TECSUN PL-880 とデジタル IC 世代のラジオ製造
TECSUN PL-880 は東莞市徳生通用電器製造有限公司が、その創業二十周年を期して2013年末に発売したワールドバンドラジオです。手許では一年ほど前に円安の時勢にしては割安な価格で入手することができました。ラジオライフ誌が「ソニーを超えた」と高く評価するその実力はどうでしょうか。
ソニーに代表される日本のラジオは、自動車と並んで戦後日本の主要な輸出品目となった時期もあり、黄金期ともいえる'70〜'80年代の高級機は今でも世界のラジオマニアからの高い評価を保っています。そんな時代の日本製品に…[全文を見る]
TECSUN PL-680
10月に AliExpress のradiwow Store から迎えた 「調瀕立体声/長波/中波/短波収音機」TECSUN PL-680 について評価します。
なお外箱に「2018.10 VER.3」という表記があり、何らかの改良が施された後期型となっているようです。
本体は手帳型のカバーに入った状態で梱包されていました。このカバーは二種類あるようで、ウェブではポーチ型のものが掲載されている場合も見ます。他に同梱品はイヤホン、ワイヤーアンテナ、USB 充電転換器 U-600 です。外箱が中国語版なのに反して説明書は英語版でした。
液晶画面には製造時保護用の薄いフィルムが貼ってあ…[全文を見る]
ELPA ER-C57WR と RADIWOW R-108 の比較
ER-C57WR は ELPA こと朝日電器が日本市場向けに販売する小型のワールドバンドラジオです。長波や短波も含む所謂ラジオだけでなく、エアーバンド(航空無線の傍受)にも対応するなどの機能は RADIWOW R-108 とよく似ていて、本体の大きさやロッドアンテナの長さも同じくらいです。
また、分解した人たちによると(ELPA ER-C57WR(その5) « ミニーの独り言 (´○`)はぁ~、RADIWOW R-108(その2) : kerokeronyororoのblog)、機能の中心になる DSP チップはどちらも Si4734 ということなので、発売時期が C57WR は5年ほど早いとはいえ、基本的には同等の性能を持っているかと予想されます。
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(承前) RADIWOW R-108 を三ヶ月ほど使っての感想を書いておきます。良いラジオです。
感度は手持ちのラジオの中で良い方です。DSP によるフェージングなどの影響を軽減する処理も良い感じではないかと思います。音質は癖のない透明な出力で、スピーカーは音量を上げても嫌な響きを出さない堅牢さも備えています。AM では 6/4/3/2/1kHz という五段階の帯域の切り替えが可能で、電波状況が良ければ 6kHz にすると、振幅変調でもこんなに良い音が出るのかと驚きます。
5000円前後という売価と掌に乗る大きさの範囲で気になる所はあまりなく、バンドを切り替える時にボッとい…[全文を見る]
RADIWOW R-108 収音機来到我家!
(RADIWOW R-108 ラジオが我が家に来たぞ)
Amazon で5698円−1050円の全波段数字解調収音機をお迎えしました。同価格帯で定評ある TECSUN(徳生通用電器) の PL-310ET か PL-380 にしょうかと思っていたけど発売が一年半ほど前と新しいこちらを選択。
マーケットプレイスに xhdata JP として出品している業者は東莞市信懐徳電子商務有限公司という会社で、徳生製ラジオを中心に、自社ブランド XHDATA や RADIWOW のラジオや周辺製品も扱い、AliExpress や eBay、各国アマゾンなどを通じて国際…[全文を見る]