酔ったおとんがもちおとわたしを前に
「あんたたちは仲がいいけど、子どもがいない」
と勝ち誇った顔で宣言したことがあった。??? 何でそこで勝ち誇ってんの?
子どもがあれこれ悩んで生きてるのってあなたの影響が大きいわけよね?
よくわからないけどなんかムカつく、と思った。
あのとき父は「子どもがいっぱいいる俺は勝ち組w」、と思っていたんだな。
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くたびれ はてこのことを語る
くたびれ はてこのことを語る
日頃「独身を貫いて神に仕える」という生き方を奨励する宗教組織に属していた子持ちの女性が、
「でもやっぱり子どもを産んだことのない女性っていつまでも子どもだと思う」
と得意げに言っていたのを思い出した。
どんなに高潔な志を持って清廉潔白に生きていても、子どもを産んでいない女性は半人前。
「でもやっぱり」ってすごいよね。その前の論理がどんなに厚くても、問答無用で全否定だ。
ああ、なんだかすっきりしてきた。
なんでもいいから誰かと関係持って童貞捨てろって言う人みたいに、
なんでもいいから早く妊娠して出産しろって思ってる人がいるんだね。
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そうか、姑はもっと孫がほしいわけじゃないのかも。
「嫁が半人前で困ったわーふふふん」
って思ってるだけなのかも。
説教系の婦人科の医師が学校の先生みたいに上から子ども作れ作れ言うのも
「いつまでも学生気分で何やってるの、早く課題をこなして女として一人前にならなきゃダメでしょ」
っていう気分なのかも。
それがいかに旧式の考え方かというのは社会的な建前として定着しているから
どちらも正面から聞いたら全否定するだろうけれど。
逆にいつまでも自分のちいさな女の子でいさせたい親や夫が子どもを持たせたがらないのもそこなのか。
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デキ婚で離婚した母子家庭の主婦から「悔しかったら子ども産んでみろよ!」って言われたことがある。
「いや、あんたいまそれで苦労してんじゃん何がどうしてそういう話が」
と思っていたんだけど、あれって「童貞乙www」に似てるな。
もしかしたら「経産婦になって女として一人前ww」みたいな文化があるのかも。
そういえば既婚女性板に定期的にそういうスレが立つな。
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「いやいやいやよ、無理よ。はてこは人妻にはなれてもオクサン☆やプレママ☆なんかにはなれない!」
という気持ちになる。
別にそういう風にならなくていいんだろうと頭ではわかるんだけれど。
パステルカラーでファンシーなたまひよママじゃなかった妊婦なんて数限りなくいるんだろうけど。
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一部の妊娠希望の主婦ブログや大手小町でセックスの隠語に「なかよし」と書いてある。
生理のことは「女の子の日」とか。
○月○日 女の子の日♪ →量多め
○月○日 高温期(排卵?) なかよし♪
みたいな。それを目にするたび同じようなもやもやべっとりを感じる。
なぜ隠語なんだYO。主婦ノリ、妊婦ノリにそういうのを感じるのって少数派なのか。
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姑も義妹も一般的な礼儀の知識として
「妊娠の話題はデリケートな問題だから詮索してはいけない」
と思っているらしくて、表立って聞いてはこない。
だからこちらの気持ちを釈明する場もない。
今後も遠まわしに仄めかしたり探りをいれたりされ続けるんだろう。
せめてこの正体不明なもやもやした気持ち、体に粘着く不快感が何なのかわかればいいのに。
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こないだ「人妻人妻」「ちんこちんこ」を連呼して電話してきた酔っ払いハイカーさんがいたけど
ちんこって陽気で滑稽でいい。うらやましい。
内科もやってる婦人科の窓口のおばさんが小声で「婦人科ですか?」とか言ってくるのの1000倍感じがいい。
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「赤ちゃんはまだ?」
という言葉に
「いやらしくて不潔でけして人様には知られてはならない汚らわしくてあの性行為」
というニュアンスが含まれているとき、あのべっとり感があって嫌なのかもしれない。
月経も、閉経も、出産も、女性器が関係するあれこれに、そういう
「あそこが関係するあの話のことなんだけれど、こっそり教えて」
みたいなニュアンスを含ませて話されると、すごく嫌だ。臓器じゃん。
こないだ行った婦人科の先生、ロマンスグレーの感じのいい男性だったけれど、
そういう感じがなくてすごくよかった。ふつうに話せばいいじゃんな。
ああいう先生がどんどん増えるといいな。
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義弟夫婦には来年二人目の子どもが産まれる予定。
あらよかったね、と思う。だけど姑はなんだかあれこれぶつぶつ言っている。
子どもがいなければ「まだ出来ないのよね」とぶつぶつ言って、
出来たら出来たで「上がまだ小さいのにまた産まれるのよね」とぶつぶつ言う。
おかあさんごっこをしている子どもとか、年下の子を見ている子どもって
「もう、だめでしょ! ほんとにまったく」
とかやたらダメだしするけど、あれみたいだ。
ダメだしすることで上にたってる気分になるのか。
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考えてみるとそれは姑にスポイルされている義妹も同じだ。
義妹は化粧をせず、髪もいじらず、父と弟以外の異性とは仕事以外で接することはない。
恋愛や結婚なんて自分には無縁のことだし、ぜったいに自分にそんな話はふらないでくれという感じ。
それでも兄夫婦に子どもができるかどうかについては母と同じくらい関心がある。
一方、子どもを持って離婚した弟と妹にとってセックスは生殖行為というより恋愛関係の発露で、
やはり夫婦で家族を作るという視点で話すことじゃないみたいだ。
わたしにとってセックスをすることは主に生殖行為なので
妊娠出産に耐えられる体力があるか、子どもを育てられる有形無形のリソースがあるか
そういうことが問題になる。
子どもをもつというのはわたしにとってまだ会ったことのない小さい人を迎えて一緒に暮らすこと。
第三者の人生が関係することだから、わたしともちおでよく話しあって考えないといけない。
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母はそういうごく自然で当然な成り立ちについて、嫌らしく汚れたことだというニュアンスを匂わせるのが得意で
「はてこは○○くんが好きなのよね」
と幼稚園の時の無邪気な想いをその後何年も、こちらがいたたまれない気持ちになるような仕方で家族が集まるたびに言った。
結婚してからは夫の前でうれしげに
「はてこは○○くんがすきだったのよね」
と言った。
「ああ、いたね、そういう子。いまどうしているんだろうね」
とふつうに笑顔で返すようにしてから、徐々に言わなくなった。
なんだろう、
あの人たちは一方でセックスを卑猥で不潔なことだと思い、女性器と乳房…[全文を見る]
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「子どもはまだか、作らないのか、出来にくいのか」
と言われることが圧力だから嫌なのかというとそうではない。
「子どもなんかいらないよ、作らないほうがいいよ、うちの子が何歳になるまでは作らないで」
と、言ってくる妹に対しても、子どもをもつことの話題になると、露骨に無視しようとする母に対しても、
そういうべっとりしたものを覚える。
この嫌な感じはなんだろう。
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婦人科の医師が検査を終えるたびに、ちゃんとレポートを提出しなさいというような口調で
「早く子どもを作りなさい」
と言い添える時のあのべっとり感。
十代のはじめに周囲の大人が「初潮が始まる気配はないか」とそわそわしていたときのあのべっとり感。
聞きたくないのに生理が遅れているとか量が少ないとか更年期だと毎月報告してきていた友だちが
閉経したときのインガルス婦人の話を何度も何度も繰り返していた、あのべっとり感。
自分のプライベートなこと、そして人間として当然の不調や成長や老化という生理現象を、
女性特有というくくりで見られるときのあのべっとり感。
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いぜんは、わたしは籍は入れたけれど結婚したつもりはなくて、嫁だと思われるのが嫌だった。
だからうちの息子とアレなんでしょうという扱いをされるのがたまらなく嫌だった。
嫁は当然子どもを産んで、自分は祖母として姑としての座を占めると思っていたらしい姑。
既婚婦人というより50代女子な姑は、家事が苦手なりに
「はてこさん? ここ」
みたいなことを言ったりもした。
「あんだ、テメエは人んちの家事に口出しする気か? やんのかコラ」
という姿勢で返り討ちにしたりしたことも、今は懐かしい思い出。
今はもちおが大事な家族になったので、もちおの親族はだいじな人たちだ。
もちおの妻だし嫁だという自覚もある。
だから子どもはまだなのか、いつなのかというあのモヤモヤを不快に思う気持ちは
わたしをあんたんちの嫁とか思わないでよね、というものとは何か別のものなんだろうな。
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姑と義妹は結婚した翌年に泊まりに来たさい雛人形のカタログをもらってきて、
「子どもが出来たら」
と話していたのだけれど、その時はまったく何の話なのかぴんと来なくて
「子ども? どなたにですか?」
と聞いてしまった。
こういうとき「子どもはまだ?」とはっきり言ってくる人と違う、もっと複雑な不愉快さを覚える。
高価なザクロを箱で送って来てくれて、身体の心配してくれているんだなと思ったら
「不妊症に効くっていうし」
と付け加えられた時
義弟夫婦に子どもが出来たとき
出産目前まで伏せ続けて知らせないようにしていたことを知った時
姑の「身体の具合はどう?」にはそういう意味がある時がある。
それがなんだかとても嫌らしく女っぽくどろどろしていて、身体がべったりしたような気持ちになる。
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おやすみって書きこんでから思い出した。
親族と食事をしていて、姑がもちおに「最近どうなの、仕事忙しいの?」と聞いた。
もちおが「んー、まあね」と答えたところで、はたと資格試験合格のことを思い出し、
「あ、そうだ。いいニュースがあるんだよね?」
ともちおに言ってみた。
その瞬間、隣に座っていた義妹と、その隣にいた姑の間にぴーんと
「おめでた報告ktkr」
という緊張が走り、二人が身構えたのがわかった。
急いで「仕事で」と付け加えたところ、二人が「なんだ」とテンション下がったのもわかった。
もちおは何も気づかず、ああそうそう、情報セキュリティとってね、と話してその場は終わった。
何がどうと説明できないんだけれど、その瞬間からすごく嫌な気持ちでいる。
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寝ないともたないぞー。
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ハイクがはてこに明石家サンタを見よとささやいている
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連日丑三つ時アタックを受けている今日この頃、久しぶりに起きて迎え討ってみるテスト。
/くたびれ はてこ