『猫は宇宙で丸くなる 猫SF傑作選』シオドア・スタージョン フリッツ・ライバー他 中村融編 竹書房文庫
まさにタイトル借り。
初訳の『ベンジャミンの治癒』(デニス・ダンヴァース)と『宇宙に猫パンチ』(ジョディ・リン・ナイ)が超おすすめ。特に後者は、その直前のスタージョン作品が(珍しく)わたしにはイヤな話でめげてたところにきたせいもあって、すごくにやにやクスクスさらに吹き出させられて幸せな気分になってしまった。
一方で、西欧での猫フォビアみたいなものは根強いんだなーと。かなりの猫好きでも、無意識下で影響受けるとこあるのかもなーとちょっと思わされた。女性作家の短編のほうがその感は薄かったです。
あとヤングの『ピネロピへの贈りもの』はあいかわらずかわいくて優しかった。
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BLUE GIANT SUPREME 6巻
まんが新白河原人 ウーパ! 9巻
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【竹書房文庫/北怪道】
毎月3冊くらい出てるホラーシリーズなのですが、今月のコレは北海道旅行好きには微妙な気持ち。
だってイニシャルになってても判る地名が…
北海道に住んでいない私にも推測されるような場所もあるので、北海道人は読まない方が良いかもね…。
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10 月
・『岩波講座哲学 05 心/脳の哲学』
・アルジャーノン・ブラックウッド『ブラックウッド幻想怪奇傑作集 秘書奇譚』
・アガサ・クリスティー『三幕の殺人』
・若竹七海『錆びた滑車』
10 月はフェルメールを見に行ったり、諏訪に飲み歩きに行ったり、Yo La Tengo のライブに行ったり、群馬に古墳を見に行ったりと、もりだくさんでした。そのためなのか、『三幕の殺人』までの三冊の記憶が……。
いや、ブラックウッドははっきりきっぱりおもしろかった。急に終わるのですよ。そういうところが怪談ぽくておもしろかった。タイトルかっこいいし。
それから、若竹七海の新作では、「こういったものをどう運ぼうか考えていると、閉まったドアの向こうで物音がした。心臓が脈打つより早く、わけがない。と自分に言い聞かせた。わけがない。わけがないのだ。」という箇所があって、この「わけがない。」の句点に胸が苦しくなりました。おすすめです〜。
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『ふたりの老女』ヴェルマ・ウォーリス(著) 亀井よし子(訳) 草思社 第3刷1995.3.20
・帯にル=グインの推薦文がついてたらしいが、すごく納得できる。
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ましろおのと 21巻 羅川真里茂
公家武者信平 四巻 公卿の罠 佐々木裕一
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今日届いた本。
とうとうぽちっちゃったよー。
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『Made by Hand ポンコツDIYで自分を取り戻す』Mark Frauenfelder(著) 金井哲夫(訳) オライリー・ジャパン
009
>「Makerムーブメント」を主導する雑誌「Make」の編集長、ブロガーとして知られる著者による、ビットの世界からアトムの世界への旅の記録。
野菜作り、エスプレッソマシンの改造、シガーボックスギター作り、鶏小屋作りと養鶏など、さまざまなDIY体験を通じて、個人が物を作ることの意味を考える一冊です。
>「失敗とは恥ずかしいこと」、そして「自家製品は不完全なもの」という固定観念から抜け出して、身の回りの物…[全文を見る]
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似鳥鶏「叙述トリック短編集」
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000313503
石黒正数のカバーを見て手にとってみて、確かに違う感覚があって、実際違ってたんですよね。
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はてなブログで感想を書きました。
『トランペット』ジャッキー・ケイ
http://nakanohitsuji.hatenablog.com/entry/2018/10/13/200000
男性の死をきっかけに、家族や縁の合った人達が、彼を回想する物語です。
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バジーノイズ 1 むつき潤
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9 月
・穂村弘『はじめての短歌』……短歌入門書。男がひとり、外でぼんやり佇んでいると通報されておまわりさんがやってきて、事情を聞かれる。そんなときは「コンタクト落としちゃって」と言えば相手はほっとして「そうですか、大変ですね!」と一緒に探してくれる。だが、そんな、相手の側が、とりわけ世間の代表ぽいおまわりさんが納得しやすい理由でばかり我々は佇んでいるわけではないのです、ってくだりが強烈に印象に残ってしまい、メインのところを忘れてしまいました。おすすめです。
・鯨統一郎『月に吠えろ! 萩原朔太郎の事件簿』……これはめずらしく、さしてお…[全文を見る]
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「荒野の胃袋」井上荒野
いくつか美味しそうなレシピがあって、ブリかぶらは今年試してみたいですね…
「あれの」というペンネームだと思うので、「あれののいぶくろ」だとおもうのだけど「こうやのいぶくろ」とよんでもいいのかな。ハードボイルドな食欲の本で楽しかったです。
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くがつ。せぷてんばー。
「じっと手を見る」窪美澄
「迷子の星座たち」坂崎千春
「りこんのこども」紫原明子
「わたしにふさわしいホテル」柚木麻子
「荒野の胃袋」井上荒野
「『女子』という呪い」雨宮処凛
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「火花」又吉直樹
・ドラマを観たので、せっかくなので
・徳永の神谷に注ぐ眼差しの熱狂と疑念のないまぜになった感じが痛々しかった
・徳永的フィナーレへ向かう心情のまとめは圧巻
・徳永は芸人として生きるために神谷を道を分かったのだけれど、引退したことで、もっと大きく道を違えたと思う。それが自分でも驚くほど、スラスラと出てきた言葉になったのではないかなぁ
・ラストの窓ガラス越しに神谷を見つめ、伝記を認める神谷は、弟子ではなくて観察者のようだ。芸人に産まれながら、芸人として生きる技術を持たない神谷を冷静に見つめている。「人間失格」が自伝という形でなく、作者を置いてあったら、こんな風かなと思った
・私が好きだった、徳永、神谷をめぐる人々はドラマの創作であったのか
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「木漏れ日に泳ぐ魚」恩田陸
不思議なお話でした。
なんか誰も救われなかったような気がする。
面白いともちょっと違うんだけど、面白かったです。
読みやすいし、あっという間に読了。
ある一定の条件下でのみやたらと惹かれるってこともあるよね。それがなくなると魔法が醒めるみたいなことも。
でもなんか、汚い部分も計算もドロドロしたところもあって人間だよね。
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『薔薇とハナムグリ シュルレアリズム・風刺短篇集』モラヴィア(著) 関口英子(訳) 光文社古典新訳文庫
・かなり好みの短篇ばかりだった(諸星大二郎のそれみたいな感じ)
・けっこう長めの解説(堤康徳)つき。読んでる途中で『暗殺の森』の原作ってあったのかそしてこの人なのかと気づいた(ゴダールの『軽蔑』もだって。
・【勝手に引用】
>官権からさまざまな干渉を受けたモラヴィアの作品は、カトリック教会からも危険視され、一九五二年には、すべての著作がローマ教皇庁の禁書目録に入れられた
……な、なんてかっこいい←おい