マスコミにはけっこう山ヤが多いので、山ヤじゃないマスコミ人でも、調べようと思えば登山の基礎知識はすぐあたれるはずです。そのマスコミに、栗城氏はある意味、「目を付けられちゃった」のでしょうね。さわやかな若者として打ち出し、失敗したら叩くところまで計算に入れ、使い尽くすことを考えているかもしれません。
そうだとしたら、マスコミは視聴者を騙そうとして栗城氏を取り上げているわけですから、彼が山ヤのマナーやルールからはずれていることなどには蓋をして報道するでしょう。
さて、「無酸素登頂」ですが、これは酸素ボンベを使わずに山頂まで行くこと…[全文を見る]
わたしも祖母や母の着物をぜんぜん持っていないのです。
まあ、彼女たちは小柄グラマーなので、持っていても帯以外は使えないのだけど。
趣味で着物を着るようになったと母に言ったら、
「あら、着物はみんな弟嫁ちゃんにあげちゃったわよ」
と、まるで言わなかったわたしが悪いみたいに言われてショックだったな。
祖母の着物に関しては、彼女が余命の短い病になって入院してすぐ
サイコみたいなマザコン+スクルージみたいな叔父に
わたしが家を追い出されたので、どうなったか知る由もなし。
祖母に関しては、着られなくても思い出になにか、欲しかった気もするし、
でも彼女お手製の手芸品をいくつか持っているからいいかなと思ったり。
「スクリーントーン、スクリーントーンは要りませんか?」
スクリーントーン売りの少女が、吉祥寺の街で呼び込みをしています。
「吉祥寺なら漫画家さんたくさんお住まいだから、きっとはけるって聞いたのに、朝から一枚も売れないわ……」
少女は悲しそうにスクリーントーンの角を揃えながらつぶやきました。と、少女の前に赤と白の横縞の長袖シャツを着た男性が立ちました。
こんな変わった服装の人は漫画家に違いない、少女は確信して声をかけます。
「スクリーントーンいかがですか?」
すると、横縞シャツの男性が言いました。
「お嬢ちゃん、さいきんの、それも吉祥寺…[全文を見る]