うちのママと、おとなりのジムのママはなかよしで、だからわたしとジムも、なかがいいって思ってる。
めんどくさいから内緒にしてるけど、ジムとわたしはほんとはそんなになかよしじゃない。遊びたいこと読みたい本、気があったことはほとんどない。
ママたちは今年は、わたしにウェンディ、ジムにはピーターパンの仮装をさせるつもりで、服や靴や飾りやかつらを準備してる。
毎年ゆううつなハロウィンだけど、今年はすごく楽しみ。
ジムと約束したから。服をとりかえっこしようって。
ジムがウェンディ、わたしがピーターパン。
ママの引き出しから、口紅とティッシュをこっそり取ってくるの、忘れないようにしなきゃ。
早くハロウィン始まって、そんで、ずーっと終わらなきゃいいのに!
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ハロウィン超短編まつり(>w<)2010のことを語る
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あんまりはりきりすぎて、作るのが早すぎちゃった。
初めて作ったパンプキンヘッドを、毎晩眠る前、カーテンの隙間からちらりとのぞく。
少しレンガを積んで、その上にカボチャをのっけた。作ったときは誇らしかった。初めてで、カボチャは少しいびつだったけど、そしてぼくの切り方もあんまりうまくなくて、顔はよく言えば個性的、わるく言えば妙にゆがんだ笑顔になった。
それでもなんとかしあがったカボチャ大王、ぼくはちょっと自慢に思っていたのだけれど。
ほんとにはりきりすぎた。早くにがんばりすぎた。
窓からのぞく大王は、日々、少しずつ形が崩れていってる。シ…[全文を見る]