色んなことがあって、この村上春樹さんのエルサレム賞受賞スピーチを再読したのですが、まさに自分の魂に刻んであることと同じことが書かれていて、感動しました。
ぼくは常に「卵の側」に立って、考える人でありたい。
恐らく、多くの作家がそうだと思いますが、私は他人に言われたことと反対のことをする傾向があるのです。もし人々に「行くな」とか「するな」と言われたら-特に、脅されたら-私は行きたくなるししたくなる。
もし、硬くて高い壁と、そこに叩きつけられている卵があったなら、私は常に卵の側に立つ。そう、いかに壁が正しく卵が間違…[全文を見る]