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「異常探偵 宇宙船」前田司郎
・舞台となる五反田の街、目黒川沿いの景色や、人の名前の生々しさの一方で、世の中からずれている登場人物の戯画化されたようなキャラクターに、頭の中で実写とアニメがごちゃ混ぜに展開する
・お話が進むにつれ、そのキャラクターのような登場人物の描写に急にリアルになる場面があって、うっ…て思う
・キャラクターに見えたものは、彼ら自身が適応できない社会と自分の間に張った幕というか、全身を包む(自分の心も)スーツのようなものだったのかも
・と同時に、読者(社会)が受け入れやすいように、彼らに着せているものなのかも
・登場人物は多いのだけれど、共感とか補完という形で対になる組み合わせが生じる中で…、あ、ネタバレになっちゃう
・雅春がいい
・テレ東のドラマ24でやってくれるといいなぁ

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「火花」又吉直樹
・ドラマを観たので、せっかくなので
・徳永の神谷に注ぐ眼差しの熱狂と疑念のないまぜになった感じが痛々しかった
・徳永的フィナーレへ向かう心情のまとめは圧巻
・徳永は芸人として生きるために神谷を道を分かったのだけれど、引退したことで、もっと大きく道を違えたと思う。それが自分でも驚くほど、スラスラと出てきた言葉になったのではないかなぁ
・ラストの窓ガラス越しに神谷を見つめ、伝記を認める神谷は、弟子ではなくて観察者のようだ。芸人に産まれながら、芸人として生きる技術を持たない神谷を冷静に見つめている。「人間失格」が自伝という形でなく、作者を置いてあったら、こんな風かなと思った
・私が好きだった、徳永、神谷をめぐる人々はドラマの創作であったのか

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「星宿海への道」宮本輝
ゆったりした語り口で、お話もなだらかで、劇的な展開があるのに、どこか穏やかで不思議な文体でした
関西弁の機微がわからないので、受け取り損ねたニュアンスがいっぱいあるんだろうなぁ

「おらおらでひとりいぐも」若竹千佐子
こちらは東北弁
リズムが良くて、音読したくなる
最後がよかった
思考って言葉にしなければなかったことになっちゃうけれど、誰の中にもあるのだから、大事にしなきゃなぁって思いました

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「騙し絵の牙」塩田武士
・大泉洋さん当て書きで話題のミステリー、表紙も各章の扉も大泉さん
・面白かった!
・うーん、面白かった部分を書けないのが残念

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『短歌と俳句の五十番勝負』 穂村 弘, 堀本 裕樹
面白かった

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「辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦」高野 秀行×清水 克行
・面白かったです!面白くて、すいすい読めてしまい、ついその本や話題について考えるのをやめてしまうので、いかんいかんと何度か本を閉じました
・後書きで高野さんが(文章はうろ覚えです)「様々な知識を得ても、曖昧なまま自分の中にあったものが、読書合戦(や、その準備)を通して、不意に焦点が合うというか、くっきり輪郭を結んで立ち現われることがあった。そして、自分自身の現在地がわかった。歴史という時間軸と、辺境という距離は自分の位置を測る有用なもので、自分の現在地を知るた…[全文を見る]

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「言葉となればもう古し 加藤楸邨論」今井聖
・面白かった
・内容が詰まっていて読むのにすごく時間がかかった
・俳句論、作家論が書かれているはずなのに、どこか爽やかで切ない読後感があります

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「隣のずこずこ」柿村将彦著
おお
あのね、いや、言えないな
うむ

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「応仁の乱」呉座勇一著
面白かった!

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「月の満ち欠け」佐藤正午
私には怖い話にしか…

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「生き方としての俳句」岸本尚毅
面白かった
最後はしんみりした

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とても面白くて、一気に読めます
シンプルな文体で、描写はわかりやすくて、ちょっと捜査の展開が主人公のモノローグだけなところもありけれど、閉鎖空間だし、特殊な組織で、特殊な立場で仕方がない
じわじわ様々な思いの起こる小説だけれど、映画になってもいいなぁ

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「いくさの底」古処誠二

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「女の子のことばかり考えていたら、1年が経っていた。」東山彰良
おばちゃんは、びっちちゃんのこれからが少し心配です
もともと容姿に恵まれながらも、家庭の事情で大人の振る舞いを覚えざるを得ず、けれども弱気を助け強気を挫く気概のあるびっちちゃん
女の子の友達はないがしろちゃん以外にいるのかしら
逆恨み男子と、嫉妬する女子とかに、苛められないかしら
きっと、そういうこともこれまでいっぱいあって、そういう中での生き方を今の年齢なりに覚えてきたのだろうけれど…
きっと確たる職業に就いて、立派になると思うんだけど、その時にも謂れのない悪口なんかを言われるんじゃないかしら
とりあえず、貢がせた品物を現金化するのは、止めておいた方がいいよ…詐欺まがいの行為だよ…

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「僕が殺した人と僕を殺した人」東山彰良
・あぁ…、何とも言えない…
・どなたか、他の読んだ方、切に乞い願う感想
・牛肉麺はおいしい

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「名句徹底鑑賞ドリル」高柳克弘
そんなこと聞いたことなかったよーっていうことが書いてあったり、面白かったです

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「岸本尚毅の俳句一問一答」
すっごくわかりやすい!

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「あなたの俳句はなぜ佳作どまりなのか」辻桃子
タイトルの恐ろしさに気になっていた本ですが、内容は怖くはありませんでした
結社の方の句を鑑賞、解説、添削しつつ、基本や応用をわかりやすく書いてあって、ああしろ、こうしろ、ここを改めろと厳しく諌める本ではありませんでした
俳句の詠み方よりも、連衆のあり方とか、俳句、俳友との付き合い方とか、そういうことが、俳人を目指すわけではない俳句好きな人に向けて語ってあるかんじで、面白かったです
この方、昨年度NHK俳句テキストに連載されていたエッセイに、いろいろな方から寄せられる「俳句詠んだけど、上手く…[全文を見る]

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「パーマネント神喜劇」万城目学
・面白かった。軽々と進むんだけど、捉えどころのないおかしさがあって、ちょこちょこ仕掛けがあって、そうかぁ!って思ったり
・それなのに、最終章では、うっ…と泣きそうになるし
・ちょっとしたサービスもあって、胸が熱くなりました

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「他流試合 兜太・せいこうの新俳句鑑賞」金子兜太/いとうせいこう
・俳句の成り立ちが経緯から成分、構造など、わかる気がする
・一つのジャンルで新潮流が生まれる厳しさが伝わってきた気がする
・いとうせいこうの意見、質問、反論の妙と、金子兜太さんの懐の深さというか、打てば響くとか丁々発止じゃない盛り上がりが面白かったです(なんとなく、いとうせいこうさんがものすごく広いドッグランに放たれているような)