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読了のことを語る
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キャロルの本を読むと、この人本人はどういう人なんかなあというのもいつも感じる。なぜならこの人はいつも、利己的な人間、自己欺瞞に満ちた人間、人間関係にまつわる「物々交換」について描くことが常だから。
 
しかしながらそういった自分の中からわいてくる雑音をもなぎ倒して物語の最後まで導かれ、最後の1ページに至るまでわからなかった「真相」(不思議には感じていたのだけれど)に肝を抜かされるのは、さすがキャロル。