愛する=面倒をみる 愛される=面倒を見てもらうになると、
面倒を見るのが嫌だと、誰も愛せない。
なにか間違ってると思うんだけど、なにが間違ってるんだろう。
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くたびれ はてこのことを語る
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QueenのコピーバンドやってるQueennessっていう人達見てげんき出たわ。
憧れるってすごくだいじなことだ。
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小説書いたって言ってたじゃないですか、少し前に。
あれね、何人かに読んでもらったんだけど、考えたらぜんぶ男の人だったんですよ、お願いした人が。
それで女の人にも読んでもらおうと思って、それから通院してる病院の先生が最初に「あなた本を書いてみたらいいんじゃないかしら」って言ってくださったんだしと思って、先生にもお見せしようと思ったんですよ。
でもそこではたと。はたと考えてしまって。
これ、人に見せていいのかと。
読んだ人それなりにショック受けるんじゃないかと。
ショック受けた人にはてこもショック受けちゃうんじゃないかと。
黙ってさっさと公募に送ってしまった方がいいかどうか悩んでいます。
現段階では送ったら実生活は秘匿する方向です。
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3歳から7歳までピンク・レディーを歌って踊ることは自然なことだったけれど、考えてみたら「そういうキャラじゃない」と思った理由は母の冷たい目だったんだな。いいな、この吹っ切れた人たち。
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て、いうのをダイヤリに書こうかな、と思ったんだけど、間開いちゃうと難しいわよねー。
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キャンドルの入ったグラスを下から見てみたら、キャンドルにスイッチが付いていた。
上から見たら電気のランプが明るさを変えてチカチカと揺らめいていた。
これがグラスの波に反射して本物そっくりに見えていたのだった。
この店全体を象徴するような仕掛けだなと思った。
これをニセモノだと思うか、憧れを形にしたものだと思うかで、印象が分かれると思う。
わたしはなんだかいじらしくて切ないものだなあと思った。
こんな電気街の禍々しい風俗スレスレの店に囲まれた一角にしか、乙女の幻想を楽しむ店を作れないとは。乙女は平成狸合戦ぽんぽこのように環境開発によって住む場所を終われ、妖怪や妖精のように姿を消してしまったのかなと思った。女性の自由と乙女の自由は両立しないものなのか。大正・昭和の真性乙女のみなさんはどう思うことか。
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「メイドカフェってよく風俗に例えられるけど、そう言われても仕方ない部分があって、いま生き残ってる店はだいたいそんな感じなんだよね。飲み物も内装もほんと安っぽくて、ある意味正直なんだけどさ。『ここはそんなものを売ってるわけじゃない』っていうことだから。いまはもう、こういうの、この店だけだと思う。だからあまり人に教えたくない」
と、学生時代100回以上地元のメイドカフェに通い、創業当時からこの店を支持してきた人は言った。
例外的な店なのかもしれないけれど、風俗、水商売よりも老人ホームの慰問や怪我や病気をもつ子どもたちの施設のプレイルームのような雰囲気だった。まぶしすぎない明るさと、干渉しない親しさ。
30分500円が高いか安いかは求めているものによると思うけれど、30分お茶を飲んで休むなら損はないと思う。椅子はどれも固いけどね。
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ベッドで寝ていたい時に、
娼婦ならベッドに入ってきてくれる。
恋人なら添い寝してくれる。
友だちなら枕元で手を握って話を聞いてくれる。
メイドは、ベッドの脇に立ってお茶を淹れてくれる。
つかず離れずの距離で、呼べば応えてくれる。
娼婦にはお金を
恋人には愛と責任を
友だちには友情と信頼関係を与え続け無いと関係は終わる。
メイドには少しの賃金を払って、
家族のように一緒に暮らす。でもプライバシーは明かさなくていい。
気楽で親密で重くない関係。
一時間1000円のチャージ料で温かい紅茶とアイスティーを頼み、300円のシフォンケーキを食べて、そんなことを思った。
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わたしたちの席から歌うメイドさんの姿が見えないのでちょっと席を立ってみた。
後悔した。どこか遠い国で、日本をよく知らない人の前で、浴衣を着て日本文化を伝える仕事をしている人の前に、着物で出ていってしまったような気持ちになった。日本への憧れをもつ人たちと、日本の憧憬を叶える人たちの前に立つ、日本人になった気分になった。メイドさんの話し方が、同人誌の漫画の隅っこに作者がつける言い訳風の脚注がついたような雰囲気にかわってしまった。
メイドさんの歌は歌手のようではない。もしかしたらカラオケなんかだと歌い方はぜんぜん違って、POPSが上手い…[全文を見る]
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その日はミニコンサートがあるということで、途中B5のコピー用紙にプリントされたパンフレットと、キャンドルの入った丈の高いグラスがテーブルに運ばれてきた。ミュージカルメイドによるコンサートと書かれている。
まもなく店内が暗くなり、入り口からいちばん離れた店の奥、突き当たりのキッチンの真裏に当たる壁の前でメイドさん二人が歌い始めた。マイクはない。アメイジング・グレイスやグレゴリオ聖歌、学生唱歌などを声のきれいなメイドさんが小鳥のように歌う。いわゆる萌え声ではない。意外。乙女の生歌を聞くことを楽しむコンサートだった。萌えというより雑…[全文を見る]
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一緒に行った人が頼んだスコーンはちいさめだったけれど、三種類あってこれもたっぷりの泡立てたクリームがついていた。もちのすけはパンプディングを頼んだ。注文するときメイドさんにメニューについて質問。
も「パンプディングって何ですか?」
メ「プリン液にパンを浸して焼いたものなんです」
も「パン?」
メ「はい」
も「ああ、ぼくはカボチャが入っているのかと思いました・・・」
は「それはパンプキンや!」
も「ああ、そうか・・・」
メ「おもしろいです・・・」メイドさん、大笑い。爆笑はしない。
よく喋るファミレス店員よりも喋らず、職場の付き合いよりやさしげな話し方。
首まで詰まった白い襟のブラウスに小さな黒い石のついたブローチを留め、裾の長い、白い袖口の黒のワンピースを着て、白くて長いエプロンを着けている。頭には思い思いのヘッドドレス。あまりふりふりしている人はいない。控えめにひらひらしている。
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メイドカフェいってきた。ここ→秋葉原カルチャーカフェ シャッツキステ
さぞ禍々しいところであろうと覚悟していたのだけれど、驚くほどやさしげなお店だった。メイドカフェはよく文化祭の喫茶店のようだと言われるけれど、ディズニーランドの中の「〇〇時代の〇〇の店」風な、雰囲気を売るお店だった。私設図書館という設定なのだそう。「お帰りなさいませ」とは言われず、「お待ちしておりました」と言われた。
30分500円のチャージ料を取られるけれど、その間紅茶は飲み放題。
この紅茶が、すっきりして渋くなくて香り高くて、それなりに美味しかった。
ひごろアイス…[全文を見る]
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下駄箱はすっきりした形をしていた。しかし下駄箱まわりには二年分の層があった。梶はチラシの類をすべて靴箱まわりに放置していた。虫は色とりどりのチラシの山に容易に身を隠した。もう十匹、二十匹は隠れる余裕があった。
まだ続いていた。
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なんですの、つまり寝る寝る詐欺ですわね。
お客さまがお見えになる夜ってこうね。
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寝言だけど、わたしは選挙で投票したことない。
しないと決めたのは二十歳の時だった。
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帰宅したもちのすけが「理系クン」読んでる。
二巻に入ったらいろいろ反省してもらうことになるだろう。
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「ゴキブリは人を見る」と妹はよく言った。敵するものからは逃げ、恐れるものには向かってくる。はたして虫は真横に逃げた。梶は靴箱の陰にレンズを向けた。露出不足であった。梶の携帯にフラッシュはない。
また続いた。
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ピアノの先生が貸してくださった漫画を読んだ。
これまででいちばんうらやましいラブコメであった。
「理系クン」高世えり子
理系クンもえり子さんもうらやましいなあ。ASと定型は愛で結ばれ得るのだなあ。
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Francesco3さんのオイルとクラコットと干しイチジクなう。
古代イスラエル人みたいだ。
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写メでもいい。梶はバッグに手を伸ばした。殺し屋のようであった。虫は未だ空気を読んでいる。梶は息を殺した。これほどありふれていながら、これほど撮影が困難な虫がいるだろうか、と梶は思った。混乱を極めた玄関とゴキブリ。いくつもの構図が浮かび、梶の胸は高鳴った。短く切った梶の爪が携帯にふれた。
こんなふうに続いた。
/くたびれ はてこ