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読了/プランター菜園のことを語る

『農薬に頼らずつくる虫といっしょに家庭菜園』小川幸夫(著)腰本文子(取材・文) 家の光協会

isbn:4259565826
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わたしは虫が好きでなくて触れないので、どうしても必要な時は割りばし使うタイプ。人からいただいたり自分で購入した農薬(簡易スプレーのと顆粒のとか)もあるのだけど、年に一回使うか使わないか。
理由は、益虫にまで死なれたくないから。受粉作業とか自分でやるのは難しいし、G対策にアシダカグモとか来てほしいし。
ということで、この手のは時々読む。

第2章「僕の虫とのつきあい方」が考え方の参考になる。特にアリやカマキリ、ハチ(スズメバチ含む)などの、益虫でもあり害虫でもある虫とのつきあい方。最後にはカエルやトンボ誘致と畑の水調整のために池を作る「計画」にまで話が及んで、とても楽しい。
第3章「僕の虫図鑑」は、それぞれの虫について特徴だけでなく、つきあい方(基本的に農薬なし)、迷惑度・貢献度が示されてて、そこはよいのだけど、卵幼虫成虫のすべての画像は揃ってないので、図鑑としてはこれ一冊では不足かな。まあそこが主眼ではない本だとは思うけど。
テントウムシにもそれぞれ好みがあって、すべての種類のアブラムシを食べるわけではない、とか、ミツバチの習性(女王蜂がなんらかの理由で急逝した場合、働き蜂が大量に卵を産み始めるが産まれるのはすべて雄で、結局巣は崩壊するなど)とか、知らんこと多くておもしろかった。