『情事の終り』グレアム・グリーン
わたしどちらかと言えばモノガミー(だっけ?)で、読み始めたら不倫設定で「うーん」と唸りながら読んでたのだが、第三部に入ったら、泣けてきた。
信じられないのに、祈ってしまう、誓ってしまう、その誓いを裏切れない苦しみ。信じられたら、どんなにか楽だろう。
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いま読んでる本のことを語る
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『図説 英国レディの世界』岩田託子・川端有子 河出書房新社
残念ながらあまり読めないうちに期間切れ(延長処理を忘れてしまった)、近いうちに借り直したい。
借りてから気づいたのだけど、著者の川端有子氏の『少女小説から世界が見える』は読んだことがある。確か他にも訳書かなんかあるはず。女性と社会の関係とその変化について、少女小説の変遷から追ったもので、わたしはけっこう影響受けた。
この本も、以前読んだ『メイドの世界』とは明らかに異なった視点から記述されている。たとえば、「ダイエット」の項では、元々は男がすなるものであったダイエット(バイ…[全文を見る]
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カズオ・イシグロ 「夜想曲集―音楽と夕暮れをめぐる5つの物語―」
リアルで美しい。
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バカリズムの『都道府県の持ちかた』を読んでいる。
だいぶ長いこと気になっていたので借りてきた。
わが埼玉県はどんな持ちかたをされてるのかと思ったら、マグロと合わせてスシにされとった。
指先でつまんでちょいちょいっと醤油つけられとった。ソノ発想ハナカッタワ
とりあえずはいい感じで笑わせていただいてます いままでバカドリルの亜流かしらとか思っててごめんなさいおもしろいです
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『洋梨形の男』 ジョージ・R・R・マーティン
今表題作読んだところ。うぇぇ吐きそう。そういやこの人の本、強烈に感覚に訴えかけてくるんだった。前に読んだのもにおいがしそうで見えそうで総毛立ったんだった。
読んでる途中で、表紙の絵を思い出し、自分が今その絵にふれてるんだと気がついて、髪の毛逆立った。
なんでなのに読んでしまうんだ。納得いかん。
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『始まりの場所』 アーシュラ・K・ル・グィン
ああ、ここに行きたい。この場所に。川に体を浸し、岩に寝そべりたい。
何も考えず、「今」だけを感じたい。
そういう場所から話が始まった。
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『とうに夜半を過ぎて』 R・ブラッドベリ(著) 小笠原豊樹(訳) 河出書房新社
お久しぶりにブラッドベリなんて手に取ってみたりした。
MURDER IS EASY by AGATHA CHRISTIE
久しぶりのノン・シリーズかな?まだとっかかり。
もうすぐこの図書館も使えなくなるんかなと思うと感慨深いとともにちと焦る(^^;)
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『砂の本』 ボルヘス(著)
The Murder on the Links by Agatha Christie
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The Lord of the Rings: The Fellowship of the Ring, Insider's Guide
ティーン向けくらいのごく薄い、『ロード・オブ・ザ・リング』第一部のメイキング本なんだけど、簡潔にかつよくまとまってて楽しい。DVDでも出てなかった(と思う)話も出てくるし。
まず監督の本との出会いのエピソード、トールキンのエピソード。
それから、
オーランド・ブルームが最初に受けたオーディションはファラミアだったとか、
フィルム・オーディションにせざるを得なかったイライジャ・ウッドが並々ならぬ「本気」を見せるためにした工夫(彼はさすが子役から脱落せずきただけあってプロである)とか、
なぜイアン・ホルムがビルボだったかとか。ショーン・アスティンその他のホビットたちのそれぞれの役への深い理解とか。
読んでるとまた映画見たくなる。DVDは全部うちにあるんで、見ようと思えばいつでも見られるんだけどね。
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堀江敏幸「未見坂」(新潮文庫)
この人の文体に浸かってゆらゆらするのが至福。
「雪沼」シリーズとのことだけど、最初の本は後味がさっぱりしていた。
こんどのは、なんかひっかかるなぁ。
とにもかくにも、久しぶりで嬉しいことだ。
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マッケン『夢の丘』、同著者『白魔』の解説で「すごいけど二度と読みたくない本」という評価を誰だったかイギリスの作家に受けているってんで読み始めたのだが、
三分の一くらいだろうか、どんどん不穏になってきた。『ドグラ・マグラ』のようなものを、もっと日常的なレベルで追体験していく感じ。目の前の現実を、あらまほしいものに個人の脳が脳内だけで変換していくのを、手をひかれながらついていく感じ。
戻れなかったらどうなるのだろう。
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TOKYO BLACKOUT 福田和代
首都大停電の話。根本にはテロがあるっぽいんだけど、東北震災のため原子力発電所が止まってるとか、リアルです…
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THE SHEPHERD by FREDERICK FORSYTH
フォーサイスも初めて。『ジャッカルの日』なら映画で見たけど。
以前、105円になってた洋書を買いあさってた時にまとめ買いした一冊。今まで読んでたものと違う世界で新鮮。イラストがかなり入ってるので読み終わるのも早そう。
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武士道エイティーン。
武士道シリーズ、ついに最終巻。
番外編の、緑子姉さんに涙…
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『あの薔薇を見てよ ボウエン・ミステリー短編集』エリザベス・ボウエン(著) 太田良子(訳) ミネルヴァ書房
以前何かの短編集で名前が印象に残っていたので借りてきた。ミステリーと銘打ってはいるが、どちらかと言えば「奇妙な味」の気がする。
わたしは好きだ。
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『モーム短編選(上)』行方昭夫(編訳) 岩波文庫
初モーム。
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「ハルヒ溜息」。キョンは、なんでそんなメイドコスプレ好きなんだろう。ひいては筆者、対象とされている読者。
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平岡梓『伜・三島由紀夫』(文春文庫)
これは、これは、これは、ああ……。
うちの親にも何か書かせたいぜ。
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『神を見た犬』ブッツァーティ(著) 関口栄子(訳) 光文社古典新訳文庫
すさまじく頭のよい人が書いたショート・ショート集、という印象。
なかなかに怖い話が多いんだけど、ホラーとは違う。すごく読みやすい。
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汚れた檻 / 高田侑(角川ホラー文庫)
前に同じ著者のうなぎ鬼を読んで面白かったので、また…
ホラーなのにテンポが良くて、時々エッセイみたいに笑わせる部分がある。
(以下抜粋)
決して男にはわからないタブーが女にはある。何気なく話しているうちに
突然怒っていることがよくある。いわゆるひとつの地雷というもので、これをうかつに踏むという哀しい経験と積んでいくことで、無口な渋い大人の男ができあがっていくのだと俺は密かに考えている。
カフェでお茶しながら読んでたら、こんな文章があったのでホラーなのにフイタ!
( ´,_ゝ`)プッ 内容はホラーなのにディテールがリアリティー在り過ぎる。