ガブリエル・ゼヴィン「書店主フィクリーのものがたり」(ハヤカワepi文庫)
ハヤカワepiのエピって、パン屋で売ってるベーコンエピと関係あるのかないのか気になりつつ、調べるまでには至らない。
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ガブリエル・ゼヴィン「書店主フィクリーのものがたり」(ハヤカワepi文庫)
ハヤカワepiのエピって、パン屋で売ってるベーコンエピと関係あるのかないのか気になりつつ、調べるまでには至らない。
何度めかの再読で細雪。
この前、某クイズ番組で
「一言で言えば婚活ドタバタ劇」
と説明されていてものすごくショックだった…
お見合い話から始まってるし、幸子が妹たちの世話を焼く部分もあるけど、
全然違うのに!
天使はここに・朝比奈あすか
ヤフオク(ブックオフオンライン店)で598円(198円+送料400円)で購入。
本代はTポイントで払ったので、実質400円で買えました^^
吉野朔実「ALL IN ONE 吉野朔実は本が好き」。
これに収録されている、本の雑誌で連載していたシリーズの文庫&単行本は全部持っていた、というのもあって、ゆっくり読んでいたのだ。ものすごく分厚いから持ち歩きもできなかったし。ほぼ漫画だけど。索引抜きで640ページもあります。
好きだったシリーズに、3万円の図書カードで買い放題、とかコラムとか執筆者近況、とかを入れたものなので、手元に置いておきたかった。一冊で読むと、時の流れや街の変化もわかりやすい仕様になっています。
ブルージャイアント シュプリーム 7巻
部屋で息子とピアノとギターで適当に合奏している時ですら
おうっ!と思う瞬間がある。
すこしでも sudofox さんにちゃんとした言葉遣いで話しかけたくて読みました。「そうねそうね、世界は複数の、たくさんの言語でできているね」「うむ。勉強は楽しいな」と思いました。勢いがつきました。
ワカコ酒 12巻 新久千映
まんが新白河原人ウーパ! 10巻 守村大
お正月の帰省時に古書店で購入したもの。不思議な本だった。1頁あたりの冗談が多すぎて慣れるのに時間がかかりました。単価が安く、構造がくどい冗談が矢継ぎ早にくりだされる。そんな、心中が極端におしゃべりな筆者が学会で海外に行ったときの「……いえない!!」という苦しみ描写と、回転運動に関するエッセイ、りんごジュースに難癖をつける色彩に関するエッセイなどが印象に残りました。
なんとー! 4 月 6 日からヽ(・∀・)ノ━(∀・ノ)━(・ノ )━ヽ( )ノ━( ヽ・)━(ヽ・∀)━ヽ(・∀・)ノ〜!
[今日wiki]で、そうかアンソニー・ホロヴィッツという作家は「刑事フォイル」の脚本に携わっていると知り、そういえばシリーズの途中で日本語版の放送が中断されて今後の放送の見込みはないのだなあそれはさびしい…と思いながらwikiをよんでおりましたら、そこに4月から最終話まで分割せずに放送とあるではありませんか。
ミスリードさせるミステリなエントリ (´∀` *)
http://www9.nhk.or.jp/kaigai/foyle/
複数の言葉が行き交う場所で、それぞれの言語体系同士がやわらかく絡み合う、衝突する、確かめあう。そういうことを繰り返して、日々新たに織り上げられていく言葉の往還が描かれる。判断や評価から自由になれて、とても楽しい読書体験でした。
コーヒーが香る、楽しいミステリでした。「きっちりとすべての i に点が打たれ、すべての t に横棒の入っている」ラストにたどりついたとき、語り手がいる場所をおそろしいとも思うし、わかるよとも思う。
それにしても、朝は「ブラックコーヒーと茹で卵をひとつ」食べる習慣の探偵を、ドラマ「刑事フォイル」のフォイルさんでイメージしてしまったため、今、「刑事フォイル」(nhk で途中まで放送された)の続きが見たくてしょうがないです。
『オペラ座の怪人』ガストン・ルルー
はてなブログに感想を書きました。
http://nakanohitsuji.hatenablog.com/entry/2019/02/23/200000
ミュージカルの『ラブ・ネバー・ダイ』に誘われたので、その予習?として。
ミステリーあり、ラブロマンスあり、冒険ありの、欲張りな作品でした。
『ルネサンスの世渡り術』壺屋めり(芸術新聞社)
表紙や中のイラストとマンガも著者によるものらしい。
芸術家という「職」が成立し認知される過渡期としてのルネサンスで、今は芸術家として名を残してる人々がどうやって売り込んだりコンペを勝ち抜いたりしてたか(またはそのコンペを無きものにしたか)。またパトロンはどういう意図で、どんなやりとりで仕事を発注していたか。その丁々発止。
NHKのイタリア語講座で時折話題に出てくるヴァザーリの『芸術家列伝』の影響力について、など、一次資料の危うさみたいな話も触れられてて、でも気軽な読み物としておもしろかった。
最初の、フィレンツェの洗礼所の扉作成にあたってのコンペのエピソードが、美術史研究ってこういうことかと知れておもしろいです。
イタリア旅行する人はぜひどうぞ。
貨幣の「新」世界史──ハンムラビ法典からビットコインまで | 種類,ハヤカワ文庫NF | ハヤカワ・オンライン
カビール・セガール著、小坂恵理訳。
第一章が何だか読み進めにくい気がしてずいぶん放置してしまった(文章が難しいわけではない)けど、第二章以降はおもしろくなって一気に読了。第一章は飛ばしておいて最後に読んでも良かったかも。
なぜ私たちはお金に惑わされるのか?
私たちはなぜこれほどまでに「お金」に翻弄されるのか? ウォール街の投資銀行家が、金融危機の渦中で抱いた難問に挑む。 人類誕生以前にまでさかのぼる貨幣のルーツ、前身…[全文を見る]
『ラウィーニア』アーシュラ・K・ル=グウィン(著) 谷垣暁美(訳) 河出書房新書
ウェルギリウスの『アエーネイス』に数行のみ出てくる、アエーネアスの妻ラウィーニアを主人公にした物語。
死を目前にした生き霊として時空を超えて現れたウェルギリウスに出逢い、自分は彼の詩のキャラクターだと知ったヒロインが、彼に描かれた詩(定められ知らされた運命)をどう生き、そしてその詩に描かれた時間以降の生をどう生きたか、という物語。
ル=グウィンは70代を過ぎてからラテン語を学び直し、『アエーネイス』を読み、ある意味物語のキーパーソンなのに一言も発することのなかったラウィーニアに語らせようと思ったのだそうだ。
はてなブログに感想を書きました。
『不如帰』徳冨蘆花
http://nakanohitsuji.hatenablog.com/entry/2019/02/02/200000
蘆花の暮らした家や庭の残る公園、蘆花恒春園に行ったから読んでみました。
大河ドラマに出てきたときはびっくりしました。
発売元は集英社ではなく小学館(https://www.shogakukan.co.jp/pr/karte/)でした。