お話しするにはログインしてください。

|

Tips:YouTube の動画ページの URL はリンク付き縮小画像で表示される。
G+kodakana.hws
のことを語る

金容雲『韓国人と日本人』

東京生まれの韓国人数学者である金容雲氏が日本語で書いたもの。1983年、サイマル出版会刊。

日韓の文化、価値観や倫理観の差異を、いろいろな歴史的な実例を挙げながら指摘し、双方に長短があることを論じる。博学! 共通の基層文化を持っていても、自然的環境に規制される歴史的経験の違いによって、独自性が形成されてくるとうことは、私も常々考えていることで、分かりやすく学ぶことが多いです。

G+kodakana.hws
/歴史のことを語る

熊野聰『ヴァイキングの経済学 略奪・贈与・交易』(再読)


「経済」とはなにかというと、「人が生きるために必要と感じる物を獲得するための具体的な活動」であると言うことができると思います。生きるために必要なものを獲得する行為は是認されざるをえず、またそれを妨げる行為は否定されることになるので、そこから善悪を判断する倫理観も規定されてきます。経済の基礎は食料であって、農耕と遊牧とでは経済が大きく異なり、したがって倫理観も違うことになります。農耕的社会と騎馬民族の間の衝突や征服といった歴史的事件も起きるわけです。

そんなことで、「何が…[全文を見る]