工藤美代子『聖霊の島』ランダムハウス講談社
ハーンの評伝三部作の第二部だということに気づいたのは借りてきたあとでとりあえずよんでる。
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工藤美代子『聖霊の島』ランダムハウス講談社
ハーンの評伝三部作の第二部だということに気づいたのは借りてきたあとでとりあえずよんでる。
『中世ヨーロッパを生きる』東京大学出版会
http://www.utp.or.jp/bd/4-13-023051-4.html
http://www2.lib.yamagata-u.ac.jp/you-campus/koeki/kiyou-koeki/7/7-p191-204.pdf
再々読くらいか
ゼミの恩師の論文ものってる
すっごくおすすめ☆
澁澤龍彦全集11
あーってなった、あーーーーーーってw
この、あーーーを言語化するとゆうに原稿用紙100枚くらいはイケそうな、物狂おしい、あーー
しかし、澁澤はほんとに冷徹で剛毅でいやったらしくて魅力的な「親王」だなあ、比べて由紀夫さんは初心いし野暮いよ、うん(でもそこが可愛いのだけど、愛され系というか、ほんともう、ねえええ)
あと、澁澤×三島「鉢の木会」なる薄い本はきっと、たんにヘリオガバルスについて薀蓄たれるだけでそれっぽい雰囲気が出て、かつ考証的なものもバッチリいけるのだと思い出しましたw
モラリー『ジャン・ジュネ伝』
コレクター商品で84000円!!! いっとき、恋する虜もそんな値段だったよなああああ(ようやく先日ゲットしました☆)
「彼は死にもの狂いで読み、死にもの狂いで書く。一九四二年以来ではなくて、昔からだ。十三歳で、「ナノ・フロラーヌ」は手記を書き、二十七歳で、彼はそこに音楽が聞こえる数通の手紙を書くが、その音楽はやがて彼を有名にするだろう。以後、本当に囚人となり、独房、遠方の豪邸、近郊の屋根裏部屋もものかは、彼はその先端だけがきらめいている氷山=作品を作成し、それを発表する…[全文を見る]
ハスキンズ『十二世紀ルネサンス』みすず書房
20年以上ぶりに再読
これはゼミで初回講義までに読まされた本(このいいっぷりがねw)、でもすごく面白かった(もちろん、いまよんでも面白い)
邦語ではパノフスキーの『ルネサンスの春』(これは部分的)の他に、これと『トリスタンとイズ―』が初回だった気がする(こっちは読んでたから楽だった)
筒井康隆「漂流 本から本へ」
表紙デザインがいかにもな鈴木成一デザイン室
目次みてひとつ、ふたつ読んで「あ、これは年代順におっていく、でいわゆる自伝の範疇なんだけど本を読むことで作家ができあがりその後の過程を示してるだけでなく、筒井ファンは書評を楽しんで逆に筒井作品をあらためて読み返すよう誘導される、本に本が仕掛けられてるメタフィクション的なそれ」とおもう
くりかえされる語もなんとなしにこころにくく愉快なきぶん
やっぱり面白い小説かくひとは面白い本よんでるよねv
ビュートルの『心変わり』読み始めた。
あー列車で旅に出たいねえ。ていうかTGVに乗ったのとか思い出しよ。
ちなみにこれルノードー賞http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BC%E8%B3%9Eとってます 日本ではゴンクール賞に比べたら知名度ないかもですが、いい作品ならんでるのでご興味ありましたら♪
パット・カリフィア『パブリック・セックス』青土社
【目次】
序、あるいは造反有利
Ⅰ 性のアウトロー対セックスポリス
承諾年齢 キディ・ポルノ大騒動77
キディ・ポルノ大騒動77その後
公共の場での(パブリック)セックス
声なき犠牲者
わいせつで不快きわまりない、下劣なミーズ委員会報告
Ⅱ わたしたちの内部で・わたしたちに対立する――フェミニズム右派
わたしたちの内部で・わたしたちに対立する――ニューピューリタンズ
ポルノと暴力の同一視は政治的抑圧となるか?
悪しきものは見ず 今日のフェミニスト反ポルノ運動
フェミニズム、小児愛好、子供の…[全文を見る]
竹山博英『プリーモ・レーヴィ アウシュヴィッツを考えぬいた作家』言叢社
他のレーヴィ―作品をよんでからのほうがよかったかもとおもいながら
途中カルヴィーノ様のアドバイスなどのはなしも出てきてカルヴィーノふぁんたるわたしを喜ばせてくれる一方(レーヴィ―はすすめられてSFを書いている)、「記憶」の取り扱いについてほとんど首を絞められているかのような気持ちにさせられる
「私は判事であるよりも証人でありたい。自分で見て耐え忍んだことを、証拠として持ち帰るのが私の義務だった」
『神曲』をやはり、何度でも読み返さないとならないともおもう
平岡梓『伜・三島由紀夫』(文春文庫)
これは、これは、これは、ああ……。
うちの親にも何か書かせたいぜ。
ウンベルト・エーコ『バウドリーノ』 上!
エーコ先生、ちょーノリノリである☆
アントナン・アルトー『ヘリオガバルスまたは戴冠せるアナーキスト』(白水Uブックス)
パスカル・キニャールの『アルブキウス』から妙なローマ熱に冒され、ほんとはカエサルの『ガリア戦記』を読むはずがなんだか見つからず(どこ行ったー?)皇帝もの方面へ。
多田智満子訳の快さかアルトーの書きっぷりだか思考の面白さのせいなのか、このままいくと、薔薇の香りのする葡萄酒を満腹なのにも気がつかずあれよあれよと飲み干して遂には血の河になってしまう、みたいな気分です(笑)。
西成彦『エクストラテリトリアル 移動文学論Ⅱ』(作品社)
アガンベンをおやすみし(笑)、こちらへ。
まだ「一九三〇年代のポーランド文学論 「春」と「黒人」の問題圏」よんだだけですが、素晴らしいっ!
シュルツ未読なので来年絶対よむです。
あと、やっぱりゴンブローヴィッチは凄い。ちょびっと引用。
「こうして、彼は、いかなるイデオロギー、いかなる物語、いかなる形式を前にしても、それに全面的に屈服することなく、逆にいつのまにかそれを転覆してしまう。ゴンブローヴィッチにおけるマゾヒズムとは、まず何よりも、この文学的戦略のことを指すのでなけ…[全文を見る]
ジョルジョ・アガンベン『言葉と死 否定性の場所にかんするゼミナール』(筑摩書房)
このわたしがアガンベン読むなら『スタンツェ』からだと信じてたんですが、何故かこれを手にとってしまったです(たぶん、キニャールがいけない)。
ドイツ語がでてくると目が泳ぎますが辛抱。うむ。
そういえば、わたしが初めて「ザンジバル」という地名を知ったのは、まぎれもなく「ガンダム」であったのだ。
と、カプシチンスキの『黒檀』読みながら思い出す。
それにしても。
『黒檀』、ムチャクチャですがなw いやもう、とんでもないです。
まだ10月だけど、「今年の10冊(いや、去年20冊だったし今年は30冊でもいいと性懲りもなく思ってるのだが)」に入れること決定だったりする。
倉田保雄『なぜフランス人は自信満々なのか』(海竜社)
「フランス人、かっちょええええ」と、いいとこだけ見て勘違しまくりなひとを誘発しそうだけど(←それはわたし)、それでもやはし、エスプリ万歳なのだ!
(ていうか、どうみても「厭なところ」のほうが魅力的なのよね)
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小田部胤久『西洋美学史』(東京大学出版会)
おっかなびっくり手に取ったけど、第一章はひっかりなく読めた(プラトンだったので)。
いちお、わたし、西洋美術史なんてものを勉強したけど却ってビクビク。
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ジャン・ジュネ『ブレストの乱暴者』澁澤龍彦訳(河出文庫)
図書館に、全集の4巻がナイので腹立ち紛れに借りてきた。
順番に初期から読みたかったんだよ~~~~~~><
中央公論社「谷崎潤一郎全集 第十六巻」
きっと、その筋(どの筋だ?)では有名なのでしょうが、棟方志功装丁。
挿画に小出楢重。
何版というのかわからないけど、文庫よりちょっと大きいだけの縦長サイズ。
白地に下三分の一、金糸でおおどかな花模様を綴れに織り出した本。
背文字は緑青色だろうか?
ちょっと、これ、おしゃれすぎるヨ!!
手にもった感じもすごく、好い。
否、悦楽的といっていいほど気持ちよいゾ。指先が。
ああもう、谷崎、恵まれてるよなあ。