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最近観た映画のことを語る

仕事帰りに映画『ヘルタースケルター』をようやく見た。ネットで毀誉褒貶色々見てからだったけど、わたしには思ったほどあちゃーな感じじゃなかった。というか予告編を見て『洗礼』風味の水分多めな感じだろうと思ってたらそのとおりで、けっこう楽しめました。

ただ、ラストはもっと爛れてる美があったらよかったかな。あれだとまだ綺麗すぎるでしょう、マンガでなく、映画なんだし。

あと、音楽と音の扱いが雑なのは気になった。こんなに音がブツブツ切れたり入ったりする映画初めて。クラシック音楽のあまりにクラシカルな使われ方はもしかして狙ったのかなとも思うけど(そこで切るか?という違和感とか)、雑音のブツ切れはなんらかの効果を狙ってるようでもないし、なんだったんだろう?

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『ダークナイト ライジング』、キャットスーツのキャットウーマンがバットポッドにまたがってるのに、セクシーショットがなかったのが残念過ぎる! 細かいとこで気になる点はほかにもあるけど(自動操縦のパッチが確認できるような姿でそれが形を残してるわけないよね?とか)、派手派手しくおもしろかった。街の人は以前より自立的になってたし。

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ようやく『のぼうの城』見た。冒頭で起き上がったのぼう様の尻や背中が汚れてなかったとこだけが不満。あとは美々しい男着物や兜や具足もたくさん見られたし、満足です。

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のぼうの城、冒頭で泥がついてるほうが、中盤の顔にドロリ、にリンクしていいと思うんだけどなあ。ほんと、そこだけ残念。あとはエレカシの歌もよかったし、それが終わった後の音楽もよかった。舞台の場所の現代の風景も。

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『危険なメソッド』、ル・シネマでは今日までと気付いて駆け込みで。奥さんの度量がデカ過ぎ。

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新年初映画は『アルゴ』。しかし次回上映予告のアウンサンスーチー伝記映画に涙してしまった。この予告編で泣きすぎだなわたし。『アルゴ』は特には色彩が面白かった。あと当時の電話器とか揃えるの大変だったろうなー、とか。もちろんダイヤル式。テレックスの機械なんかも興味深かった。

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昨年最後に見た映画は『マリーアントワネットに別れを告げて』。なんというか、堂々たる歴史改変百合映画でした。

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これも先月見た『ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ!』、バレエのドキュメンタリー映画ですが、スポ根もので泣く人の気持ちが少しわかった気がする。予告を見てる時点で涙ぐんでたんですけども、本編ではもっと泣いたわー。

http://www.firstposition-movie.com/

内容的には『リトル・ダンサー』(原題:Billy Elliot)の、もっとタフでシビアなドキュメンタリー版。舞台裏の映像も豊富、というかそれがメインなので、わたしみたいなメイキング好きにとってもたまらない映画です。

あと、昨年春に『ブラック・スワン』を見て、「バレエなめんな!」と憤っていたわたしですが(http://d.hatena.ne.jp/Mmc/20110527)、『ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ!』を見れば、『ブラック・スワン』のバレエダンサーがいかにありえないか、誰にだってはっきりします。『ブラック・スワン』のナタリー・ポートマンのような「プリマ」では、この映画で取り上げられた12歳のセミプロダンサーにさえ太刀打ちできないでしょう。

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『100,000年後の安全』と『プリピャチ』。前者は監督の百物語的な語り口が怖い。けど眠くなります。後者は福島のことをどうしても考えてしまうので、ときどきつらい。つらいっていうだけで終わらせてはいけないんだけど、できることは地味で地道なことしかないのよね。

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よしながふみ原作の『大奥』。相変わらず衣装が現実離れしていて素晴らしい。あと、護国寺でロケしてないのに、堂内の造りや仏様周りのお飾りがそっくりに再現されていてびっくり。凄かったなあ。

ただ、音楽の使い方が前回同様、大仰なのには閉口。そこは音楽で補わなくても…、せっかくの俳優の演技が殺されてしまうじゃないの…、と思ってしまうシーンが多いのが残念でした。それと、吉保が徳子をxxxするシーンがなかったのは、吉保役の小野真千子がよかっただけに、惜しい。

あと笑ったのが、冒頭で様々なヒトやモノが江戸城に運び込まれるシーンで、ふとんの西川のロゴを縫い取りした荷物がばばーんと写ったのがむりやりでワロタ。いや、そりゃベッドシーンというかお布団シーンというか、お褥シーンが多いけどさあ。

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ユーロスペースでようやく『ハンナ・アーレント』を見た。起こる物事とその反響を「知って」はいても、生の人間が演じるのを見るのはまた別物 。

前半、ニューヨークでのインテリたちのドイツ語の響きと英語の交錯が耳に心地よいのは、議論がメタなレベルで行われていたからだった。アーレントが『イエルサレムのアイヒマン』を発表してから、アーレントとその思考の真の理解者のみが議論をメタなレベルに保持し、アーレントに失望したり、彼女を糾弾したりする人々は、哲学と現実を綯い交ぜにし、自分で自分を苦しめているように見える。

アーレントが騒動の渦中、やはり…[全文を見る]

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「ドストエフスキーと愛に生きる」、映画自体は重いけれど、よかった。
が、「5頭の象(ドストエフスキーの長大な5作品のこと)と生きる女」という素晴らしい原題があるのに、なぜこんなメロドラマ的な邦題なのか。
「ドストエフスキーへの愛に生きる」なら、まぁわかるのだが。

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目黒シネマで『ムード・インディゴ うたかたの日々』。前半の裕福で幸せ、華麗な生活の描写が驚くほど原作の空気を彷彿とさせて素敵なだけに、後半がせつない。前半からちょこちょこ描写されるコランの不器用ぶりが、後半の人生のうまくいかなさに拍車をかける。ラスト、ねずみが小説どおりでなくてよかった。でも、彼が最後に持ち出したものが、あの幸せな生活のかけらなことが、またよけいにさみしい。傑作です。

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『世界の果ての通学路』@シネスイッチ銀座

ハラハラして、笑って、泣けて、また笑って、そして自省する映画でした。

あと、えっ、三兄弟でその名前? こんなところにまでこんな祠が! 植民地政策的なキリスト教の進出具合、半端ねーな……、という場面などもあり、文化史的にも非常に興味深いです。

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こないだの土曜日、暑いなか20年ぶりくらいに練馬駅で降りて、『陸軍登戸研究所』(http://www.rikugun-noborito.com)を見てきた。ずっと興味はあったのだが、上映時間の長さと、チラシの告発しているようでありながら、衛生博覧会的なコピーの数々に、何度かのチャンスを逃しまくっていた。

実際、見てみたら、映画本体は3時間も区役所のパイプ椅子も気にならない面白さ。なんといっても時折のぞく戦中ティーン世代のブラックユーモアぶりがチャーミング!

特に登戸研究所の告発本を書いた研究者の奥さんが、自分でも気づいていなかった長年の呪縛から解き放たれたのには笑った。逆に、監督が取材に来るまでは平和でしたよ、と苦笑する完全に蓋をしておきたかった人も。

3時間の長さなので、もっと中野学校との関係を期待していたけど、そのあたりは公刊本や明大の陸軍登戸研究所記念館などでわかるのだろうか?

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『リアリティのダンス』、ホドロフスキーが暗喩から直喩の人になってて、でもパワフルさは相変わらずなので、とてもよかったけど、かなり吸い取られました。

こないだ遅ればせながら見た『グランド・ブダペスト・ホテル』が、失われた古き良き政体とユダヤ人の暗喩的な話だったのと対になるような、失われた悪しき独裁政権とユダヤ人の話でした。これを同じ年に見られたのはとてもラッキーかも。

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映画館で笑ってすっきり、というのが続くパトレイバー実写版。押井守の実写難解迷路に入ったらどうしよう、と若干怯えてたのが嘘のようなわかりやすい面白さです。

さて、前回の3章に続き、今回もカーシャ祭りでわたしはウハウハ。次回はさらにカーシャ祭りの度が増しそう。いや、わたしはうれしいけど、ほかとのバランスはいいのだろうか、とふと思う。

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『大いなる沈黙へ』
眠り込むこともなく、トイレへの切迫感もなく3時間近く、見入っていました。宗教的生活にどれくらい興味と関心があるかで、フォーカスするところが見る人によって変わる映画だろうと思います。

わたし自身は幼少期は夏は東京からカトリックの修道女、修道士、神父が黙想しにくる地域で過ごしていたので、こういう生活がものすごく奇異だとは思わないのですが、ほとんど知らない方からしたら、驚きの生活だと思います。ただ、夏だけ黙想する聖職者の方々は、この映画のように祈り働き祈り働き、を繰り返しているわけではないですが。

とはいえわたしが…[全文を見る]

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ネウマ譜を使っているフランスの教会はけっこうあるっぽいとの情報をいただく。
モンサンミッシェルもそうらしいです。

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『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』
全俺、ガン泣き。もともとグレース・ケリーは毒親持ち、特に父親の方がひどいということは知られてたけど、そのあたりの話をここに絡めてきますかってとこで泣いた。毒親がリアルな人にとっては、ACがそこから離れて自分の居場所を開拓する話として心に迫るものがあると思う。

ちなみに某メルマガで「恋のためにすべてを捨てた、グレース・ケリーの生き方」ってコピーを見かけましたが、むしろ逆だよね、とは映画を見る前から思っていた。大人気女優になっても、えこひいきしてた自分の姉を引き合いに出す(取材側は「今その人の…[全文を見る]