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連続はてな小説のことを語る

そして、ゆにくろ製品に身を包んだ老婆が現れた。
おもむろに牢の鍵を開ける。
「出な」
いぶかしげに三郎は彼女を見上げる。
「昨晩、アカウント停止を喰らったんだ。だから、もう、お前さんにさせることは何もない」

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かくして二人で箒に乗り空へと舞ったのだった。
ふと頭上を見上げると煌々と満月が照っていた。思わず三郎は「月がきれいだな」と、言ちた。
そしてそれを聞いた雪女は顔を赤らめ「わ、わたしも…」と、呟いたのだった。

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無我夢中で食べ終わると、隣に女性客がいた。彼女も先ほどの三郎に劣らず猛烈な勢いで鶏鳴ラーメンを食べていた。
どことなく母に似た面影-雪女だった。

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「では、その酒と饅頭と、他になにか肴があれば貰おうか」
どっかと腰を下ろし、やつぎばやに杯をあおり始める。やがて運ばれてきた肴の類も瞬く消える。鯨のように飲み、馬のように食らうとはまったくこのことで、梁山泊の豪傑もかくやという、三郎の飲みっぷり、食らいっぷりであった。

半刻後。
「食った食った。満腹だ。さてお勘定…」
『20,819円になります』
「うむ…。…む……むむむ、諭吉さんが一人しかおらぬ。VISAは使えるかな?」
『はい。お支払いは一括でよろしいでしょうか?』
「……待て、店主!この店は外とは隔絶しているという話ではなかったかな?どうしてクレジットカードが使えるのだ!?」

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天下の難所として名高いこらとら峠の道は噂に違わぬ険しさであったが、三郎には成算があった。それは、雪女のはてなココをたどるという手であった。
ラジオ体操で鍛えた健脚で、黙々と雪女を追った。じんわりと汗が滲んできた。

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冷房の設定温度が26℃になっていた。このご時勢にまったく豪気なことである。