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境部臣摩理勢の破滅(四・完)|こだかな
もっと人の汚さが上手に描写できるようになりたいと念じてるんですが、まだまだ不十分です。しかし今回の最後のところはわりときれいに汚さが出たのではないかと思います。これからも汚い人間をさっぱりと表現できるようにがんばっていきたいものです。

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境部臣摩理勢の破滅(二)|こだかな|note
ですます調で通すと陰険な政治劇も善意しかないように思えてきそうだ。善意であるという形式を取る、こういう善意主義が日本的なんですね。性善説(人の本性は善なので悪いものが付かないように正しく指導しなければならないという考え方)とは違います。

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境部臣摩理勢の破滅(一)|こだかな|note
前から一度やってみようと思っていた「ですます調」で作るという試みを note でやってみます。それと日記を書くように、思い出すように書くのが目標で、計算はあまりありません。日本書紀では推古帝崩後の継承問題にからんで蘇我の内訌が発生したという筋書きになっているあたりですが、実は摩理勢と蝦夷の争いにたまたま王位継承問題がまきこまれたという見立ててお話ししていきます。どうぞお読みください。

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ダイシキカンデン』第三十五話「死と弔辞」を公開しました。

これにて実質的に最終回。

帝の鎌足への弔事は、藤氏家伝の大織冠伝(鎌足伝)に載せられているもので、採録の際にいくらか手を加えられた可能性も考えられるとはいえ、これほど個人的な感情のある文章の出現は、古代的社会の発展に画期を為すものと思います。この原文に若干の意を酌んだ補いのある訳で使っています。

実はこれが書きたいために長々と話しをしてきました。長々と前置きを読むのが面倒という方は今回だけ読んでもらっても大丈夫です。

あと一回締めくくりを付けます。

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ダイシキカンデン』第三十四話「鮒鮨の腹の内」を公開しました。

ちびちびと食べたいもの、それは発酵食品。臭いものほど体に良さそうです。ぜひお読みください。

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ダイシキカンデン』第三十三話「鳰の嗤い声」を公開しました。

琵琶湖の鳰鳥は人の愚かさを嘲ってシシシと嗤うようです。濁れる世とは知りてなお、鳥のようには飛び立てぬが人の悲しさ……さて。

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ダイシキカンデン』第三十二話「花開く歌の春」を公開しました。

有名な〽冬こもり、春さり来れば……の歌が登場します。万葉歌の時代の曙光は、しかし政治的にはどんな季節を照らしていたのでしょうか。ぜひお読みください。

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ダイシキカンデン』第二十九話「定恵の帰還」を公開しました。

白雉の遣唐使に従って旅立ち、難破して死んだと思われていた定恵が、生きて十二年ぶりに帰国しました。父鎌足との最会は……さて。

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ダイシキカンデン』第二十八話「惨敗の痕」を公開しました。

漢江に波が立てば大和川の船が揺れるわけでございます。ぜひお読みください。

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ダイシキカンデン』第二十四話「百済の落日」を公開しました。

新羅王春秋の策により、百済征討に差し向けられた唐の大将は蘇定方。蘇将軍は当時日本にもその名を知られた有名人です。友国の危機にわが倭国は……さて。

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ダイシキカンデン』第二十話、第二十一話上下篇同時公開しました。

今回第二十話には、日本書紀に建の死を悼んで皇極=斉明天皇が作ったして採録されている歌六首を全て使っています。古代の歌でも古い方のものは共同体のための歌というか、誰が詠っても良いようなものが多いように思うのですが、この六首はとても個人的な心情の感触があります。おそらく古代前期の共同体の崩壊が進むのと引き換えに、記名の創作としての歌がこの時期から始まっているものと思われます。とすると非常に重要な画期を示すものなので、六首全てを特に採ってみました。

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ダイシキカンデン』第十九話「後崗本天皇」を公開しました。

飛鳥に一統の王権が帰り、海内に妨げるものはないように見えますが……さて。

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