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読了のことを語る

8 月
・アガサ・クリスティー『エッジウェア卿の死』……謎の美青年が単に謎の美青年でした。
・金田弘・宮腰賢『新訂 国語要説』……20数年ぶりに通読。全然覚えていないのでいちいちフレッシュな反応をしてしまいました。
・岡崎友子・森勇太『ワークブック 日本語の歴史』……上の本とセットで。中古か近代か、そのどっちかを基準に考える癖がついているので、たまに通史で勉強すると「こりがほぐれた」みたいな感じに。
・アガサ・クリスティー『オリエント急行殺人事件』……ポアロシリーズを最初から順番に読んでいくと、オリエントが始まったところで「そっかあ、ずっとこれが書きたかったんだなあ」という気がします。
・苅米一志『日本史を学ぶための古文書・古記録訓読法』……そっかあと思いました。
・穂村弘×堀本裕樹『短歌と俳句の五十番勝負』……楽しかった。後書きで互いの作品のあれが好きこれが好きと言い合っているくだりが長くておもしろかったです。
・古橋信孝、鈴木泰、石井久雄『現古辞典 いまのことばから古語を知る』……これ、なんだって通読したのかなあ。一応辞典なのですが、読みました。おもしろかったんですよ。たまに古語で書いてみよう。おすすめの一冊です。
・ダグラス・アダムス『宇宙の果てのレストラン』……私もこれくらいのホラをこれくらいの流暢さでふきたい。
・司馬遼太郎『北のまほろば』……津軽〜南部〜下北半島を司馬遼太郎が行きます。私は東京〜津軽〜東京の三日間でこれを読みました。帰りの新幹線で読み終えて雨子感激。楽しい読書体験でした。