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読了のことを語る

『風と木の詩』竹宮恵子
キャラクターをとことん丁寧に描くことで徹底的に個人的なテーマが骨太で壮大に仕上がっていた。
連載当時ファンだった同級生の身もだえする姿から想像していたのと違う作品だった。大人になって一気に読むことで理解は深まったのだろうと思うが少女らがあの世界にリアルタイムで小刻みにさらされる体験の大きさははかりしれない。妖しい世界にただ魅了された子も、救いを得た子も、トラウマになった子もいたことだろう。すごい時代だったなぁ。それとも、私が知らないだけで、今もあんな作品が生まれているのだろうか。
あとどうでもいいけど相手をしろと主張してくるうちの猫がジルベールに見えてきた。もっとそばにいてやらなきゃあ(割と真剣)