今日はノブロックTV出身の6人組アイドルDraw Meのメジャーデビューの日で、さっきMVを観て感動してしまった。このグループはすでに2〜300万人くらいの熱烈なおっさんファン(主に4〜50代)を持っていて、わりと本気で「令和のモーニング娘。」になってしまうかもしれないと思った。で、この曲をリードしているのが、ノブロックTVでずっと下ネタで牛乳を吹いていた二瓶有加さんでグッと来る。この人は元・超実力派のアイドルメンバーだったにも関わらず、「マツケンサンバみたいな曲を歌いたい」と言っていて、そんな感じになったデビュー曲でガチな歌唱力を発揮していて、二、三重に感動してしまった。全員の名前と顔と声と背景が分かる点も、物忘れが激しいおっさんには熱いのかもしれない。
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日本でのジャズの変遷について知ろうと、江利チエミについて調べていたら、ウォン・カーウァイの『花様年華』のテーマ曲である「キサス・キサス・キサス」というオシャレな曲を歌っていて驚いた。
調べてみると、戦後しばらくの間、海外の楽曲は全部「ジャズ」とされていたようだ。よく考えると、ブギブギ(ブルースのサブジャンル)も、テネシーワルツ(カントリー)も、マンボやサルサ(ラテン音楽)も、「ジャズ」ではない(が戦後史ではジャズのように理解されている)。で、当時の最先端の洋楽を歌って取り入れる一方で、6、70年代まで日本では民謡をしっかり歌ったり聴く文化が残っていた。ここから「しっかり異国の楽器やリズムが入ってるけど、めっちゃ舞台や心情は日本」という歌謡曲が誕生した一つの流れを感じるのだった。
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ルイ・アームストロングの曲をランダムにかけていたら、「明るい表通りで」という曲がかかって、これ何かのドラマでよくかかっていたよなと思った。調べてみると、英語では「On the Sunny Side of the Street」で、1930年初演のミュージカルで発表され、ジャズで演奏されるようになり、戦前の日本でもよく聴かれていた楽曲のようである。そう、この曲こそが『カムカムエヴリバディ』の「サニーサイド」なのだと気づいて、ちょっと涙が出そうになった。
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(承前)で、ジャズと比較して、1930年代〜50年代のフルトヴェングラーが指揮するクラシック作品は、古色蒼然感が半端ないのだった(まさに100年前の音だ)。で、気になって調べてみると、現代のデジタル配信ではわりとリマスターした作品が並んでいて、戦後直後だけど美しい演奏が聴けるものも沢山あった。かつ19世紀後半〜20世紀前半に作曲された作品はわりとモダンで、50年代前半のジャズ並みのタイムレスさを感じてしまうのだった。
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最近、久しぶりにジョン・コルトレーンを聴く機会があって、いいなと思った。で、今日クラリネット奏者のアーティ・ショーの作品を聴いていたら、ジャズの歴史が思っている以上に古いことに気づいた。ジャズの始まりは諸説あるけど、20世紀初頭に形作られた。で、20年代のスイングジャズを経て、3、40年代にビッグバンドブームがあった。戦後〜50年代初頭に少人数で技巧的なビバップやクールジャズが生まれ、50年代後半〜60年代にモードジャズやハードバップが盛り上がり、ここが黄金期とされているのだった。アーティ・ショーやデューク・エリントンが30-40年代の代表で、50-60年代の代表がマイルス・デイヴィスやコルトレーン(ほか沢山)なのだ。で、コルトレーンはわりと現代寄りの音楽家だと思っていたんだけど、7、80年前の作品になっていて、ビビったのだった。
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個人的に昨年一番よかったと思うのが、ブラッド・メルドーの『Ride Into the Sun』というアルバムだった。特に、一曲目の「Better Be Quiet Now」が非常によくて、人生の一ページになっているんだけど、ふとしたきっかけから、このアルバムにはエリオット・スミスのカバー曲が多いことに気づいた。で、調べてみると、アルバム自体がエリオット・スミスに捧げられた作品だったらしい。残念なことに、ぼくは原曲を知らないもののほうが多かったんだけど、カバーのおかげで偉大なアーティストの存在を思い知らされた。昨日のジョニ・ミッチェルと同じく、エリオット・スミスさんの楽曲はクラシックのロマン派的な美しい響きを持っているんだよなと思う。
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ジャズ歌手のカサンドラ・ウィルソンさんが亡くなられてしまった。十数年前にすごくハマって聴いていたので、聴いて弔った。ぼくが一番好きなのは『A Tribute to Joni Mitchell』という京都のスタバで流れてて、即買いしたアルバムに入っているジョニ・ミッチェルの「For the Roses」という曲だった。原曲も、このコンピもすごくいいんだけど、別次元にいいカバーだった。カサンドラさんの曲は、秋にとても似合う気がする。名曲のカバーも沢山残されているようなので、ボチボチ聴いていきたい。
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ふと2015年のGlastonbury(フジロックの基、モデルとなったイギリスの音楽フェス)にThe Stavesが出演している写真を観て、時の流れの早さを感じた。当時、この三姉妹による美しいコーラスの楽曲はとても新鮮に思えたのだ。そして、彼女たちをメジャーな舞台へとあげたBon Iverを知ったのも同時期で未来の音楽はどうなるんだろうかとワクワクしたのだった。そうか、もう10年も前のことなんだなと複雑な気分になったのだった。
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ミスチルの桜井さんは浜田省吾に影響を受けていて、浜田省吾はジャクソン・ブラウンの影響を受けていたという記事を読んで、ジャクソン・ブラウンさんの曲をしっかり聴いて記事を読んでいたら、1970年代を代表する音楽家の一人だと確信した(1stしか知らなかった)。数多くの伝説的な音楽家を擁したアサイラム・レコードは彼のデビューをきっかけに作られたのだった。特に「Running on Empty」という曲が非常によくて、同名のアルバムをしばらく聴きたいと思う。歌詞もすごくいい。今の世の中の空気感にすごく合う。
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AppleMusicで「上白石萌音のこれ聴いています」というラジオが配信されていて、ブロードウェイの『Hadestown』の「Road to hell」というミュージカルの楽曲を紹介してて、衝撃を受けた。ぼくは映画も舞台もミュージカル作品はダメなんだけれども、この作品は見てみたいと思った。調べてみると、今も公開中で、いつか見てみたいなと思った。この劇場周辺はよく歩いていたところで、地図を見るとイメージが湧くのだ。こういう文化的に不意打ちな作品はすごくいいなあと思ってしまうのだった。
https://hadestown.com/
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先月末に発表されたTHE CHARM PARK(アメリカ生まれの韓国人で日本でポップスを歌ってる人)の『Excerpts from + Live』というライブ盤がよかった。彼は沢山のライブ盤を出していて、ぜんぶ聴いてきたんだけれど、過去の作品と今作の大きな違いは観客の声の有・無だと感じた。コロナ禍を経て、THE CHARM PARKって、こんな多くの人に愛されているんだ!と実感して、何だか嬉しかった。
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NHK WORLD JAPANの「Tiny Desk Concerts JAPAN」に、KIRINJIに続き、弟の堀込泰行さんが土岐麻子さんと出ていて、アーティスト選定が激渋だなと思った。この番組は、ぼくの好みとだいたい合ってるので、優河、Bialystocks、羊文学、ハンバートハンバートあたりが出ないかなあと期待。個人的に一番見たいのは、やっぱりマイク一本ですごいバンド演奏をしちゃう、大橋トリオだ。
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haruka nakamuraの新曲「Today」がとてもいい。haruka nakamuraにはいい楽曲が沢山あるけれど、ぼくはsalyuが歌っている「星のクズΩ」の世界観や音の響きが本当に好きだ。新曲の「Today」もその世界観に近い。マーチのようなドラムに、グッとくるコードの変調、生音とデジタル音のあたたかい融合。春が待ち遠しい季節にぴったりな楽曲。あと彼のメルマガ「予告灯」も毎回こころが洗われるような内容で、本当にいいなあと感心しちゃうのだった。
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去年からILLITという日韓混合のアイドルグループの「Almond Chocolate」という曲がすごく好きなんだけど、理由を探っていたらライブでちゃんと歌ってる感があったからだった。で、ぼくは現代詩を歌うロックバンドのフロントマンという相当拗らせた人だったので、「お前ら、ちゃんとオレの詩を聴け!」的にライブパフォーマンスを気にしたことが一度もなかったんだけれど、アイドルって踊りながら、ちゃんと前を向いて歌ってること自体がすごいんだよなあと痛感したのだった。
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去年9月から4作発表されていたくるりのシングルがどれもよかったんだけど、今日2作品目の「Regulus」という曲のドラマ仕立てのMVが発表されていて深く感動した。離婚して母親のいない家庭での父親と高校生の娘の短い話なんだけれども、特に井浦新(『ワンダフルライフ』のARATA)さんの演技が会心の一撃だった。もはやMVかドラマなのかよく分からないけれども、「演劇ってすげえ」と演出家になりたかった自分は心から思ったのだった。
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朝のNHKニュースにハンバートハンバートが出ていて、感慨深かった。ぼくは『道はつづく』(2006年)から約20年のファンで、お互いに歳を取ったんだなと思った。2025年末には若手バンドで最も好きな羊文学から天才的なドラマーが抜けたり、直近では良質なシティポップを作っていたAwesome City Clubが活動休止したり、音楽をつくること=人生を生きることのような切なさを感じる。若い人たちはめげずに、いいオッサン、オバサンなるまで続けてほしいな。
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大橋トリオの新曲「水中のメトロ」がすごくいい。初期のパット・メセニーグループのライル・メイズとかベン・フォールズ・ファイブの2nd、3rdアルバムの匂いがする。で、この人は全部の楽器を担当して曲をつくってるんだけど、あらためてドラムとベースの演奏がすごいと気がつかされた。今年のぼくの冬のお気に入り楽曲になりそうです。
https://music.apple.com/jp/album/%E6%B0%B4%E4%B8%AD%E3%81%AE%E3%83%A1%E3%83%88%E3%83%AD-single/1862724679
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YouTubeで平成生まれの女の子がドラクエⅪのエンディングで「この道わが道」というが流れてくるのを聴いてボロ泣きしてるのを観て、今日は一日ドラクエⅡのサントラを聴いていた。ドラクエの音楽はⅡが一番好きだ。プログレとポップスとクラシックの融合で自分の音楽趣味の土台となってる気がする。カバー動画も沢山観たり、聴いたりしたけれども、ピアノまたは弦楽器でリズムを取りながら、主旋律は管楽器で奏でるという点が本当に好きだ。ちなみに今年一番聴いた曲はブラッド・メルドーの「Better Be Quiet Now」で、これもドラクエⅡテイストな曲なのだった。
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最近レイヴェイ(Laufey)というジャズポップスを歌う天才的なシンガーソングライターを知って、最新アルバム『A Matter of Time』をよく聴いている。彼女はアイスランド人と中国人のハーフで、1950年代のジャズヴォーカリストそのままな声なので、度肝を抜かれたのだった。インタビューを読んでると、エラ・フィッツジェラルドとチェット・ベーカーが好きって言ってて納得。彼女の声や曲を聴いていると、とにかく色んなシンガーを思い出す。けれども楽曲の構成やオーケストラアレンジはすごく現代的で、なんだか不思議な気持ちになる。この秋はこのアルバムと過ごすのだ。
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今日バンプ・オブ・チキンの「ホームシック衛星」という2024年のLIVEアルバムを聴いて、グッと来た。バンプの曲ベスト10を選べといったら、選べないくらい好きな曲が多いけれど、ぼくにとってのベストアルバムは間違いなく『orbital period』である。2007年に発売されたこのアルバムは「自分の存在が誰かの脅威になる」「誰かの存在が自分を傷つける」的な弱肉強食な時代や環境下にいた(そして負けた)自分にとって、ものすごく刺さるアルバムだった。特に「才悩人応援歌」はいつ聴いてもグッとくる。またアルバム冒頭の「メーデー」という曲の間奏の藤原さんのメッセージがカッコ良すぎて、久しぶりに「うぉー」という気分になった。そして、3ヶ月くらい何をしていても苦しくて悲しいと思っていたスランプから、ようやく抜け出すことができたとちょっと思えたのだった。
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