it-talks界隈でちらちら名前を見かけたのに感化されて江戸川乱歩をごそっと読んでます。
Kindleで青空文庫のを買って初読再読織り交ぜて。
押絵と旅する男が素晴らしすぎるのはお約束だけど赤い部屋たのしいなあだし算盤が恋を語る話ふつうに今笑えるよねだし。
で今日はP氏がNetflixでドレスデン空爆の話を見てたところからスローターハウス5が乱入したのでしばらく乱歩vsヴォネガットな感じで続きそうです。
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it-talks界隈でちらちら名前を見かけたのに感化されて江戸川乱歩をごそっと読んでます。
Kindleで青空文庫のを買って初読再読織り交ぜて。
押絵と旅する男が素晴らしすぎるのはお約束だけど赤い部屋たのしいなあだし算盤が恋を語る話ふつうに今笑えるよねだし。
で今日はP氏がNetflixでドレスデン空爆の話を見てたところからスローターハウス5が乱入したのでしばらく乱歩vsヴォネガットな感じで続きそうです。
連休中の読了
・ロイス・P・フランケル 『大人の女はどう働くか? ―絶対に知っておくべき考え方、ふるまい方、装い方』
・ウィリアム・ジェイムズ 『プラグマティズム』
・ウィリアム・ホープ・ホジスン『〈グレン・キャリグ号〉のボート』
・アンドリュー "バニー" ファン 『ハードウェアハッカー ―新しいモノをつくる破壊と創造の冒険』
・山口雅也 『キッド・ピストルズの冒涜 ―パンク=マザーグースの事件簿』
ハードウェアハッカーが面白すぎた!
エンジニアリングのことなにひとつ知らないけど好奇心の核が理解できて引き込まれてわくわくして最初に会った人に押しつけて読んでって言いたくなる (言ったので今P氏が読んでる)。
暗号大全 原理とその世界
現代暗号入門 いかにして秘密は守られるのか
暗号技術入門 第3版 秘密の国のアリス
あいかわらずP氏は日本軍失敗の本質ブームで顰めっ面で意思決定を歪める仮想敵と闘いながら読書してときどき読んだことをサマライズしてくれるのだが、わたくしはふと気がついた。どの話もたいていオチは「しかしそれは事前に暗号を解読されてバレバレであった」だということに。
そんなわけでわたくしには日本軍とはもはや特に関係なく暗号ブームが訪れている。
ル・カレ「スパイたちの遺産」
・ほんとにもう遺産とか遺言とかそういうの。
・めいっぱいがんばってヨーロッパかあ。わかってたけど。
・もはや «スカート穿いてたら誰でも »の域じゃね?
『罪悪』『犯罪』フェルディナント・フォン・シーラッハ
転がっていく悪党物語だったり誠実過ぎるひとの躓きだったり。
弁護士である「私」の介入が何かを明るみに出すというよりそこに襞があることを示すのに機能する、その距離感が好き。
良いものを見つけた。教えてくれたひとにありがとう。
ムー公式 実践超・日常英会話
入場してライヴが始まるまでの1時間半に『マローン御難』を再読。
短編集Kindle化してしてして。
ジムでの歩きスマホ特訓の友はクレイグ・ライスの何十回目かの再読シリーズ。
やーやっぱりよいわ。
とか言って今日はとんかつからシェリー酒。
勝手に引用
潜在的には君は人類宛てに1冊の本を書いたのだ。
― ウンベルト・エーコ 『論文作法』
わたくしにとってはどの小説よりも (フーコーが好きだけど) この本を書いてくれた人だ。
どれだけ助けられてきたことか。
自分の中から勇気が消えてしまったときいつも読み返してきたしこれからもきっとそうする。
David Kishik "The Manhattan Project: A Theory of a City"
ラウル ヒルバーグ『記憶―ホロコーストの真実を求めて』
たった今、『火星の人』を。
ハイクみる→あまぞん開く→きんどる版発見→ワンクリまで20秒くらい。
ちょっとずつ環境良くなってきてるなー。
そうだー! あのねあのね、
アンナ・カヴァンの『氷』が再刊されているの!!
サンリオ文庫の訳者が全面的に手入れし直したもの。
みなさま読んで読んで。
イーデン・フィルポッツ 『だれがコマドリを殺したのか?』
フレッド・カサック『殺人交差点』
久しぶりに文庫でミステリを新規開拓してみた。
どっちも途中でふっとからくりがわかったけどほんとにおもしろいミステリはそれでもおもしろいんだ。
特に後者は、わかっちゃってから原文で読んだらもっとおもしろいだろうと思う。
お買い物に行ってレジのところでひっかかった。
もとよりこういう本を眺めるのはかなり好きだし、最近和食日本酒大好きな異国人とごはんをすることが多いのでねた探しも兼ねて。
カラーゲも載っている。
ベース・マガジン IKUO Technical Rock Groove
旅行中に発注して帰ったら宅配ロッカーで待っていた。
着替えも荷解きもしないで2万字インタビューを一気読みしたら元気が出ちゃった。
いくおさんすごい人だなあというのと、すごいベーシストであるいくおさんがてつやさんの音楽性を語ってくれてるというのとでたいへんお買い得でした。
Philip K. Dick The Transmigration of Timothy Archer
旅行の前に読み直すのを忘れていて、サンリオ文庫版を旅行に持ってくる気にはとてもなれなくて、ふと閃いてさっきKindleで買いました。
『ちぐはぐな身体』鷲田清一
先日の展覧会のあとファッションをめぐるあれやこれやを頭のはしっこで遊ばせていたときふと手にとって一気に読了した。
金子光晴の詩「さくら」を知らなかったので大きな発見だった。
いつも一からそっくりやりなおす準備をすること。「等身大」あるいは「身分相応」という観念を遠ざけること。
ぼくらは服を失ったら、おそらく皮膚を掻きむしったり、裂いたり、激しく擦ったりするしかないだろう。想像力のかわりに苦痛で、からだの断片を繋ぎあわせるしかないだろう。
ときどきなぜ服を着なければいけないのかわからなくなってむしろすっぱだかで外に出なければならないような不思議な圧力を感じることがある。そんな時にも読むと良い本
。
アンブローズ・ビアス『悪魔の辞典』Kindle版
子供のころ父の本棚にこの本を見つけて(お父様が黒魔術の本を読んでいるどうしよう…)と青くなり何日かさんざん思い悩んだあげく好奇心に負けて誰もいないときに恐る恐る開いてみたら予想とぜんぜん違っていてずっこけた一冊。
サンフランシスコで執筆されたらしいので旅行に行く前に読み直したかったけど間に合わず後追い。