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ふと思い出したことのことを語る

友人のお子様(幼児)がじゅうたんの上でこてんと転倒して、「あれ、どうなのかな、痛いのかなどうなのかな、うーん?」みたいな、きょとんとした顔をしたもんで、「かゆいって言ってごらん」って言ったらその子素直に「かゆい」って言ってひょいって立ち上がった。
あれはちょっと、あくどいことをしてしまったなあ、わるかったなあ。

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だれかが直木賞をどうのこうのしたときに、朝井リョウの同級生が来ていて、出版社の人が他の作家さんたちに「朝井リョウさんの親友の○○さんです」って紹介したら、羽田圭介が「シン……ユウ……」ってロボットが初めて聞いた言葉に対する反応みたいに言ったという。

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昔、友達と二人で「角松敏生」が思い出せなくて、「角松敏生」だということは二人で了解できていたんだけど、どうしてもその名前が出てこなくて「ちょっと『牧瀬里穂』っぽい名前の」「わかる」「そんで『近松門左衛門』もちかい」「わか……角松敏生だ!」ってたどりつけたのがちょっとした伝説。

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頭脳線をもっと長く、感情線をもっと滑らかに、そして運命線を力強くしようと考えて手をやたらとニギニギしていたあのころ、私はほんとうにあほでした。

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記憶を掘ってみると、私がこどものとき、「バレンタインはお菓子メーカーの策略」っていうより、「バレンタインはお菓子メーカーがプロデュース」とはっきり語られてたような気がする。東北の片隅で「ふうん」と素朴に思った、ちょうどその頃、都会から転校生がやってきて、クラスでかっこいいめの男子二人に金色のリボンがついたチョコレートをあげていて、びっくりした。びっくりしたポイントは「金色のリボン(どこに売ってるんだろうと思った)」と「二人に」ってとこ。その頃、松本伊代が「初恋は三回」って言っていて、「どういう意味だろう」と考え込んでいたので、セットで驚いたのだった。

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安藤美姫さんはむかしから「(陸上の)トレーニング嫌い」「しない」と公言していて、だけど練習映像などを見るとルーティンぽいメニューのなかに腹筋のたぐいが入っていて、すんごくふつうの表情でひょいひょいやっていたので、「ああ、このひとにとって、これくらいは『身体をあたためる』程度のもので、トレーニングに入らないんだな。じゃ、私にはちょうどよく負荷がかかるのかも」と考え、真似をしてみた。すぐさま右股関節に激痛が走り、にさんち痛かった。
それでさっき気づいたのだが、私は右股関節がなにか、あれなんだな。

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ある映画で、あるお姫さんの名付け親が、彼女を初めて見た時の感激をはわわわと話しているうちにトランスして、その顔が車輪になってぐるぐるまわって、そこからどどどどっと貴公子たちが姫のところにおしかける、という映像を見た時、腹をかかえて笑った。その映画には他にも楽しいシーンがあり、笑ったり、泣いたり、たいへんに忙しかった。
映画が終って、いっしょにいった人に「笑っていたのはきみだけだった」と言われた時のつらさよ。

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何年か前、「生まれました! 母子ともに健康です。これからもよろしくね☆」っていうメールが来て、まったく身に覚えがなかったんだけど、なんとなく「おめでとう、幸あれ」的な返信をしたら、「ところで同窓会、どうする?」ってお返事がきてしまい、「すいません、宛先をお間違えのようです、ほんとごめんなさい」って白状した、という一件がありまして、あのころ私はほんとうにあほでした。

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よく行く居酒屋で、電車に酔った直後で具合が悪かったもんで、めずらしく一杯目に烏龍茶を。烏龍茶を一杯飲んだら、お酒に移行できると踏んで。烏龍茶は妙に栄養がありそうな味がした。きっとご主人が、乗り物よいっぽくなってる私を気遣って、なにか梅干し的なものをあらかじめそっと入れてくれたのだろう。こんな飲み方もあるのね……うん……うん……うん……これは、土佐酢ですね!! 
っていうことがありました。

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学生時代に家庭教師をしてた女の子のお母さんが東北出身で、夏になるとみんなで東北に行ってた。彼女は帰ってくるとつきものがおりたような顔をしてて、「あたし、あっちじゃいい子なんだけどな。こっちに来ると悪い子になっちゃう」ってよく言ってた。
その彼女が就職した後、仕事でたいへんな目にあって、辞めて、しばらくひきこもってた。おばあちゃんから相談受けたりしたんだけど、みんながそうやって慌ててる間に、結局、自分で色々と活動して中居さんになって、全国の旅館に派遣される仕事に就いて、それがしっくり来たみたいで、半年くらいでひきこもってた時期は終わったんじゃなかったかな。
元気かなあ。

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すみれ(で何か)の研究をしてる人と、ウニで発生の研究をしてる人が、すみれとウニ、どっちがきれいかで言い合いをしていたなあ。

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イタリアを旅するフランス人のおじさん。カポナータを前に、「カポナータなんて、ただのすっぱいラタトゥイユだろ? 私はイタリアに来るまで、そんなふうに思っていた」と言い放ってむっしゃむっしゃ食べ始めた。当然こっちは「カポナータはただのすっぱいラタトゥイユなどではない。これは……だ。うまい!」といったレポートが続くだろうと待っていたのだが、おじさまはただひたすら食べ続けて、それでフィルムは終わるのでした。

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ある劇場の前でぼんやりと並んでいたら、知らない人から「話しかけにくいよねえ……」と話しかけられたこと。

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鼻歌交じりにおりゃっとカボチャを割ったところ、中からお虫様がたくさん出てきた。そのとき私はやっぱり「ひーーーーーーーっ」と悲鳴を上げました。なかなか「きゃーっ」とはいかんです。

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友達のデザイナーが、冷凍炊き込みご飯のパッケージをつくっていて、「具が少ない、具の種類が少ない、どうしろっていいうの!」と困ってた。彼女は結局、「エビにかけるわ」と言って、精魂込めて可愛いえびちゃんを描いてた。そんなある日メーカーから連絡が。「経費が足りなくて、エビ、なくなりました! かわりに挽肉、インです!」 ひ、挽肉 !?
あれ、どうなったんだろう。

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数年前、桜満開の公園でぼんやりしていたところ、目の前にいかにも遊び慣れない大学生たちが10数名でやってきて宴会もどきを始めた。レジャーシートを敷いた上に正座してぼそぼそとカルピスソーダなどを飲む集団。一人がポテトチップを口に運ぼうとしたとき、そこに桜の花びらが降ってきて、彼はそれをちょっと見た後つまんで花びらを捨て、またもそもそとポテトチップを食べたのだった。

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ちょっと前、知らない人から「無事生まれました〜。女の子、(名前)です! 親子ともどもよろしくね!」というメールが来て、ついとっさに「おめでとうございます! 健やかなこれからをお祈り申し上げます」と返信してしまい、数日して更に「同窓会どうする?」というメールが来て初めて、「ごめんなさい。(名前)と申します。どうやら送信先が間違ってるとようです……」と返信したという一件。