『猫道 単身転々小説集』笙野頼子
・猫以前、の『居場所もなかった』が、読んでるときにはつらいのに、同居人に内容説明してたら途中げらげら笑ってた(自分が)。なんでだ(笑) NHKで不動産ワールド実写化してほしい。こういうのの実物化うまいはず。
・猫以後の小説は、読んでてしきりにうちの猫を撫でたくなった。出会いと同居の話は別の本にあって、こちらは、愛する大事な家族との別れをどう自分に落とし込むか、という話が主かな。『おはよう水晶、おやすみ水晶』が本書の最後の短編とあとがきの間に入る。
・図書館で借りたのだけど、かなり充実した年譜がついてるし、何度も読みたくなること必至な感じがあったんで、注文した。買って誰かに貸したくなるくらいのおすすめ。
本読了のことを語る