『斑鳩寺に血は流れず』第五話「山背大兄の立つ瀬」を公開しました。
蝦夷の申し開きに釈然としない山背大兄は、さらに問いただす手紙をうまく書こうとして気遣いをします。その結果はどういうことになるでしょうか。
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『斑鳩寺に血は流れず』第五話「山背大兄の立つ瀬」を公開しました。
蝦夷の申し開きに釈然としない山背大兄は、さらに問いただす手紙をうまく書こうとして気遣いをします。その結果はどういうことになるでしょうか。
『斑鳩寺に血は流れず』第四話「斑鳩寺を仰いで」を公開しました。
斑鳩寺こと法隆寺は、当時最新の技術を駆使した、まばゆいばかりの建築です。その隣に、伝統的な素朴な斑鳩宮があります。そこに住む山背大兄へ、蘇我蝦夷大臣が差し出した返書の内容はどんなでしょうか。
『斑鳩寺に血は流れず』第三話「忌みの明け方」を公開しました。
天王の葬喪の夜が明けようとする時、早くも王座をめぐる陰湿なかけひきが始まったようです。中にはこのどさくさに便乗して政敵をやりこめようとする企てもあるとかないとか。
六ヶ月の殯を経て、天王の棺が埋葬されると、王位継承をめぐる動きが表面化しそうです。候補となる二人の王子をとりまく人模様はどんなでしょうか。
新作『斑鳩寺に血は流れず』第一話「女帝の風韻」を公開しました。
本作は、山背大兄が死に追いやられた事件について、勝者により「作られた」歴史観を解きほぐし、考証と想像により、当時の実際を再現しようとする企てです。
なお副題に使った「女帝」というのは、決して後世の造語ではなく、日本律令の正式な用語として有ります。つまり令制では女帝が存在しうることを予定していて、それを当然に導く前提として推古帝や持統帝の実践が有ったのです。これから語るのはその「女帝の世紀」の一幕です。
語りは、炊屋姫尊(推古天皇)の治世が、まさに過去のこととなろうとしている時から始まります。跡継ぎに指名されていた上宮太子(聖徳太子)は六年ほど前に没していて、王座争いの予感が人々の心中を静に掻き乱します……。
作品のために推古天皇崩御の際の主要人物の年齢が知りたい。年齢がわかる関係者は三人。
推測される年齢。
次回作を準備中。
アルファポリス歴史・時代小説大賞に参加中『三国志外伝 張政と姫氏王』〈アルファポリス版奥書〉を公開しました。
作品に関するちょっとした後書きを付けてこれがほんとの最終回となります。お読みいただいた方々にありがとうございます。これから読んでくださる皆様にも予めありがとうございます。歴史の続きは、また別の作品で。
アルファポリス歴史・時代小説大賞に参加中『三国志外伝 張政と姫氏王』第三十九話、第四十話(最終話)を公開しました。
張政は、邪馬臺国での任務に始末を付けて、倶に往くべき人を連れ帯方に還ります。そしてそれからの生涯を、張政はどんな思いを抱いて送ったのでしょうか。
次回、〈アルファポリス版奥書〉を以て連載完了となります。
いよいよ大詰め! アルファポリス歴史・時代小説大賞に参加中の『三国志外伝 張政と姫氏王』第三十七話、第三十八話を公開しました。
宵闇の下、女王の葬礼が挙行され、篝火の揺らめく中に、人々の願望、記憶、計略、そして赤い血潮が照らし出されます。果たして、死せる者が安らかに眠り、生ける者が道を失わない明日はあるのでしょうか。
アルファポリス歴史・時代小説大賞に参加中『三国志外伝 張政と姫氏王』第三十六話「闇に揺れる火」を公開しました。
張政と難斗米は、狗奴王が〔親魏倭王〕の爵位を相続する許可を得るためとして、うるさい近習の阿佐と迦佐を追い払います。一方その頃、姫氏王の殯の宮では、棺に付きっきりの臺与に異変が……。
アルファポリス歴史・時代小説大賞に参加中『三国志外伝 張政と姫氏王』第三十五話「嵐の神の訪れ」を公開しました。
狗奴王狗古智卑狗は、主人を失った邪馬臺国の王宮に入ります。今は亡き姉が、かつて臺与を奪うために、我が妻を侍女に毒殺させたと睨んでいる狗奴王は、その下手人を探し出して死刑に処そうと考えますが、果たして……。
アルファポリス歴史・時代小説大賞に参加中『三国志外伝 張政と姫氏王』第三十四話「酒紅の相」を公開しました。
女王の死により、邪馬臺王位の相続問題が持ち上がります。幼い臺与が推戴されるのか、それとも今や狗奴王となった狗古智卑狗が両国を併せるのでしょうか。〔親魏倭王〕の金印を預けられる立場となった難斗米の胸の内や如何に。
アルファポリス歴史・時代小説大賞に参加中! 『三国志外伝 張政と姫氏王』第三十三話「以に死す」を公開しました。
正始八年、張政は勅使として再び倭人たちの所へ向かいます。その途上、弁韓の狗邪国で帯方へ向かおうとする禿骨先生に遭遇、急報を聞かされますが、道を走り邪馬臺国に着いた時には以に……。
アルファポリス歴史・時代小説大賞に参加中の『三国志外伝 張政と姫氏王』は第三十二話「正始年間」より第三章「死生の巻」の始まりです。
正始二年に帯方郡に戻った張政たち。姫氏王から洛陽への朝貢使は、四年に一度をめどとして発遣されることと決まり、魏朝と邪馬臺国の定期的な交渉が確立されます。張政や梯儁は、引き続きこの関係を支える公務に従事しますが……。
アルファポリス歴史・時代小説大賞に参加中『三国志外伝 張政と姫氏王』第三十一話「出発」を公開しました。
邪馬臺国での任務を完了した張政たちは、帯方郡へ向けて帰路につきます。難斗米は北方諸国を巡察する新しい任務を負い、狗古智卑狗は王子として狗奴国へ還ります。各々が旅で得たものを胸に抱いて、ひとまずの落着を迎えます。そして……。
アルファポリス歴史・時代小説大賞に参加中の『三国志外伝 張政と姫氏王』第三十話「死せる者と生ける者」を公開しました。
難斗米は大率として伊都国に赴任し、奴王の葬礼を執り行います。狗古智卑狗は、父の言いつけによって埋葬を見とどけます。その狗古智卑狗の態度に触れて、難斗米は何を思うのでしょうか。
アルファポリス歴史・時代小説大賞に参加中!『三国志外伝 張政と姫氏王』第二十九話「姉と弟」を公開しました。
姫氏王の弟で、狗奴王の跡継ぎとされる狗古智卑狗。王者の一族に生まれた子だからとて、誰もが政治の才能を持っているとは限りません。姉と弟の関係は何を巻き起こすのでしょうか。
アルファポリス歴史・時代小説大賞に参加中『三国志外伝 張政と姫氏王』第二十八話「狗奴王父子」を公開しました。
姫氏王の冊封の儀式に遅れて、邪馬臺国を訪れたのは、南方の倭人の別種を統べるもう一人の王者、狗奴王でした。狗奴王は、前邪馬臺王との約束を挙げて、独断で朝貢をした姫氏王を責めます。二人の王者の対立は何をもたらすのでしょうか。
アルファポリス歴史・時代小説大賞に参加中の『三国志外伝 張政と姫氏王』第二十七話「親魏倭王」を公開しました。
姫氏王は奴王の排除に成功して、ついに天子より王爵を授かる儀式を敢行し、梯儁と張政は正副の勅使として〔親魏倭王〕の印綬を引き渡します。さて倭人諸国はこれにて丸く収まるのでしょうか。