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家族との会話を晒すのことを語る

私(アイドル歌謡好き)「ほらほらももちのソロだよ〜聴いて聴いて〜(CDの音量をちょっと上げつつ)……うまい? どう?」
夫(お琴などが好き。男じゃないよ)「聴いてなかった」
私「そんなことできるの?」
夫「僕、興味ないものは聞こえないもん」
私「あっ、じゃあ、多少うるさい音楽かけても平気?」
夫「いやいやいや、嫌いな音楽は無理だから! 不快なのは!」
私「ふーん、なら、ももちの歌は少なくとも嫌いではないと……」
夫「いや、そういう、うーん、難しいこと言うね……」

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家族との会話を晒すのことを語る

雨子「檀れいの金麦CMが映画だったとするでしょ。その場合、二通り考えられるじゃない。サスペンスはサスペンスなんだけど」
雨夫「うむ」
雨子「片方は、一ヶ月に一度檀れいんちにやってくる男がいて、そいつが毎度毎度『今日こそ別れよう』って思ってるんだけど、あのノリに巻き込まれて別れられないと」
雨夫「うん」
雨子「もう一つは、実はそんな相手はいなくて、檀れいは虚空に向かってあれをしているの。どっちがいい?」
雨夫「うん(キラーン)。それはね、つまりこういうことなんだよ。前半は男がいるわけ。でも、いつしかいなくなってると。だけど檀れいのノリはずっと変わんないんだよ……!」
雨子「あなたは(こういうことにかけては)天才ね!」
雨夫「うんうん(小刻みにうなずく)」

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夫「今、僕達、連載何本抱えてる?」
私「は…… !?」

「続刊を待っている漫画は何本あるか」の意味でした。指折り数えたら 10 本くらいでした。もちろん『ガラスの仮面』を含みます。

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雨夫「(テレビから流れる『36歳』という言葉を聞いて)そういや先生、36 歳なんだよね」
雨子「?」
雨夫「『こころ』の先生がさ、自殺したの 36 歳なんだよ」
雨子「ああ………36 歳であのノリなの?」
雨夫「困ったもんだよ」
雨子「困ったもんだねえ」
雨夫「Kもさあ、困ったやつだよ」
雨子「なにも死ぬこたないよね」

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夫「藤原紀香がまた結婚したよ、あれ?」
私「藤原紀香って結婚して離婚してもっかい結婚してなかった?」
夫「そうだよね」
私「また結婚したの??」
夫「いつの間にか僕達、パラレルワールドに……」
私「あー、(頭が)かくっとするう……」

(一度も話題にのぼったことがないのに、あるいはそのためか、夫婦で同程度の勘違いをしていた事例。)

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オットー「これどうかなあ(今日買った新刊をめくり)……ううううう(困)」
私「どうしたと?」(福岡が舞台の小説を読んでいるのであっという間に口調が移った)
「うーん」
「二段組だったと?」
「うーん」
「いきなり『ビッチ』って書いてあると?」
「いや……」
と、そこには彼の苦手なカタカナ名前の登場人物一覧が。

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仕事で若者向けの小説を読まねばならず苦悩する夫。
私「オットーにはつまらんかもしらんね。」
夫「読んだの? あらすじ教えて!」
私「ええっと、天才数学者が……」
夫「けっ!」
私「恋をして……ねえ、ネタバレしていいの?」
夫「だめ!」

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夫「今日は(映画)何見に行くの?」
私「ゾンビ!」
夫「かさかさタイプ? しっとりタイプ?」
私「うーん、しっとりタイプかな!」
夫「そう……(悲しそうに)」

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雨夫「(メールをチェックしながら)……あっ、あのね……急なんだけど、◯◯さんと◯◯さんが、今夜女子会どうですか? って……」
雨子「えっ、私はいいけど……(自分が誘われたと思っている)」
雨夫「そう、じゃあ……行ってくるわね」
雨子「あっ(あーたが誘われたんですか)、うん、じゃあ、私映画見てこようかなあ」
雨夫「(気が楽になった様子で)行ってらっしゃいな! 何見るの?」
雨子「シャマランの……『シックスセンス』の人の……」
雨夫「あ、そう(興味ないけど、にこにこ)」
っていうことだったんです、今朝。今日はそれで一日なんとなく異次元。

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母「(愚痴)」
私「うん……うん……うん………マザー? なにか食べてる?」
母「うん。きゅうりのつけもの(ぽりぽり)。」
私「あっそう」
母「すごく歯ごたえよく出来た(ぽりぽり)。」
私「じゃあ、電話の電源切れるから(嘘)、今日はこの辺で……」
母「最初にさっと湯がくといいのよ」
私「はいはい、じゃ、お元気で」

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コンビニにておやつを選んでいて、メイプルシロップとマーガリンの挟まったパンがあったので「私はこれを食べたいがひとつだと多いので半分食べてくれるか」と彼に問うたところ「喜んで」とおっしゃるので安心してそれを手に取りました。一方、彼は「じゃあ、このどら焼き、半分食べる?」と聞いてきた。私が「うーん(そんなに食べたいわけでもないがどうしてもと言うなら)」と曖昧な態度でいると今度はやけにきっぱりと「いや、やっぱり僕これ一人で食べたい。食べていい?」と言ってきたので、好きにせいと応じると「じゃあ、僕、これ買おう」とレジに向かって行きました。

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叔母「ねえ、あなたって、あらふぉー?」
私「そうねえ、あらうんどふぉーてぃ。あらふぉー」
叔母「私は?」
私「ええと、あらうんどしっくすてぃ…」
叔母「あらし〜ヽ(´ー`)ノ」
というだけの話を電話で、さっき。

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夫「乙嫁の新しいのが出るみたいだよ」
私「(聞き間違えて)えっ、蒼井優が乙女座みたいだよ?」
夫「えっ、そうなの?」
私「えっ、何の話?」

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私「気を確かにもって聞いてほしいんだけど、YUKI が好きなのは私じゃなくてあなたなのよ」
夫「……妻が不思議なことを言い出しましたよ?」
私「それはこっちのセリフです。いつの間にか YUKI は私の担当みたいなことになってますが、もともと YUKI を好きなのはあなたなのよ。だって毛色がちがうでしょ?」
夫「……(小首をかしげて不思議そうな表情)」
私「(イラッ)だって、もう何年も YUKI の新譜ってうちじゃ買われてないじゃない。出る度、あなた、『買わなくていいの?』って言うけど、こっちのセリフだっつーの」
夫「……ほほう」
私「ほほうじゃないよ。新譜を聞きたかったら、自分で買いなさい、ね?」
夫「(しぶしぶ)はーい」

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雨子「あっ、イギリスかよ」
雨夫「あ〜、じゃ、だめだ」
子「伝統芸だもんね。本気になれないよ〜」
夫「……あっ、あ〜、わかってないな〜」
子「こんなにはっきりしてちゃダメだよね」
夫「勘所がわかってないな」
子「これ、あの男の子の卒制でしょ」
夫「じゃ、よく出来てるな」
子「がんばったね」

心霊映像100連発! みたいな番組を見ながら、いちいち難癖をつける我々。

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従姉妹の子は妄想癖があって、しょっちゅうぼんやりしてるそうです。
「でもさ、雨子が子どものときもこんなかんじだったし、いつか治るんだろうなって安心はしてるー」
と、言われました。

えーと、「治る」!?

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私「お豆たくさんありがとう。今日届いたよ。ときに、あのおまめはどう調理するのがベスト?」
母「検索すれ!」

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ある日。
男「へい! 次の僕の休み、長瀞にいかないかい!」
女「私休みじゃないもん」
別の日
男「へい! 長瀞が遠かったら秩父に行かないかい」
女「だから、私、休みじゃないもん」
そしてまた別の日
男「へい! 僕と単線に乗りに行かないかい!」
女「(食い気味に)行く」

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猫はいいわよね。年取ってもかわいいから……

と、義母が重々しく言い、私も思わず重々しくうなずいてしまい……

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夫「あれ、いま、何の話してたんだっけ」
私「……ごめん、忘れちゃった!」
夫「あーれー、なんだっけ」
私「なんか重要な話してたんだっけ?」
夫「まさか!」