(承前)前のポストについて、調べたら、一応バランスシート的なものは存在した。しかし、色々ガバガバ過ぎて、眩暈がした。①まず「資産・負債総額の差額(企業会計では純資産にあたるもの)」がマイナスって有り得るのか? ②あり得る場合にはアメリカは日本の累計負債702兆円の7.7倍の累計負債5442兆円もあるけど大丈夫なのか?(であれば、純資産って国民の富や信頼も考慮に入れてるんじゃないの?) ③他にも資産は純粋な国有資産のみ計上してるっぽいけど、地方自治体の資産は含まないのか?(PLに計上しててBSに含まないっておかしくない?) ④アメリカが大丈夫ってことは企業の時価総額や保有資産とか国全体の成長見込みや将来の税収入の期待が影響しているっぽいけど、税の効用が及ぶ民間の資産変動や収益は考慮しなくていいのか? ぼくは会計士じゃないのが残念だけど、pwcの会計士をはじめ色んな人が議論されているようでした。
もっとも、ぼくはMMT派じゃないので、財務省の言うことはよく分かる。でも、もし国が会社だったら、経理の人の意見だけでは回らないし、回していけないと思う(今の日本はそうっぽいけど)。このへんを冷静に整理して、希望ある方向性を示してくれる経済学者や現場の人の活躍を期待します。
https://www.mof.go.jp/policy/budget/report/public_finance_fact_sheet/fy2022/national/fy2022gassan.pdf
日常のことを語る