山わさび塩焼そば(2021)
2018年に発売され全道が泣いたあのカップ麺が帰って来た。感涙にむせぶ!
製造は東洋水産。初めはとにかくむせたり涙鼻水が出たりするけど、そのうち食べ方を覚えて旨味の彼岸に渡ることが出来る。一歩間違えれば立ち昇る香気にやられるという緊張感と、五臓六腑にしみわたる刺戟がたまらない。
熱量507kcal、蛋白質8.9g、脂質24.1g、炭水化物63.7g、食塩相当量3.4g。
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2018年に発売され全道が泣いたあのカップ麺が帰って来た。感涙にむせぶ!
製造は東洋水産。初めはとにかくむせたり涙鼻水が出たりするけど、そのうち食べ方を覚えて旨味の彼岸に渡ることが出来る。一歩間違えれば立ち昇る香気にやられるという緊張感と、五臓六腑にしみわたる刺戟がたまらない。
熱量507kcal、蛋白質8.9g、脂質24.1g、炭水化物63.7g、食塩相当量3.4g。
カップ焼きそば市場の王者ではないが故に類例なき挑戦を続けるエースコック。今回送り込まれた新たなる刺客は「いか天ふりかけ」。具はふりかけに含まれるイカ天と揚げ玉のみ。麺はすごく太くはないものの、太さの印象が口に刻まれる仕上がり。申し訳程度のキャベツでもあれば、さらに賞味感が向上するか。ソースは「いか焼そば」と共通らしく、濃い旨みが特徴的。なお包装の表記にある「付き」は、公式サイトによると正式な商品名には含まれない模様。
「日清デカうま油そば」に喧嘩を売ったか。麺は太くも細くもない。醤油系の基本は共通だが、「デ油」が脂の甘みを前に出しているのに対して、ニンニクと胡麻油で差を付けている。期間限定とはもったいない。
麺はやや太めで、味噌味は正に札幌ラーメン風。これは汁なし味噌ラーメンとでも呼ぶべきか。かえって焼きそばの本分を忘れすぎという誹りを受けるかもしれない。具はキャベツ/挽肉/とうきび、ふりかけは胡麻と胡椒。いつもの中華スープではなく、味噌味との相性を考えた白湯が添付される。味噌味好きなら。
製造はエースコック。豚骨系なら鉄板という期待を裏切らない出来栄え。さらに最近のセコマのカップ麺でよく見るのが、塩分少なめという仕様。本品も食塩相当量が2.7gで、塩辛さが前に出ず、豚骨と鰹粉の味わいを存分に楽しめる。ラーメンは飲み干したい人にも勧められる一品。
長年の定番商品だが、具のキムチが前期品比五割増しとなって新装発売された。豚キムチという看板が期待させるキムチ感を決して裏切らない仕上がりになっている。しかのみならず、スープの味も少し変わってより美味しくなったように感じた。栄養成分表示を見ると、脂質は前期品より1g多くなっている。食塩相当量は全体で0.2g増えているが、めん・かやく分で0.4g増え、スープ分では0.2g減っている。これが測定誤差でなければ、確かに味の組み立てに変化があったようだ。
やき弁通常版の完成度を敢えて崩すという冒険。基本的な構成はそのままで、ソースの味がいつもより強めになっている。やりすぎという感じもあるが、限定版ならではの「アリ」だろう。「期間限定」を明記しているのは賢明な判断だと言える。
熱量582kcal、蛋白質13.6g、脂質29.2g、炭水化物66.1g、食塩相当量7.3g。
製造はヤマダイ。鍋肌で焦がしたような醤油味。具の「揚げねぎ」と「フライドガーリック」もいい味を出しているようだ。鶏ガラ成分が全体を支える。深みのある旨さ。
熱量337kcal、蛋白質5.5g、脂質14.1g、炭水化物46.9g、食塩相当量6.9g。
製造はヤマダイ。小袋の中の液体スープは赤味噌のように見えるが、溶き伸ばすと白味噌のようになる。具に唐辛子の粗みじんが入っていてピリリとした辛味が楽しめる。「濃厚」と称するにはもう一押し欲しいか。唐辛子好きなら。
不朽の定番シリーズ。1975年の発売以来、いつも道民に寄り添う変わらぬ味わい。ソースはやや脂こく甘みが全体を覆い、酸味を裏方に押しのける。戻し湯を使う中華スープが、冷めやすい汁無し系の欠点を補う。具はキャベツと「味付チキンダイス」。四角い肉といえばこれだ。北海道生活には欠かせない一品。
不朽の定番シリーズ。1988年に「スーパーとんこつラーメン」として発売。以後三十年を超える間に、麺やスープに変遷がありながら、一定した支持を保っている。一時期所謂「こってり」系のどろりとしたスープになったこともあったと記憶している。包装の表示にある「濃コク」は、エースコックのウェブサイトなどによると、正式な商品名には含まれないらしい。エースコックを語るには外せない一品。
製造はエースコック。具材はカップヌードル風の構成で、麺も似せている感じ。価格帯的にはスープヌードルと比較すべきか。味はあっさりめでふつうの鶏ガラ醤油系に近い。あんな感じで、でもちょっと優し目の味が食べたい気分なら。
言わずと知れたカップヌードル。セブンイレブンで謎肉キムチと他のカップヌードルを一緒に買うと百円引きというのをやっていたので久しぶりに。この独特の味は日本人がふつうに考える料理とは別の流れを感じる。やはり台湾の食文化から来ているのだろう。麺の汁気吸いやすさも相変わらず。唯一の世界がある。
熱量351kcal、蛋白質10.5g、脂質14.6g、炭水化物44.5g、食塩相当量4.9g。
それと謎肉キムチ‥
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製造はエースコック。基本は白っぽい塩スープで、黒く醤油のように見えるのは調味油。見かけと同じく、味覚上もあっさりした塩味が焦がしラードを引き立てる。油脂分不足気味なら。
製造はヤマダイ。具はカップ麺としては大きめに切られた長葱と、挽肉のようなもの。肉のようなのは原材料名によると「粒状大豆たん白」らしい。つるつるした細い麺に、ほどよい脂のある鴨だしの淡口醤油つゆがピッタリ合う。鴨葱好きなら。
映画「パラサイト」でおなじみのチャパグリ。袋麺から作ると二人前になってしまう問題があったけど
ついに解決するソリューションが。
固形のルウがちょっと楽しい。
とろみがあり家で作るカレーライスを彷彿させつつ、店っぽい雰囲気の味わいを加えた、美味しいカレーつゆです。
「CoCo壱番屋監修 スパイスカレーラーメン」も食べた。
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あれはいつのことだったか、「飲み干す一杯」と出会ったのは。それは確か「背脂豚骨」というものだったと思う。ラーメンの汁は全部飲んではいけないもの、その通念をひっくり返す題名。脂を活かした味の良さに、ただ感動と言っては安っぽくなる、魅了されたとも言える。
しかし、それからどうしたことか、「飲み干す一杯」と逢う機会は少なかった。何年か経って、ようやくの再会。それは「背脂豚骨」ではなかった、それでも同じ「飲み干す一杯」と期待したが、積もる想いが勝ってしまい、かえって味の実感は今一つ。好きだからこそ嫌いになる…[全文を見る]
こってりした醤油系のソースは蒲焼きを想わせる。ここに黒胡椒が効いてくる。戻し4分の太麺が味を活かす。我々は蒲焼きのタレをもっと色々な料理に使える可能性を見逃していたのではないだろうか。蒲焼き好きなら。
「伝説のすた丼屋」というのは多摩地方の名物的な店なのか‥‥おや、北海道にも二店舗だけあった。しかし「すた丼屋」の何たるかを知らない。ラーメン屋ではないようだ。それはおいといて。
「醤油」は戻し3分‥‥。
それと同じつもりで「味噌」を作ろうとすると‥‥、おっと危ない、こっちは戻し5分だ。味に合わせて麺も変えているのだ。
どちらも美味しゅうございましたが、敢えて優劣を付けるなら「味噌」の方が味の組み立ての中でニンニクこさが効いているように思う。ニンニク風…[全文を見る]