。庵野秀明は監督演出に専念して脚本は誰かに委ねるべき。

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『ソロモンの偽証 前編 -事件-/後編 -裁判-』
・中学校内で亡くなった生徒が自殺なのか殺人なのか? 生徒の裁判で真相を探ってゆく。いじめの加害生徒でも嘘の告発による殺人の冤罪は晴らす。しかし嘘まで付かなければならなかった告発者の怒りも加害生徒にぶつける場面は圧倒される。
・2000頁超の三部作の原作は図書館で借りて先に読みました。映画では弁護士役の男子と検事役の女子二人に絞られたため、弁護士の助手役の男子生徒の存在感が薄い。大人びた前記の二人との対比で、おとなしい子が家族に起こした事件が削られたのは残念。韓国版とWOWOW版もいずれ見よう。
・『傷付いているのに嘘を言う』と友達を拒絶した生徒。『傷付いていても良い思い出があればやっていける』と彼に差し伸べた思いが伝わらなかったのかと感じてました。

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《しん次元 クレヨンしんちゃん THE MOVIE 超能力大決戦 ~とべとべ手巻き寿司~》
・宇宙から飛来した光で超能力を得た男としんのすけの闘い。原作は2000年代でリストラされたサラリーマン。映像化したら派遣社員+ドルヲタなのは偏見あり過ぎ。
・しんのすけが理解者になるのは良いけど、改心した男に野原一家が「頑張れ」と連呼するのはツライものがあった。不条理に苦しんだ人を応援するだけなら逆にしんどくなる。
・ある批評家の言葉を借りれば、セカイ系は数あれど問題を解決するシャカイ系のアニメは滅多にない。解決・改善した上でモテる承認欲求は別モノだと説教するぐらいで丁度いい。

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《映画 仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐》
・勝ち抜けば願いが叶うデザイアグランプリで闘うのが今作の仮面ライダー。その闘いは簡単に世界を創り記憶を操作できるようになった未来の人間の娯楽。(TV本編ネタバレ済み)
・空虚な欲望をおもちゃにしているように見えたが、未来の人間は既に肉体も地球も失いデータだけの存在。空っぽにならざるを得ないことに少し合点。
・TV本編はライダーを“推す”ことで闘いに介入するオーディエンスを描く。身勝手な消費者の投影に見えますが、映画はライダーを応援する子どもたちをオーディエンスと位置づけているので控えめ。未来人の1人の鈴木福君がヒーローショーのお姉さんの役割。