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家族との会話を晒すのことを語る

夫、会社でお弁当箱を洗おうとしたところ、給湯室にゴキ様がお出でだったので腰を抜かしてしまい、先輩(女性)が来て始末してくれるまで何もできなかったとのこと。
私「…………じゃ、その先輩に感謝しなくちゃ」
夫「でもいつものことなんだよ」
私「い つ も……?」
夫「そう。ゴキが出る度に彼女がやっつけてくれるんだ。ああ! 僕、女だったら絶対陰口言われてるよね、かまととか…」
私「男でも言われてるよ!」

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夫「(突然)映画でさ、なんとかビフォーなんとかって…」
私「ナイトメア・ビフォー・クリスマス」

夫「(藪から棒に)映画で、なんとかオンなんとかって…」
私「ナイト・オン・ザ・プラネット」

夫「(いきなり)映画で、なんとかインなんとか…」
私「メン・イン・ブラック」
夫「ちがう!」

「ちがう!」て言われましても。

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母からメールが来ました。
母「きゅどすてなに」
私「何語?」
母「しらん」
私「(kudos かなあと推理して)名声とか、そういう意味だと思うけど、それで文脈に合ってそう?」
母「じゃがいもいる?」
……かーさん、きゅどすてなに。

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夫「あれ、いま、何の話してたんだっけ」
私「……ごめん、忘れちゃった!」
夫「あーれー、なんだっけ」
私「なんか重要な話してたんだっけ?」
夫「まさか!」

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猫はいいわよね。年取ってもかわいいから……

と、義母が重々しく言い、私も思わず重々しくうなずいてしまい……

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ある日。
男「へい! 次の僕の休み、長瀞にいかないかい!」
女「私休みじゃないもん」
別の日
男「へい! 長瀞が遠かったら秩父に行かないかい」
女「だから、私、休みじゃないもん」
そしてまた別の日
男「へい! 僕と単線に乗りに行かないかい!」
女「(食い気味に)行く」

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私「お豆たくさんありがとう。今日届いたよ。ときに、あのおまめはどう調理するのがベスト?」
母「検索すれ!」

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従姉妹の子は妄想癖があって、しょっちゅうぼんやりしてるそうです。
「でもさ、雨子が子どものときもこんなかんじだったし、いつか治るんだろうなって安心はしてるー」
と、言われました。

えーと、「治る」!?

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雨子「あっ、イギリスかよ」
雨夫「あ〜、じゃ、だめだ」
子「伝統芸だもんね。本気になれないよ〜」
夫「……あっ、あ〜、わかってないな〜」
子「こんなにはっきりしてちゃダメだよね」
夫「勘所がわかってないな」
子「これ、あの男の子の卒制でしょ」
夫「じゃ、よく出来てるな」
子「がんばったね」

心霊映像100連発! みたいな番組を見ながら、いちいち難癖をつける我々。

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私「気を確かにもって聞いてほしいんだけど、YUKI が好きなのは私じゃなくてあなたなのよ」
夫「……妻が不思議なことを言い出しましたよ?」
私「それはこっちのセリフです。いつの間にか YUKI は私の担当みたいなことになってますが、もともと YUKI を好きなのはあなたなのよ。だって毛色がちがうでしょ?」
夫「……(小首をかしげて不思議そうな表情)」
私「(イラッ)だって、もう何年も YUKI の新譜ってうちじゃ買われてないじゃない。出る度、あなた、『買わなくていいの?』って言うけど、こっちのセリフだっつーの」
夫「……ほほう」
私「ほほうじゃないよ。新譜を聞きたかったら、自分で買いなさい、ね?」
夫「(しぶしぶ)はーい」

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夫「乙嫁の新しいのが出るみたいだよ」
私「(聞き間違えて)えっ、蒼井優が乙女座みたいだよ?」
夫「えっ、そうなの?」
私「えっ、何の話?」

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叔母「ねえ、あなたって、あらふぉー?」
私「そうねえ、あらうんどふぉーてぃ。あらふぉー」
叔母「私は?」
私「ええと、あらうんどしっくすてぃ…」
叔母「あらし〜ヽ(´ー`)ノ」
というだけの話を電話で、さっき。

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コンビニにておやつを選んでいて、メイプルシロップとマーガリンの挟まったパンがあったので「私はこれを食べたいがひとつだと多いので半分食べてくれるか」と彼に問うたところ「喜んで」とおっしゃるので安心してそれを手に取りました。一方、彼は「じゃあ、このどら焼き、半分食べる?」と聞いてきた。私が「うーん(そんなに食べたいわけでもないがどうしてもと言うなら)」と曖昧な態度でいると今度はやけにきっぱりと「いや、やっぱり僕これ一人で食べたい。食べていい?」と言ってきたので、好きにせいと応じると「じゃあ、僕、これ買おう」とレジに向かって行きました。

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母「(愚痴)」
私「うん……うん……うん………マザー? なにか食べてる?」
母「うん。きゅうりのつけもの(ぽりぽり)。」
私「あっそう」
母「すごく歯ごたえよく出来た(ぽりぽり)。」
私「じゃあ、電話の電源切れるから(嘘)、今日はこの辺で……」
母「最初にさっと湯がくといいのよ」
私「はいはい、じゃ、お元気で」

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雨夫「(メールをチェックしながら)……あっ、あのね……急なんだけど、◯◯さんと◯◯さんが、今夜女子会どうですか? って……」
雨子「えっ、私はいいけど……(自分が誘われたと思っている)」
雨夫「そう、じゃあ……行ってくるわね」
雨子「あっ(あーたが誘われたんですか)、うん、じゃあ、私映画見てこようかなあ」
雨夫「(気が楽になった様子で)行ってらっしゃいな! 何見るの?」
雨子「シャマランの……『シックスセンス』の人の……」
雨夫「あ、そう(興味ないけど、にこにこ)」
っていうことだったんです、今朝。今日はそれで一日なんとなく異次元。

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夫「今日は(映画)何見に行くの?」
私「ゾンビ!」
夫「かさかさタイプ? しっとりタイプ?」
私「うーん、しっとりタイプかな!」
夫「そう……(悲しそうに)」

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仕事で若者向けの小説を読まねばならず苦悩する夫。
私「オットーにはつまらんかもしらんね。」
夫「読んだの? あらすじ教えて!」
私「ええっと、天才数学者が……」
夫「けっ!」
私「恋をして……ねえ、ネタバレしていいの?」
夫「だめ!」

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オットー「これどうかなあ(今日買った新刊をめくり)……ううううう(困)」
私「どうしたと?」(福岡が舞台の小説を読んでいるのであっという間に口調が移った)
「うーん」
「二段組だったと?」
「うーん」
「いきなり『ビッチ』って書いてあると?」
「いや……」
と、そこには彼の苦手なカタカナ名前の登場人物一覧が。

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夫「藤原紀香がまた結婚したよ、あれ?」
私「藤原紀香って結婚して離婚してもっかい結婚してなかった?」
夫「そうだよね」
私「また結婚したの??」
夫「いつの間にか僕達、パラレルワールドに……」
私「あー、(頭が)かくっとするう……」

(一度も話題にのぼったことがないのに、あるいはそのためか、夫婦で同程度の勘違いをしていた事例。)

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雨夫「(テレビから流れる『36歳』という言葉を聞いて)そういや先生、36 歳なんだよね」
雨子「?」
雨夫「『こころ』の先生がさ、自殺したの 36 歳なんだよ」
雨子「ああ………36 歳であのノリなの?」
雨夫「困ったもんだよ」
雨子「困ったもんだねえ」
雨夫「Kもさあ、困ったやつだよ」
雨子「なにも死ぬこたないよね」