先日93歳になった祖母に中学生の頃の作りかけのハーフパンツをあげた。
途中になっているから、もったいないので祖母が完成させて今年の夏、使うらしい。迷彩柄(昔から迷彩柄が私は好き)なんだけどどうかなあ。
うちの祖母は結構裁縫が好きなようで色々作ったり直したりを今でもしているし、結構自立した93歳なのです…!私がたぶん同じ年になったとしてもあんなにはつらつとは過ごせないなあ(笑)
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祖母のことを語る
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(承前)
子供の頃は読めなかった祖母の旧仮名遣いが、気がついたら自然に読めるようになっていて、祖母のいないお正月の数を数えている。
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おばあちゃんが死んだら悲しい(年齢的に仕方ないというか寿命の覚悟はできている)。
でも認知症が進んで「どちら様?」とか言われてしまうのは死ぬより悲しい気がする。
最近私を小さい子供と思ってる感じの会話が時々出てくるようになって心配。
今日は亡き祖父も血圧が低かったという普通の会話ができたのでちょっと安心。
ひどいかもしれないけど認知症がひどくなる前に寿命がきて、ずっと私の知ってるおばあちゃんのままでいてほしいと思う。
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祖母百歳
「おばあちゃまね、先月毎日夕方になると37.5分の熱が出て、具合が悪かったの。だから毎晩玉子酒をいただいてたの」
「玉子酒のアルコールはどうやって煮きりしますか?」
「玉子と蜂蜜と日本酒を一合合わせて、電子レンジでごく弱くね。長くすると玉子が固まるから」
「それじゃアルコール分が抜けないでしょう?」
「そんな、抜くなんてもったいない」
いまも毎晩の晩酌は欠かさない。
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父は季節の食べ物にうるさい。
うちのおばあちゃんもだけど、父方の祖母もまた手間を惜しまないひとで、季節の時にはそのものを食べることをよしとしていた。
父は後妻さんの子なのだけど、祖母はそこで五人の子供を産み、先妻さんの子と合計したら今なら大家族として取り上げられる人数の兄弟になった。
それからたくさんの子供を育てる為に、祖母はただただ働き、出荷できない野菜に手をかけて料理し、たくさんの子供がお腹を空かすことがないように育てた。
口癖は「手間さえ惜しまなきゃ、おいしいものなんていくらでも作れる」
父の実家のお祭りに行くと、座敷を二間…[全文を見る]
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できあがった手ぬぐいの柄
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先週購入した、手ぬぐいが、絶ちっぱなしだったので、洗濯したら裾が解れてぼろぼろに。
実家に持ち込んで97歳のおばあちゃんに縫ってもらう孫であった。
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ごはん→元気出る→散歩→帰ってきて説教
の繰り返し。
今年の説教は主に「人間はやりたいことをやって、言いたいことを言うのが一番。我慢するのは間違い」です。
ふうむ。
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祖母の部屋が女子力高すぎる件。
嵐のポスターがそこらじゅうに貼ってあった((;゚Д゚))
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「おばあちゃま大和撫子だから、昔から日本酒しかいただかないでしょう。
お正月は小学生のころからお屠蘇をいただくのが楽しみで
『三つ重ねたお盃の一番下のでもってお屠蘇ちょうだい』って言って、妹には嫌がられて。
でも母が『体が弱いんだから少しは薬よ』って父がお燗すると一口飲ませてくれてたの。
昨日はだからほんっとに美味しくいただきました」
祖母98歳、カラスミで一杯飲んだとお礼の電話。バリ元気。
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勝手に引用
マイク・アダムズ(イースタン・コネチカット州立大学の生物学教授)は数年にわたってデータを収集し、祖母が亡くなる確率が、中間試験の前は10倍、期末試験の前には19倍にも跳ねあがることを示した。おまけに、成績が芳しくない学生の祖母は、さらに高い危険にさらされていた。落第寸前の学生は、そうでない学生に比べて、祖母を亡くす確率が50倍も高かったのだ。
ダン・アリエリー『ずる 嘘とごまかしの行動経済学』
祖母にげてー
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昨日、敬老の日を兼ねてばーちゃんに電話してみた。
ば「誰だ?」
く「くちゃこだよ。」
ば「あん?」
く「く ち ゃ こ だ よ」
ば「おぉどした?」
く「明日敬老の日だから、電話してみたよ。ばーちゃんなんか食べたいものない??」
ば「なーんもない。なんもないぞ。儂はなんもいらんぞ。」
く「えー?ないの?お菓子とかはー?」
ば「なんもいらん。」
ケアハウスの住人の人からお菓子を貰ったりするから、お返しにできる洒落たお菓子が欲しいって言ってたのに…(´・ω・`)ショボーン
この電話の後、ばーちゃんの面倒をみてくれてるおばちゃんに電話したら、ばーちゃんが「くちゃこが何かプレゼントを送ってくれた!!」と電話してきたと…………。まさかの深読み……(´・ω・`)
母に何か送ってもらうよう頼みました。
ご年配って難しい……。
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私が小学生の頃、唐突に
「おばあちゃん、英語がしゃべるようになったんよ」
と言い出したので
「なんてしゃべれるの?」
と聴いたら
「ラムレーズン」
と言われた。
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遂に祖母の中でも祖父が亡くなったことになったらしい。
しきりに「お葬式をどうするか決めなくちゃ」とか言い出した。
祖父はもう七回忌も済んでいるのだが、一昨年辺りから「今日はお爺ちゃんが来た・来なかった」と言い出し、そのまま話を合わせて生きてると思わせたままにしておこうと思ったのだが、また母が要らんこと言って記憶と結びついてしまったのかも知れぬ。不憫な。
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母が
「子どもに『邪魔だ』『うるさい』と言ってはいけない。
面倒がらずに繰り返し『いけない理由』を教えなさい」
と口を酸っぱくして言うのは
私たちが小さい頃夜泣きしたりはしゃいだりすると祖母に
「ああうるさい、だまらせろ!」と言われて
本当に逃げ出したいほどつらかったからだそうだ
ああ反面教師
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細木数子とみのもんたを「たいした人物だ」と思ってるような人
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[反面教師的思い出話その2]
歳をとってワガママになったんじゃない
ワガママな子どものまま歳をとったんだ
大人になる機会に恵まれなかったんだ
苦労すりゃ人格者になれるとは、全然思わないけど
「自分でやり遂げた」という経験がほとんどできない環境はひどく不幸だ
経験を積まなけりゃ、大人にはなれないんだ
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[反面教師的思い出話]
(特に母に対して)気に入らないことがあると「この家には笑いがない!こんな家は栄えない!」と喚いていた
(誰のせいで笑いがないんだよ・・・)
(こんだけ孫がたくさんいて栄えてないって何よ・・・)
とみんな思ってたけど、わざわざ言って余計揉めたくないので黙っていた
家庭内でスルー力を鍛えられてたのかもしんない