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くたびれ はてこのことを語る

親族は最初、にんじん娘の夫をたいそう馬鹿にして失礼千万な接し方をしていた。
新婚当時、誰よりもちおを邪険にしていたわたしはそれを見てたいへん頭に来た。
 
あんたら、あたしの夫だったらショウジョウバエみたいに適当に扱っていいと思ってるね?
でもこの人はあたしの夫である以前に一人の人間なんだよ。
そんな態度でいいと思ってんの?!
 
でももちおは地味にロータリー活動に励み、イメージアップの機会を豆にとらえてがんばった。
やがて親族は「はてこと違ってもちおさんは話のわかる男だ」と思い始めた。

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大事なことに気がついた。
 
わたしはルナールの「にんじん」みたく、ある点で家庭内ヒエラルヒーの最下層民だったんだけど、
結婚してから両親と継母、そして弟妹は、
わたしの尊厳を無視するような言動をとることが、夫に対しても失礼なことだということを徐々に学んだ。
 
「うちの娘・継子、姉だからどう扱おうが他人に口を出される筋合いはない」
という態度を、
「よそさまの奥さま」
に対して粗相のない振る舞いに改める必要があることを、もちおが徐々にわからせた。

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くたびれ はてこのことを語る

なぜおとんと継母と、人並みの親子のように話せるかも考えてみた。だいたい同じ。
 
・経済的にも物理的にも離れて暮らしている
 
・相手の反応がどうあれ、また100点満点じゃなくても、心を込めて接したらそれは立派なことだと自分を誇りに思った
 
・家庭内ローカルルールを客観的に見てくれる人を得た
 
・「ああ、りっぱりっぱ、はてちゃんはやさしい子じゃなあ、俺は誇りに思う」と言ってくれる夫を得た

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くたびれ はてこのことを語る

おかんがちょっと思いつかないような酷いことをあれこれ言った日々を思い出した。
なぜおかんと人並みの親子のようにいま話せるのか。
 
・早いうちに家を出て避難場所を確保し、経済的にも自立して経済制裁を回避した
 
・「親に従順でありなさい。それは約束を伴った最初の命令です」って聖書に書いてるから、
 親孝行しようとしたら結果がどうだろうと親がどう反応しようと神はお喜びだと確信して慰められた
 
・自分の家庭を持ったので、親の対応について第三者からの客観的な意見が得られた
 
・「おお、えらいえらい、はてちゃんはなんていい娘だろう、俺は誇りに思う」と言ってくれる夫を得た

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twitterやめればいいのか

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うえーん、告田ランドの魔法の解き方がわからないよう。ワン神さまー!

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これ、やめるにはどうしたらいいんだろう?

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家が荒れると隣の祖父母の家に非難していたので、
祖母が他界して祖父が両親と同居するようになったときは
「もう実家に帰れない」
と思ったことを思い出した。
 
いまも実家に行ったら祖父の部屋によく逃げ込んでいる。
もう大人だけど。

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06年のmixi読み返して、いまの自分はほんとバカになってしまったんじゃないかと思えてきた。
こんな生活してたら馬鹿になるのはごく自然なことだと思わざるを得ない。
これまでの大きな決断を振り返り、これでよかったのか悶々とする。

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くたびれ はてこのことを語る
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兄はわたしには電話もメールも至って真面目なものしかよこさないんだけれど、妹には
「おばあちゃまよ(裏声)」
とか
「あーちゃんです☆」
とか毎回おかしなことを言ってくるらしい。

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わたしたちは親の離婚やわたしの家出で、早いうちにばらばらに暮らすことになった。
それでときどき手紙をやりとりした。
 
わたしが精神的に行き詰っていたとき、自分の中に得体のしれないちいさな子どもがいるように思えたことがあった。
精神科に通ったり、生い立ちに関する本を読んだりしながらかなり悩んだ。
そのとき母から少し話を聞いた妹が、走り書きの手紙をくれた。
 
「お姉ちゃんの中の子どもはきっと小さいときのお姉ちゃんなんだと思う。
 でも小さいときのお姉ちゃんのそばには、ちいさいときの長男お兄ちゃまと、次男兄ちゃんと、わたしもいるんだよ
 忘れないでね」
 
と書いてあった。
子供の頃は切実に一人っ子に憧れたこともあったけど、大人になると兄弟がいてよかったと思う。

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これまでで一番もちおすごいと思ったのは、
高校で3年間バイトし続け、その大半を母親に貯金してもらっておいて、
卒業間近にだいぶたまっただろう、百万単位でと思って母親に聞いたら、
「ご飯食べたやろ!」
とわけの分からない返事をされ、
「ああ、全部使い込まれたんだ」
と気づいたときに、
「『俺の労働は家族の生活を支える貴重な生活費になったんだ』と思った」
と言ったことです。
 
すごいっていうか、もしかするとちょっとやばいという気もするけど、えらいよね。色んな意味で。

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「兄くんのあとに産まれた女の子は、次男を風呂に入れている間つかまり立ちさせたらよく溺れていた」
という話も60回ぐらいは聞いた。
「ブクブクブクって音がするからあれ? って思うと、溺れてるのよねーw」
それはかわいそうなことをした話じゃないのか。
 
「あと掘り炬燵で麻雀やってたら、いなくなっちゃって。しばらくしたら麻雀してたお友達の一人が
 『なんかぐにゃっとしたものを踏んだ』
 って言いだして、炬燵の中を見たらはてこが落ちてたのよww」
 
やばいじゃん、それ。一酸化炭素中毒で声も出さずにぐったりしてたんだろ。

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「兄くんは最初の子どもだったから、子どもをどう扱っていいかわからなかった」
「だからそばに来たり触られたりすると嫌だったの」
「小学校に入ったばかりのころ、はてこたちをお風呂に入れていたら兄くんがきて、
 『ぼくも入っていい?』
 って言ったんだけど、もうお兄ちゃんでしょ、って言って、入れなかったのよ」
「まだ6歳だったのに。妹子が6歳のときとはぜんぜん違ったの」
「弟太が生まれて、はじめて子どもを自然にかわいいと思えたわ」
「かわいそうなことをした」
 
という話を、母は少なくとも40回ぐらいしてきた。

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兄は幼い頃から、周囲も心配するほどわたしを目の敵にしていた。
外で会えば無視したし、家に帰れば弟妹と結託して銀玉銃で撃ってきたり、ことごとく攻撃してきた。
でも誕生日にはいつも本とカードとすてきな小物をくれて、旅行に行くとお土産にアクセサリーをくれた。
「兄くんは、前世はてこにふられたの。それで恨んでいるのよ」
と霊能者の祖母は言った。
 
家が荒れていた間、両親の間に割って入ったのはわたしで、兄はいるのにいないような感じだった。
兄は母が出て行ったあと、棒杭を庭に立てて、毎日それを殴ったり蹴ったりしていた。
夜になると自分の部屋の壁…[全文を見る]

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妹が一時期度を超えてあれこれわたしに要求してきたことがあった。
 
たまりかねてついに
「あのね、わたしは妹子のお父さんでも旦那さんでも彼氏でもないの」
「ほかの人にそんなことを言ったらどうなるか、考えてごらん」
と言ったことがあった。妹子は少しもひるまず、
 
「だってお姉ちゃんでしょう?!」
 
と言い放った。
「じゃあ妹子も継妹子のお姉ちゃんだけど、継妹子にそれだけしてあげるの?」
「継妹子は違うじゃない!」
いつまでも末っ子気分でいる妹子であった。
 
ちなみに妹子は姉が結婚してから、姉とぶつかると
「もういい、もっちゃんにかわって」「もっちゃんにどう思うか聞いてみたらいいよ!」
と義兄に頼るようになったのであった。

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もちおは長男。長男だから偉いと思っている。
家では黙っておやつを独り占めしたり、弟妹に説教したりしていた。
長男がどのくらい偉いかというと親の次に偉い。
だから長男は、弟妹の面倒を親代わりに見なければならないと思っていた。
 
母の出産里帰りに際しては小学校に上がる前から日中一人暮らしもする。
小学校の帰りに幼稚園の送り迎えにも行く。
社会に出たら働いて、弟妹の学費と生活費を捻出する。
弟が結婚したら家計に不釣合なお祝いをし、子どもが生まれたらさらに出血大サービスのお祝いを送る。
上京してくれば食事の会計を持つのはお兄ちゃんだから当然だ…[全文を見る]

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くたびれ はてこのことを語る

姑が得意になれること、何かわたしがずぶの素人で、姑が明るい分野はないかと考えた。
姑はハンドメイドが大好きで、赤字出しまくりでデザイン・フェスタに出品したりネットショップを開いたりしている。
そうだ、ミシンだ。
 
ミシンの上糸と下糸の調子がどうしてもうまくいかないと話したとき、姑はむしろ謙虚だった。
姑はちょっと照れながら恥ずかしげにミシンの扱い方を説明した。
そしてあっという間に糸調子を整えてくれた。嫁は感激した。実際とても助かった。
 
以来関係がこじれるとミシンの話をするようにしている。
遊びに来て下さいというと警戒して渋るけれど、ミシンの調子を見に来てほしいと言うと来る。
姑は必要とされたいんだろうな。