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寺社巡り同好会のことを語る

[法隆寺][いろいろあった実例2]
望遠のレンズを持ってないのでそこまでわかる写真を写せなかったんすけど

五重塔の上部先端部、九輪のところに鎌が4本あります(現地へ行っていただけるとよくわかる)。昭和の大修理でもそのままにされました。雷除けの魔除けとされてるんすが、しかしこの「九輪に鎌4本」はおそらく法隆寺だけなので、ちょっとどうなんだろう、とおもうところがあったり。

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[法隆寺][いろいろあった実例1]

法隆寺にはいくつか謎があります。そのうちのひとつが飛鳥時代の作とされてる朝鮮半島の影響があるとされる「百済観音」で、法隆寺は天平時代につくられたものなのですが、奈良時代の目録には一切出てきません。記録として出てくるのが江戸期に入ってからで、しかしその江戸期の記録にはどこから来たのか一切書いていません。百済観音が夜中にこっそり入ってきたなんてことはないでしょうから、誰かがこっそり紛れ込ませたのかもなんすが。

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京都・千本上立売・石像寺

苦を抜く地蔵が本尊なのですが苦抜きがいつの間にか釘抜きになりいまでは釘抜き地蔵の名前が定着しています

ちゃんと門前に釘抜きと釘のモニュメントが。境内には釘と釘抜きの絵馬が飾られてます

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信長つながりで大徳寺総見院(京都)

こちらは信長の葬儀が行われた場所に秀吉が建立したもの。写真は撮ってませんがこちらにも信長の墓・織田一族の墓があります。

秀吉の残した胡蝶侘助椿↑
個体としてもけっこう貴重な椿のようです。

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京都・堀川今出川の白峰神宮。

雨月物語にでてくる、流された讃岐から京都に戻りたくても戻れなかった崇徳院を祀る神社です。讃岐で崇徳院が死んでから、京都では天変地異がけっこう起きました。それは崇徳院のうらみつらみの結果というか怨霊の仕業ってことになりそれを治めるためにいったん地蔵さんとして京都で崇徳院地蔵ってのをつくって祀るのですが、さらに江戸時代末期に平安時代末期から武士の治世が続いたのも崇徳院の怒りだからだ、っていう説がもちあがり、讃岐で祀られてた崇徳院の御霊を持ってきて、京都でも祀りました。京都の天変地異や、武士の世の中が長く続いたのがほんとに崇徳院の怨霊のせいかどうかはわかりませんが。
天皇を祀るっていっても、こういう神社もあります。

境内の中にある地主社に祀られてる神様が球技の神様なせいかサッカーボールの奉納が多かったです。

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鹿児島市の仙巌園内にある、猫神神社

豊臣秀吉の朝鮮出兵時に、当時の島津の殿様は猫を連れてゆきました。そのうち無事鹿児島へ帰ったこれた2匹の猫を祀ってます(なんで猫を連れてったかっていったら、瞳孔の開き具合で時間を判断するため)。
由来はともかく、猫関係グッズも多かったです。

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四国9番正覚山菩提院法輪寺(徳島県)。去年の春の写真です。

門前に「たらいうどん」をたべさせてくれる茶屋があります。このあたり、たらいでうどんを食べるのが名物らしいっす。
ご朱印の話に便乗します。四国遍路の場合は勤行後、納経所に立ち寄り納経帳に「納経」した「証」に朱印を頂きます。

それがこれ。納経とは本来は写経を納めるのですが代わりに勤行+納札という札を納める方が多いです。
右から四国9番という印の下の毛筆はたぶん「奉納」(崩し字です)。
で、中央には毛筆で本尊の釈迦如来ってかいてあります。上に捺印してある宝印は宝珠のなかに釈迦如来…[全文を見る]

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四国三十七番藤井山岩本寺(高知県四万十町)

一昨年の晩秋にいきました。

ここ、不動明王と薬師如来と地蔵菩薩と観世音菩薩と阿弥陀如来がいます。あたり前ですが
「のうまくさんまんだばざらだんせんだまかろしゃだそわたやうんたらたかんまん」(不動明王)
「おんころころせんだりまとうぎそわか」(薬師如来)
「おんかかかびさんまえいそわか」(地蔵菩薩)
「おんあろりきゃそわか」(観世音菩薩)
「おんあみりたていせいからうん」(阿弥陀如来)と、真言は五つ唱えます。
誰もいなかった札所内の写真を撮りたがってるおじさんに「オマエじゃま」という視線を飛ばされながら勤行した記憶があります。でも意地でもはしょりませんでした。
ちいちゃな一休さんみたいなのは、霊場共通の、案内板です。88のどこの寺にもいてます。

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空気をよまずにまた宮崎っす。

宮崎市の青島神社。神話に関係してきて、失くした針を山幸彦に返すためワタツミの宮から帰ってきた海幸彦が上陸したところです。余談ですが海幸彦と山幸彦って壮絶な兄弟喧嘩の復讐譚みたいなところがあって神様の話というより生々しい人間の争いの話に近いかも、なんて思いました。

で、青島神社は亜熱帯植物に囲まれてます。神田明神とかの東京の神社なんかを見慣れてるほうからすると、不思議な空間でした。

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宮崎の神社について、もうちょっとだけ。
日本の神話でわりと有名なのが天岩戸の話だと思います。姉にあたる日の神アマテラスが弟であるスサノオの乱行ぶりに一時期は寛容であったものの、あまりにも度が過ぎてきたので天岩屋の中に入り戸を閉めて引きこもってしまった話です。その天岩戸の話に縁の場所がここ、天岩戸神社で西宮と東宮があり、写真の西宮はそのアマテラスが隠れた天岩戸が遥拝できます。
小さくて恐縮ですが、鳥居にしめなわがありますけど、7、5、3になってます。きくと高千穂独特らしく天神七代、地神五代、日向三代を意味してるそうです

アマテラスが引きこもった天岩戸の前でアメノウズメが舞い踊り、外のにぎにぎしさに興味をしめしたアマテラスが岩戸を少し開いたところを力自慢のタヂカラオが岩戸を開け投げ飛ばし光が戻ります。これはタジカラオの像。

投げ飛ばした岩戸は長野の戸隠と静岡へ吹っ飛んでます、神話的には。

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この夏宮崎県高千穂町高千穂神社へ参詣。

高千穂は秋から冬にかけての夜神楽が有名なんすけどここでは毎日抜粋したものを通年で実演しています。

内容は天岩戸に関する話でした。写真撮影はなぜか可。でも小心者なので向こうむいてる隙に写メでこっそり。

神楽の舞台の装飾はこんな感じ。上の不思議な紙細工は「えりもの」と云うそうです。

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緑につつまれた44番札所大宝寺。去年の夏に巡拝。
ただ、峠越えをしてきた身にはこの階段はちょっとだけつらかった。