『こねこ』1996年、イワン・ポポフ監督。
動物市で買われた仔猫チグラーシャの冒険。裕福でなくても音楽がある良きモスクワ市民の生活。猫を店内に放し飼いにする大らかな食堂。猫使いの芸を持っているのに日雇いのような仕事で食いつなぐ男は、資本主義の俗悪さを象徴する地上げ屋のような連中に追われている。親切な小さいキオスクにも、コカ・コーラの看板が仰々しく掲げられている。希望と渾沌がないまぜの90年代ロシアを背景に、チグラーシャが年越しのモスクワを駆ける。忠臣蔵と二本立てにしたい。
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映画のことを語る
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モルエラニの霧の中
映画館「ディノスシネマズ室蘭」は、ディノスパーク室蘭とは別棟で、旧名称の「室蘭劇場」が看板に掛かったままになっています。
ここ室蘭で撮影された映画『モルエラニの霧の中』の上映が、4月2日からようやく始まったので、5日に見に行って来ました。
家を出る前にウェブで予約と決済をしてから行くと‥、発券機はロビーの隅に目立たずポツンと置いてあり、初めて入ると分からないです。10時30分からの上映で、「モーニング割」が入って1400円です。
開始前に坪川拓史監督による舞台挨拶があり、3日の舞台挨拶に来蘭していた出演俳優の草野康太さん…[全文を見る]
映画/機動戦士ガンダムF91のことを語る
日曜日の晩に Abema TV の放送で観劇。今までずっと見る機会がなく、やっとこさ。観てなくても、内容はほぼほぼ知っているのですが。
公開当時のムック『機動戦士ガンダムF91 パーフェクトファイル』のおかげで。
『逆襲のシャア』ではシャア・アズナブルがなぜ間違っているのかが十分に描けていなかったような気がするので、こちらの鉄仮面カロッゾはきちんと道を踏み外した悪漢になっているのが良いなっと思いました。これのちゃんとした続編が作られたら良かったのになあという、死児の齢を数えるような気分になりました。