確かにガチョウは金色の卵を産みましたが、言うても卵の殻
中身も白身と黄身に過ぎず、特別な栄養価があるわけではありません
1日1個ではブランド卵として流通に乗せることも難しく、結局は家で食べて終わっていました
ただ、クリスマスの頃、子供たちが卵の殻でモザイク画を作るときには、金色の卵の殻はたいへん喜ばれました
最初は何の役にも立たないと腹を立てていた男ですが、子供たちのために金色の卵の殻を取っておくことが、何よりの楽しみになりました
そして、月日は流れ
あるクリスマスの朝、すっかり年老いた男のもとを子供達が訪ねました
子供たちの手には、金…[全文を見る]
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打ち切り童話のことを語る
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三匹の子豚はスタッフが美味しくいただきました
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売れ残りの傘を積んだ荷車を引いて、おじいさんが日暮れの辻に差し掛かった時、何処からともなく
「おいてけ〜」「おいてけ〜」という声が聞こえてきました
見れば、雪に埋もれかけた七体のお地蔵が怪しく目を光らせています
おじいさんはあるだけの傘をお地蔵にかぶせていきましたが、傘は六つしかありませんでした
最後のお地蔵を前に、おじいさんはガタガタと震え、念仏を唱えては「命だけは、命だけは」とお地蔵にすがりました
翌朝、帰ってこないおじいさんを案じて、おばあさんが市へ向かっていると、辻に人だかりがありました
見ると、六体のお地蔵の頭には見覚えのある傘が、そして七体目のお地蔵の頭の上には…
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クリスマスの前日、ある娘は長かった髪を切り、ある男は懐中時計をコメ兵に売りましたが、二人は知り合いでもなんでもありません
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クリスマスの前日、娘は長く美しい髪を切り、ヘアドネーションプロジェクトへ送りました
見返りは求めませんでした
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ごん「実は栗とか置いていったのって、ぼくだったんですよね(´・ω・`) 」
兵十「えっ」
打ち明け童話
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牛を豆を交換してしまい母親に叱られたジャックは、空っぽになった牛小屋で一人、豆を食べました
すると、とっても気分がよくなり、母親に叱られたことなんか気にならなくなりました
翌朝すっかり寝過ごして、また母親に叱られたジャックは、薪を拾いに行くふりをして、また豆を食べました
すると、少し気分がよくなり、母親に叱られたことも、あまり気にならなくなりました
次の日も、その次の日も、ジャックは失敗をして叱られるたびに豆を食べ、豆を食べては失敗をしました
そうするうちに、豆はすっかりなくなって、途方に暮れたジャックは何も持たずに市場のあの男を訪ねました
ジャックは男に言われるままに、家も土地も使い古した農機具も家具も何もかもを男に渡すと約束して、また豆をもらいました
しかし、前よりもうんと少なかったのでした
打ち切り童話のことを語る
猫はブーツとハットで正装し、うさぎを詰めた袋を背負って、王様の前に進み出た
すると、王様に仕える者どもが眉をひそめて言った
「王様の御前に裸とは」
「裸にブーツとハットとは」
「余計にいかがわしい」
「著しく公序良俗に反する」
猫はブーツとハット、それにうさぎも取り上げられて、代わりに大きなドラえもんの鈴を賜った
すっかり落胆した猫が家に帰ると、三男が山羊の毛で編んだ毛布でしつらえた寝床と、ぬるめに温めたミルクを用意して待っていた
猫はドラえもんの鈴がミルクに浸るのもおかまいなしに、たっぷりミルクを飲み、真新しい寝床に潜り込むと、ぐっすり眠りましたとさ
打ち切り童話のことを語る
兜に甲冑と戦支度を整え、犬、猿、雉を供に引き連れた桃太郎は、鬼ガ島への道中で大名行列を横切った
「無礼者!」
お手打ち童話
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継母と異母姉らがお城の舞踏会へ行った夜、一人になったシンデレラはカーテンを裂き、装飾品の悉くを打ち砕き、銀の食器を竈に投げ入れ、クローゼットのドレスを引きずり出すと、その上に生ゴミをぶちまけ、継母らの肖像画にナイフを突き立て、文字を刻み付けた
「F…
グリム先生の次回作にご期待ください
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赤鬼「僕は人間たちと友達になりたいんだ」
青鬼「僕がいるのに?」
赤鬼「青鬼君…」
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ウサギ「私は海を渡るために、あなた方を騙しました。申し訳ありません。」
サメ「いやいや、謝っているものを、これ以上責めるものですか。さぁ、先へ行かれるがよい。」
ウサギ「ありがとうございます。」
おわり