昨日見てきました
「ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷」
・亡霊が出てくる、私のすごく好きなタイプのホラーです。最初のほうで、怪奇現象起こってんのにジェイソン・クラーク演じる医師がなかなか気づかないしかしヤツがいる的なシーンとか、ほらあ〜きてるよきてるよ〜って感じでニヤニヤしながら見てしまいました (はたから見たら むしろ私のほうが不気味なのでは?)
・ウィンチェスター夫人を演じたヘレン・ミレンは、ホラーでも さすが。そして医師役ジェイソン・クラークが、なんか いつもよりかっこよかった! ナイススーツであり、ナイスチョッ…[全文を見る]
『22年目の告白 私が殺人犯です』(監督:入江悠、原作:チョンビョンギル『殺人の告白』)
・原作では言葉の応酬の末判明することが、本作では映像一発と曾根崎雅人(藤原竜也)の思いがけない跳躍で明るみに出るというところが一番「日本語っぽい」感じがした。
・それでも言葉が追いつかない地点にたどり着くためには言葉を尽くす以外ないわけで、この映画はそこに成功しているように思う。
・ぼそぼそ話す登場人物の耳を澄ませても聞き取れない言葉、それ自体はまぶしいほど明るいのにどこも照らしていない照明、夏帆の放つ違和感などが印象に残りました。
おすすめです!
『ソイレント・グリーン』BSプレミアムシネマ
・本当にまったく、オチしか知らなかったのだけど、そこを除いても、けっこうな格差社会のディストピアものだった。チャールトン・ヘストンはなんでこういうのが似合うんかしら……
・あの「美しい世界」の映像で昔読んだ竹宮恵子の短編思い出した。こういうこというとあれだが、あの最期は、こういう世界を描いた映画にしてはかなり真摯な送られ方の気もする……(わたしヤバイか(^_^;)?)
・途中でセリフがぱたっとなくなって無言のシーンが延々と続くとこでうっかり眠くなってしまった(-_-;) 肝心のとこだったのに(笑)
「ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷」見たいと思ってたら、TOHOなんばでは7/19(木)終了予定って書いてある。早!!!! こないだ公開したとこじゃなかったっけ? 大阪ステーションシティシネマやTOHO西宮は 終了予定まだ書いてないけど、早いとこ行かないと見逃してしまう……!
13日からは恐竜もあるし…… そして7月後半は神戸方面の各映画館にて わたし的に決して見逃せない怒涛のラインナップだし…… 行くのたいへんだよ……
「彼の見つめる先に」
・10代・青春・甘酸~!この3行でまとめていいんじゃないか。
・幼なじみのジョヴァンナがさ、ほんっと正しい女子の見本みたいで。恋して嫉妬して対話して応援して。いい子だ~ね~。
・主人公のレオは盲目で、いろんな事へのハードルが普通の学生より大変なんだけど、周りの人に守られて強くたくましくなってゆく。でももう少し先のあの問題をどうクリアするのか見たかった気がする。
『スーパー・チューズデー 正義を売った日』("The Ides of March" ジョージ・クルーニー)
・あら〜たいへんなことに……今日は、もう昨日の続きじゃなかった……
・うまいところをつかれてしまったのだけど、当人としては「さあ! 悪いことしてやるぞうっ!」とかそういうつもりはなかったわけで、後で報告すればいいやくらいの軽い気持ちだったわけで、そして彼女のことも何なら素敵なことみたいな気持ちだったわけで、正義漢の自分がまさかそういうかたちでほいほい一線を越えているとは想像もしていないわけで……ああ、あそこにヒロシかだれかがいれば、こうまではならなかった……
・とにかくスピード感が。あわわわわわわわ〜と言っているうちに……ふ〜〜〜
「人間の証明」
・大野雄二さんが音楽を担当したから劇中に流れる曲がどうしたってルパン。
・どの顔も懐かしくて、ちょい役で映る鈴木ヒロミツさんなんかは特に懐かしかった。
・終盤に近づいてからの演出は、えーそうなのー!?となりました。
『ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷』("Winchester"、マイケル・スピエリッグ&ピーター・スピエリッグ)
・うわ、うわわわ、うーわーと「なんか出たーーーーー!」→「と思ったら人間ーーーーーー!」の繰り返しでどんどんタガがはずれていきます。
・出てくる人の顔がみんなかっこよくて(美形だからという意味ではなく)見応えがある。
・意外と登場人物それぞれの高潔さが目立ち、美しさも印象に残るのできれいなもの好きの人にもおすすめ、と言いたいけど、まあ、こわいことはこわかっただす。
「バリー・シール/アメリカをはめた男」
・飛行機を操縦するトム様はかっこよかった。
・悪銭身につかずだよね。
・アメリカという国の腹黒さを垣間見た気がしました。
「リメンバー・ミー」
・泣いた、泣けた。
・アタクシは何度もメキシコに行っていながら「死者の日」は体験してないし、実際にああいう世界観があるのかは知らないけれど、文化、文明と呼ばれる地域や時代が異なるメキシコの遺跡の数の多さには通じるモノがあると感じた、ことにヘクターの死の件においては、ピラミッドの上段を破壊されたその上に大聖堂を建設された敷地面積世帯最大のピラミッド、チョルーラの姿が重なった。
・ルイス・ミゲルの曲で「君が僕を忘れるまで(Hasta que me orvides)」と「君への思い(Pensar en ti)」ってお気に入りのラブ・バラードがあるンだけど、思う/忘れるっていう動的な強さをあらためて感じた。どっちも別れの歌なんだけど、ロマンチックがVIVA MEXICO! なわけがわかった気がするし、あらためて泣きたいの。
「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」
・チューイかわいい!かこいい!好き!
・ハンソロがいまいちハンソロに見えない謎。似てないって大きい。いや、そんなに似てないわけじゃないかもしれないけど、うーん。
・とはいえ、話は普通に面白かった。吹き替えでもっかい観たい!と思うくらいには。
機内その2
ピーターラビット
・服を着たウサギについてのよきリアリズムをポターから学んだ感
・聞こえてないのは彼女の方、ってところがよろしい
・ニワトリさんすきよ
先日、行きの機内その1
犬が島
・画面の作り、説明の仕方、音と色がなにもかもきもちいい
・パンチパーマ娘がんばれ
・日本文化がどうとかてのはわりとどうでもよい映画よ
「パンク侍、斬られて候」
前半やや入り込めないところもあったけれど
後半は格式あるちゃんとしたB級映画になりぐいぐい
キャストがはまっていて特に豊川悦司×國村隼、猿が出てくると目を奪われた
石井聰瓦監督だった事を知り納得~
「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」
チャーチルが庶民ではなく
失敗も多い酒呑みの嫌われもので
一方、周囲の人が支えたくなるような
人間くささと聡明さをもった
魅力的な人物として描かれていた
決断しなければならない立場で
揺らぎながらもやりぬくってすごいことだ
『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』
ネットで興業成績がいまひとつみたいに見た憶えがあったのだけど、すごく面白かったです。
小さなアイテムにたいしての種明かしのようなストーリーや、出来事の成り立ちについてがわかってスッキリすることが多かったです。
あと、やっぱりちょっとせつなかったよ。
「火花」
・菅田君は爽やかでおしゃれだし徳永らしさが出ていなかった。
・時折挟み込まれるコメディータッチなシーンは余計。
・芸人の10年間を2時間で表現するのは難しいのかなと思いました。
クロード・ランズマンが亡くなった。
ショアーの監督というだけでは足りない、めんどくさくかっこいい人だった。
「ガザの美容室」
昼はオフ会でイスラエル博物館主催の展示を観てきたので、その後1人でパレスチナの映画を観てきました。
・美容室の外で、銃声が響き戦闘が行われてる中で、世間話をしたり施術を続ける女性たち。ガザで生きる彼女達には戦闘は日常であり、そんな中でも平然と過ごすのが抵抗でもあるんだなと。
・あらすじで美容室の周りが戦闘状態になるのは知っていたので、いつ戦闘が始まるのか逆にハラハラした。序盤から絶えず聞こえる車の走る音や、飛行機だかドローンの飛ぶ音が不安を掻き立てる。銃声が聞こえた瞬間、逆にホッとしてしまった具合に。しかし銃声や爆音もリアルでやっぱりハラハラする。
・分かりやすい結末や希望は見せてくれず、重たいまま終わるので、モヤモヤの感情のまま劇場を後にした。
「君の名前で僕を呼んで」
・自転車の音、太陽の光、草木の匂いや川に反射する陽の光、水の冷たさ。描写が多いからかそれらがすっと身体で体感できる感覚。色とりどりだった夏と一転してモノトーンの冬の描写が主人公の心をあらわしてるようで切ない。
・2人の恋心が美しい、と同時に生々しさもある。でも全体的にファンタジーのようでもあって…うん、やっぱりきらきら美しい。
・寛容な父と、実はあんまり良く思ってない母親も、ちゃんと大人の対応で、そこがとてもいい。
・自分の名前を呼ぶシーン、はじめは「うん、よく判らない」って思ったんだけど、電話口のシーンは泣いた。そしてその後のエンドロールもじわじわ泣いた。