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家族との会話を晒すのことを語る

ざべすたちを温泉旅行に旅立たせました(ぬいぐるみのクリーニングに出しました)。
雨夫「宅急便で出したの?」
雨子「いや、リムジンの迎えが来たんだよ」
雨夫「え?」
雨子「クロネコリムジンで運転手が『お嬢様方……』つーて迎えに来たの!!」
雨夫「それは妄想でしょう!?」
雨子「いまさら何言ってんだ!!!」

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家族との会話を晒すのことを語る

雨子「コーヒー飲む?」
雨夫「いただこうかしら」
雨子「砂糖入れる?」
雨夫「お砂糖よりミルク的なものをお願いできるかしら」
雨子「(聞き間違えて)魅力的なもの?」
雨夫「ミルク的なもの」
雨子「お砂糖より魅力的? お酒ってこと?」
雨夫「ミルク的なもの!」
雨子「牛乳のことか」

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夕べのこと。
雨子「(うずくまって)いたずらに筋トレしてだるい」
雨夫「ほう」
雨子「大臀筋を鍛えようと……。あなたは、床に座って、片っぽの足の下に両腕を通してそれを床にへいこうに胸に近づけることができる?(やってみせる)……できない……ってことは、大臀筋が無……ってことらしいよ」
雨夫「できるわけないじゃん、そんなこと(けろっ)」
雨子「でもモデルさんはできてたよ」
雨夫「そりゃできるひと呼んでくるに決まってるでしょ! しっかりして! 奇人変人めざしてどうするの?」
雨子「あ〜〜〜」

(↑これって、みんなできるもの?)

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家族との会話を晒すのことを語る

テレビで延々やってた『ミッション:インポッシブル』を見ながら
雨子「うわうわうわ」
父「すげーな、まじかよ」
母「まじなわけないじゃん」
雨子「まじだよ! ノースタントだからイーサン・ハントが死にかけているときはトム・クルーズも死にかけている……(※不確かな発言)」
雨夫「なにこれ、こんなのおもしろいの?」
雨子「これを楽しむのには一定の訓練が必要……」
母「やだこれ、はらはらするだけでつまんない」
父「うわ、すげーな、すげーことするなあ」
雨子「イーサン・ハントができることはトム・クルーズもできる(意味不明な発言)」
母「もう〜、つまんない」
雨夫「ひどい映画だねえ」
雨子「うわー! 地面に平行にまわった!」
父「すげーな」
(基本的に繰り返し)

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母「あたしこの人好き」
父「だれ」
母「わかんない」
雨夫「ん~歌舞伎っぽいけど、歌舞伎じゃない人だよね」
母「そうそう、なんとかチカ」
雨子「なんとかチカだ」 
父「だれだよ」  
雨夫「イチなんとかなんとかチカだ」
母「そうそうイチなんとかなんとかチカ」

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雨夫「本屋寄っていい? あれの新刊出たらしいよ。え〜と」
雨子「まんが?」
雨夫「そう、地獄の、なんだっけ、地獄」
雨子「地獄……」
雨夫「うーんと、悪い男がいっぱい出てくる……」
雨子「あっ、バカ恋?」
雨夫「そうそう、バカ恋? だっけ?」
雨子「クズ恋?」

正解は『深夜のダメ恋図鑑』でした。

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(電話)
夫方の母「……でね、……で、……なんだってよ」
私「へ〜すごいね、スケールが大きいね」
母「そうなのよ〜! あたしびっくりしちゃった」
私「うーん、さすがだねえ」
母「ごめんね! 忙しいときにこんな電話でサ」
私「全然。今雨夫さん待ちで暇だった。あのね、そんで……」
母「あらそう。でもあたし、話も終わったしそろそろ寝るわ!」
私「え!!」
母「じゃあね〜」
私「え〜〜!」

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うたた寝していた夫、むくりと起き上がりテレビドラマ『黒井戸殺し』を見て「なにこれ」と言う。
私「『アクロイド殺し』を日本に置き換えてやってるんだって」
夫「僕読んだことないのよね」
私「ああ、じゃあ犯人指さして教えたげようか? こいつ……」
夫「や〜め〜て〜」

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私「今度○○に行って××を食べたい」
夫「それどうせ、ハイクに書いてあったんでしょ」
私「そだよ」
夫「雨ちゃんが『ネットでみんながおいしいって言ってた』って言うときの『みんな』って、ハイクのことなんだよ」
私「そだね」
夫「しかも、ハイクで、ひとりくらいしか書いてないんだよ」
私「そかも」
夫「それは、個人の感想だから……!」

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ビールをおちょこで飲んでご満悦の夫
夫「(くいっと飲み干して)満足感があるわけよ。これで。ああ、飲んだなあって」
私「へえ」
夫「でも……(注ぐ)……なんと、まだあるんだよ!」
私「ふうん」
夫「この飲み方、すごい発明。(ビールが)なくならない」
私「誰かに 500 円くらいで売る?」
夫「いえ、無料で公開します!」
私「シェアする?」
夫「する!」
私「はあ〜」

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(岩合さんの猫様番組を見ながら)
雨子「(親の)うちのSとかT(家猫であることが信じられないほど無愛想な猫たち)が、岩合さんにはすごい愛想良かったら傷つくよね」
雨夫「あいつら……あいつらには、仁義がない……」
雨子「猫だから許されてるナ」
雨夫「もう、またたびとか使うしかないんじゃない?」
雨子「次、行くときは、またたびか」
雨夫「合法ドラッグですよ……」

(参考:おいそれと近づかせてくれないSとT)

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雨子「今年さあ、電話でなにかしらの営業さんに『ご主人様はご在宅でございますか〜?』とか聞かれた場合に」
雨夫「うむうむ」
雨子「『わたくしのご主人様はわたくしです』とか返事したら、賞賛してくれる?」
雨夫「賞賛する!」
雨子「10 円くれる?」
雨夫「あげない」
雨子「あっそう」
雨夫「むしろ、ぐいぐいと聞き返してほしい。『わたしのご主人様として、あなたはどういったものを想定していますか? それは、天上の(中略)つまり、私は神の子?』って言ってほしい」
雨子「そしたら賞賛してくれる?」
雨夫「するする」
雨子「1000 円くれる?}
雨夫「あげない」
雨子「あっそー」

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夏頃私を勘当した母(嫁姑の喧嘩で嫁、私にとっては妹の味方ばかりをしたため)と電話。
私「あ、かーさん? 高倉健のカレンダー、今年はつくってなかったよ……」
夏頃私を勘当した母「あ、そう、わかった〜」
私「それから、お母さんにリクエストされた本は今品切れで届くのは12月の後半だってサ」
夏頃私を勘当した母「うん、わかった〜」
私「それで、二、三日前に出た高倉健のインタビュー本送っといたから。それは明日くらいに届くんじゃん?」
夏頃私を勘当した母「えええ、悪いじゃない、まあ、ありがとう〜」
私「ううん、じゃねー、おやすみ」
夏頃私を勘当した母「うん、どうもありがとね〜、したらね」

電話を聞いていた夫「勘当云々はどこ行ったの?」
私「うやむやに……」
夫「ま、そうなるよね〜(^.^)」

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私「♪あなた、かわりはないで〜すか〜」
夫「うん」
私「♪ひごとさむ〜さがつの〜ります〜」
夫「はあ」
私「♪着てはもらえぬセーターを〜さむさこら〜えてあん〜でます〜」
夫「へー」
私「……」
夫「……」
私「この歌詞の重大な欠陥を発見しました。『ひごとさむさがつのります』『さむさこらえて編んでます』……そんな寒くなってから編んでも遅いデスよ!」
夫「……ちがうんだよ、この人(歌の語り手)はね、貧乏なの」
私「はあ」
夫「すべてを(毛糸に)投入したから着る物がないの。だから寒いんですよ。全裸で編んでいるでち!」
私「へえ」

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オットー「(テレビに出た「久保田早紀」の文字を見て)久保田早紀と高岡早紀がいつもいっしょになっちゃう」
私「久保田早紀と高岡早紀は何も関係ないね……」
オットー「あれっ、久保田早紀が『異邦人』歌い出したよ?」
私「うん……?」
オットー「♪ボヘミア〜ンは?」
私「あれは……ひとつも関係ない」
オットー「ボヘミアンって『異邦人』ってタイトルじゃないの?」
私「……ボヘミアンは、『ボヘミアン』。これは、『異邦人』」
オットー「はー! 大変なことになってるよ……」

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オットーが駅から電話してきた。
オットー「なんか買って帰るものある?」
私「ない」
オットー「だいじょうぶ? おかずとか」
私「ある」
オットー「ある?」
私「肉がある」
オットー「ほう」
私「スープもある」
オットー「ふんふん」
私「(大声で)ホヤもあるよ!」
オットー「え?」
私「(普通の声で)ホヤもあるよ!」
オットー「へ?」
私「(小さめの声で)ホヤがある」
オットー「ああ、それ、僕食べないから(注:魚介が苦手)、関係ないから。だから聞こえなかったんだ」
私「はあ」
オットー「じゃ、帰るね」
私「うん」

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夫「NHKにサブチャンネルなんてあるの?」
雨「あるよ」
夫「何が放送されているの? 北島三郎がずっと流れてるの?」
雨「(聞き流して、テレビをつける)」
夫「(『ラピュタ』が流れていることに動揺)あっ、見ちゃうじゃない……」
雨「(聞き流して、番組表を呼び出す)…ほら、このNHKの列、今ひとつしか放送されてないけど、列が二つあるでしょ? なんかのときにここで別の番組を放送するの」
夫「(『ラピュタ』を)見ちゃうじゃない……」
雨「(テレビを消す)」
夫「あっ、それも寂しいじゃない……!」

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遮断器が降りる。我々の横に止まる車。窓が開いていて、そこから大音量の工藤静香。
夫「(工藤静香の音の方向をじっと見る)」
私「…やめて! 相手はこんな夜中に大音量で工藤静香を聞いてしかも窓を開けているのよ!(まずいことを言いそうになっている)」
夫「だってさあ、こんな大音量で工藤静香なんて」
私「だから言ってるじゃない!」
夫「拓哉かもよ?」
私「……木村?」
行き過ぎる工藤静香のセクシーな歌。

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雨夫「(仕事から帰ってきて)今日はいかがでして?(何か変わったことがあったか、という意味)」
私「ふつう!」
夫「そうでちか……僕は、帰ろうとしたら……が空を……」
私「え? 僕が空を飛べるはず?」
夫「ゴキが空を飛んでたの」
私「ああ…」
夫「それで(同僚の)みんなに電話して」
私「えっ、電話したの? なんで?」
夫「気をつけて〜って」
私「へえ……」
夫「みんなキンチョールとか持ってきてくれたよ」
私「ふうん……」

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テレビでほんわかした映像に大きく「幸せ」と文字が出る。
雨子「もうっ、こういうの嫌いっ」
雨夫「うむうむ」
雨子「『幸せ』(という言葉)なんて嫌い! 『感謝』も嫌い!」
雨夫「そんなこと言うと、性格の悪い人のようですが、そうではないんですよ、みなさん……」

だれに釈明しているの?