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昼間のアナニアシヴィリの「瀕死の白鳥」が繰り返し瞼に蘇る。最期、力尽きる白鳥、ふっと舞台の床に腕、そして手が落ち、同時に二階席まで聞こえた、こつん、という音。その、こつん、を陳腐にさせない、本当に鳥ならそんな音はしないはず、とかそういうツッコミを跳ね除ける、そこに至るまでの一連の踊り。

ラストのその、こつん、からすぐの暗転と同時に涙が滲む。夫の人はロパートキナのそれは白鳥にしか見えず、アナニアシヴィリのはダンサーに見える、と言うのだが。今夏見逃してしまったがザハロワのそれも生で見たい。この演目は、踊り手の舞踊言語の違いが本当に際立つ。

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オールスター・ガラAプロ。初っ端のロパートキナから超人ばっかり、なのにまたしても生演奏がぱっとしない……。休憩後からの第2部の演奏の方が粗が目立つのは、みなさんスタミナ不足?

特にひどいのが、ロミオとジュリエットの寝室のパ・ド・ドウ。せっかくフェリが暴走する恋心を踊っているのに、あんな演奏でかわいそう……。

第2部最初のピアノとヴァイオリンも、弾き始めがどうも硬い。ピアノは左利きのひとが弾いてるのかと疑うほど、高音になるほどに確信なさげなタッチだし、ヴァイオリンも余裕なさげ。瀕死の白鳥はそれで心配してたけど、これは弾けてる。全体的に…[全文を見る]

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某カレーを思わせるタイトルがちょっと……な公演、「バレエの王子さま」最終日。ほぼコンテンポラリーばかり、そして思索的なものとコミカルなものが交互にやってくるのが面白かったです。

まずはオープニングでややコミカルに今日のメンバー紹介。そしてダニール・シムキンとマリア・コチェトコワの「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」で会場をゆるぎないテクニックで沸かせたあとに、カリグラフィーで書かれる飾り文字やスーフィーの回転を思わせるエドワード・ワトソンの「預言者」。世界初演だそうですが、パンフレットはなにか間に合わなかったのかタイトルなし。ほか…[全文を見る]

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サラ・ラムとマックレーでジゼル。サラ・ラムの目の大きい、ムンクの思春期の少女のような顔は、こういう役に合いますね。

そして彼女が小顔なせいか、今まで薄々感じていたマックレー、バレエダンサーにしては顔というか頭大きい疑惑が確定。ヒラリオン役よりおでこの幅分だけ大きいような。

ところでロミオとジュリエットに続いて同じ指揮者だったのですが、いつも演奏が不安な楽団なのに、大きなミスもなく、別の楽団みたいでした。やはり指揮者でずいぶん変わるものですね。

と、終わってから向かいのファミレスでパンダ生首ホワイトカレー食べつつ。

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ハンブルク・バレエ団『リリオムー回転木馬』、もし映画『道』のジェルソミーナとザンパノが救われるなら、こんな話かもしれない、と思った。ゲネプロ見学でもラストシーンは泣いたけど、本公演では涙のほかに汗が!

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昨日見た映画『Maiko ふたたびの白鳥』、今月始めに日本人妻番組で2時間スペシャルやってたのね。
映画のその後や、うっすら見えてたマイコの大阪のおばちゃんぶりがたっぷり楽しめる番組だった。

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昨日の東京バレエ団の『白鳥の湖』、湖を移動する白鳥のフィギアに首の彎曲がついていないせいで、ガチョウがアヒルのようだったのは興醒め。白鳥の首が数字の2形なら、昨日のは7形だった。

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今日の東京バレエ団のブルメイステル版『白鳥の湖』は、一にも二にも、演奏が酷かった。同じフレーズを5回繰り返すうちの3回目で外すとか、信じられないようなミスがざっくざく。ファゴット(しょっぱなの情景など)、ホルン(あちこちでユニゾンすべきところでできていない)、トランペット(宮廷でのお客様おなりの呼び出しで外すなど)が特に目立つ。まるでゴミ箱に入れるために手で紙を握りつぶしている音を聞くかのような、オケ全体がまったく調和していない部分もあちこち。

あれではせっかく舞台美術も衣装も学園祭チックなものから抜け出して、シックな装いになっ…[全文を見る]

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前橋、上野を見て来ての昨日の神奈川県民ホールでのギエムの引退公演、チケット抽選でなんと最前列の席が!

なので、お渡しするお花を用意。日本が好きなギエムなので、和風に作ってもらい、着物もお花に色味を合わせました。

花束じゃなくてアレンジメントで嵩張るけど、どうかな、受け取ってもらえるかなと思っていたけど、握手もしてもらい、お花も受け取ってもらえた。真っ白に燃え尽きました。

今日はやることいろいろあったけど、年賀状の残りを書いただけ。いちおう今夜の東急の年越しコンサート中継でもボレロを踊るというので録画予約したけど、リアルタイムで見るかは不明。完全なるギエム・ロスです。

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バレエ界の至宝、ロパートキナ様で白鳥の湖。おニューのサイバーなオペラグラスは、ラクでした!

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おっ、11月のプレミアムシアターはバレエ目白押しじゃないか。
11/9がモンテカルロ・バレエ団の「LAC~白鳥の湖~」で23日がハンブルク・バレエ団の「タチヤーナ」とロイヤルの「アシュトン・セレブレーション」だって!
モンテカルロの「LAC」は超おすすめ。王家と夜の女王(原作の悪魔)のお家騒動に翻案されてて、任侠映画みたいな白鳥でたのしいよ~

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3年に一度の世界バレエフェス、先週のAプロに続き、今日はBプロ。まだ13日まで見られる人が羨ましい! 帰りぎわ、神々を刻んだ円柱のような柱を使って、好きなダンサーの前で写真を撮るバカ2人。

夫の人に好きなシムキンと対になるポーズを取るように言ったら、それを見ていたバレエやってるらしい女子2人がシムキンの上の、1人が片脚で立ってもう1人が支える、モローとデュポンの男女ペアのポーズを取って写真を撮ってたのが可愛かった!

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12日、公演初日のザハロワとボッレのジゼル第二幕を見ていて、あらためてこれは、オルフェとユーリディスであり、伊奘諾伊邪那美であり、人魚姫であり、牡丹灯籠であり、フェリーニの『道』でもあり、また、個と集合的無意識であり、中有前後の死後の魂の話でもあるなあと思っていました。あと、動きが一部、キョンシーなのは、ここから取ったのかなぁ、とか。

そして、これまで見ていたジゼル第二幕では、アルブレヒトが何をミルタに願っているのか、はっきりわからなかったのですが、今回、ボッレが、あの羽ばたくように踊るシーンでわかりました。

死んでもいいから、…[全文を見る]

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新年初バレエは昨日のミハイロスキー劇場バレエ(旧レニングラード国立バレエ)の新春ガラ。演目は
第1部「くるみ割り人形」より第2幕 ~おとぎの国~
第2部「白鳥の湖」より第2幕 ~オデットと王子、湖畔の出会い~
第3部「ライモンダ」より第3幕 ~ライモンダの結婚式~
ライモンダ役で吉田都さんも出るし、ということで観てきました。感想は、んー、いろいろアンバランス!

くるみ割り人形は、演奏の出だしがもやっとしてるのと、トライアングルの音が澄んでない、他のパートもなんだかくぐもってる、踊りの小道具が舞台上で壊れる(それでも小道具があると同然のペースで踊っ…[全文を見る]

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昨日のドン・キホーテ、バジル役はちょっとキトリに比べて元気さというか、若々しさが足りなかったなー。王子様役にはダイナミックだし落ち着きがあっていいのだろうけど。

とはいえ、これの前にドン・キホーテ全幕を見たのがシムキンのバジルだったので、比べるのは酷かもしれないけど。

そしてあらためて昨夜はドン・キホーテという人物のキャラクター造形と演出が秀逸だったと思う。

上記シムキン版やその他の今まで見たドン・キホーテは、外見からあからさまに頭の弱い奇天烈な、失笑を誘う人物という設定になっていて(おでこに一房、髪が残ってるのに長髪で、わざと…[全文を見る]

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ボリショイのドン・キホーテ、まさかのドルネシア姫のシーンで涙腺崩壊! 何にって、耄碌じじいドン・キホーテの純情純粋っぷりにですよ。

この美しい場面は全部、アレクセイ・ロパレービチのドン・キホーテの脳内から生み出されてるんだなあ、でも気づかずに脳内の理想の女性にひたすら敬意を払う演技が泣けて泣けて。

もちろん場面を彩る女性ダンサーたちが完璧な美を作り出している、とか、ドン・キホーテが朦朧とするまでの演出が秀逸なのもありますが、あんなにわざとらしくない、巧いドン・キホーテを見たのは初めてかも。

ところでさすがボリショイ、男性ダンサー…[全文を見る]

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ボリショイのドン・キホーテ、第一幕終わったとこ。男性ダンサーの層がさすがに分厚い! 「あ、左手から三番目の人の脛のラインが一番、好みかも」とか選べるくらい。

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こないだの東京バレエ団50周年記念公演でかかった映像が公開されてた。
音楽なしだと泣きはしないけど、それでもやっぱりしみじみします。

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NHKホールで東京バレエ団50周年記念公演。ギエムがボレロやめますと言って以後のなんやかんやでの追加公演では、回を追うごとにジャンプが低くなってきてるなあと思う。

前から思っていたけど、それってやっぱりギエムがクラシックを踊らなくなったからだと思うのですよね。クラシックバレエの、上に上に向かう踊りをいつもしている人が、重心が低めに見えるボレロを踊って、下に引っ張られるのに対抗するかのようにしてジャンプするところに、見る側は爆発的な力を感じられるのだと思う。

たとえばこれが、野村萬斎がボレロを踊ったとして(はっきり言って十分、踊れると…[全文を見る]