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鎌倉殿の13人のことを語る

《第19回》
・九郎に付け込む行家叔父上と法皇。伊予守となっても検非違使兼務。仮病を使ってまで兄弟を引き離す法皇。
・土佐坊昌俊の襲撃を頼朝の刺客ではなく、正妻里から側室静へのうわなり打ちと捉え、行家の煽りで負の方程式完成。ナレーションで戦下手の行家を死神と評す(笑)
・九郎の落日は平家より義仲より早い。京都守護についた北条親子に九郎と最後の別れを創作? 戦以外に自信がない九郎がかつて言った『経験もないのに自信もなかったら何もできぬ!』を時政が『自信をつけるには経験』で諭すがもう届かない。

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鎌倉殿の13人のことを語る

《第20回》
・前回から二年経過し1187年、秀衡に褒められ涙する九郎。本来なら兄から褒めてもらいたかっただろうに。
・九郎と静の子を斬るのは善児。義時が九郎を挑発し鎌倉と奥州の戦の火種をまく。既に鬼となった小四郎の前では藤原泰衡はチョロイ。
・妻子を手に掛けた最期なら最低の九郎で終わるところを、小四郎に鎌倉攻めの構想を聞かせ、実力を認めあった梶原景時に伝言を頼む。史実の隙間に見事な創作を挟んだ。

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鎌倉殿の13人のことを語る

《第21回》
・奥州攻めに決着、主君を討った家人はいらぬ。源平合戦は内戦だけど、奥州合戦は異民族への弾圧の要素を感じる。敗者の言い分が知りたくて『義経』だけでなく『炎立つ』まで見たくなる。
・鎌倉殿は已に人の評価を忘れず、天罰のみを恐れる。朝廷の恩賞を受けず言いなりにはならぬ。対抗勢力がなければ将棋がさせぬ後白河法皇。
・孤児たちを十数人引き取っていた八重が実子と同じく川に流された子どもを助けようとして…

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《第22回》
・八重を失っても、愚図った孤児の鶴丸を恨むなと金剛に諭す義時。しばらくはシングルファザーの物語か。長男万寿と次男千幡の乳母、比企と北条の駆け引きの余波で義時の後添え候補が比企から?
・頼朝上洛も武士には不満が募る。蒲殿が不満の聞き役、公家を見返した大江広元は坂東武者にべんちゃら。喪中の義時は同行して良いのか、フィクションの綻びか。
・曽我十郎五郎兄弟の仇討、狙いは工藤祐経だけでなく鎌倉殿まで。戦無き世を有難がらぬ武士はペラい、それを知って放置する長男乳母の比企。

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《第23回》
・巻狩りで成果を上げられぬ万寿のためにお膳立ての坂東武者軍団、本人に見透かされてるがこれが800年前の忖度。比奈が鹿や猪刈りの知識を義時に見せて距離が縮まる。
・若い娘に入れ上げて命拾いの鎌倉殿(未遂)。万寿共々討ち取られたとの誤報、成功していれば本能寺の変と同じだった。鎌倉殿の足元が揺らぐのを隠すために仇討ちを偽装、脚本は義時。
・踊らされた蒲殿に悲劇が待つ。頼朝も天下を手にして目標を失い、残るは猜疑心か。

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《第24回》
・唆した比企のだんまりにも言い訳無しの蒲殿。起請文に“源”を名乗ったのは分筆に不慣れなのか、三善康信の浅知恵か。貞観政要を読む三代目金剛、現代の世襲議員に爪の垢でも。
・薄れゆく義高の記憶を忘れぬために大姫が会うのは巴。死ななくて良かったと思わせた和田義盛、巴の眉間も整われ。
・癒えかけた大姫の心を京の因習が折る。己の幸せのために生きろという言葉さえ死を誘う。病死が呪詛を疑わせ範頼に矛先。

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《第25回》
・悪夢にうなされ神仏にすがるしかない頼朝。後継者について、三善康信が中国の三皇五帝に倣い徳の高い者が…と匂わす。必ずしも世襲が当たり前ではないのね。
・頼家が比企よりも三浦の娘を気に入る。隠居を匂わせつつ取り持つ義村に抜け目無し。源為朝の孫ならはとこ?
・和田義盛の館で巴に頭を下げ、北条に立ち寄れば京への未練が抜けないりくに鎌倉武士の自立を語る。隠居後に平清盛のような貿易を匂わせたのは、敵ながらの敬意と教養を思わせた。『人の命は定められたもの、抗ってどうする』とは散々抗った者だから言える。

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《第26回》
・落馬したがまだ死去ではない。病因は脳梗塞からの意識不明だろうか。浮足立つ時政と比企能員、娘婿だが全成殿では神輿が軽過ぎる。
・喪中は頼家の後継を届けられないため生前に準備、葬儀の手配までが義時の両肩にかかる。この時代は既に火葬なのか。
・政子の沙汰で二代目鎌倉殿が決まる。隠居したくても姉が許さない。野心に揺らいだ父上との間に大きな亀裂、父と子から競争相手に。政子に挑む後家殺しはいないのか。

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《第27回》
・家柄で北条や比企を贔屓せぬと頼家、ただ言い過ぎれば源氏の特別扱いも成り立たんしな。自分で判断すべきことと部下に任せることの区別がつかない。朝廷対策に蹴鞠(けまり=しゅうきく)と言えば実朝のイメージだが頼家もか。
・裏回しに徹して義時が合議制を提案、文官+梶原で5人のつもりが13人に肥大化。三谷脚本だと近藤勇と芹沢鴨で役職を増やしまくった場面に既視感。
・義時の気遣いが届かぬ頼家、13人より若い御家人衆を重用したがるが、親世代に筒抜けではないか。

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《第28回》
・13人の評議は北条派 VS 比企派で紛糾。武闘派に見えた八田知家が理性的。梶原景時の地獄耳か、御家人の妻に手を出す二代目頼家の我儘か。どちらも恐怖政治なら組織力のあるほうが上。『思い描いた時点で謀叛』とは戦前日本の手本か。
・頼家を諌めたい義時・梶原→梶原を抑えたい実衣と意を受けた義時・三浦→三浦の連判状と一抜けた時政・りく。不作為の連鎖か義時の手の上か、どちらとも取れる筋書き。
・働き場所を奪われ京からの誘いに乗れば、自ら『二君に仕えず』を破ることになる梶原。既に義時が梶原以上の地獄耳。刺客の善児を受け継げば汚れ役まで。

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《第29回》
・梶原の最期は描かず。刺客も善児からトウに代替わり。
・念仏を唱える僧を斬ろうとする頼家に諌める時連(義時弟)、既に浄土宗が起こっているか。
・空回る頼家を尻目に次期将軍争い。息子の一幡(比企)、善哉(三浦)に弟の千幡(時政)が加わる。時政の命で呪詛した全成殿、頼家の弱さに触れて踏みとどまったが…

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《第30回》
・呪詛の人形を始末し忘れた全成殿。義時はりくと時政の火種を収めるために父と比企に釘を刺し、なんとか助命嘆願。
・所領分配の懸念を比企から頼家に伝えさせ、隙間風を吹かせる義時は舞台回しの黒幕。頼家が比企の所領を不平御家人に回そうとしても、この時代に累進課税とはいかぬ。
・比企が北条に代わって全成に呪詛を依頼し、八田の手に掛かる。義時が比企を叩くことを決意。

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《第31回》
・在位一年にして病に倒れる頼家、義時と八田が葬儀の相談。市原隼人だけどずっと年長者。
・政子に一幡(孫)を助けると約束しつつ、比企との戦になれば斬れと泰時に命じる義時。もはや頼朝と梶原を引き継ぐ修羅と化す。泰時が拒んでも善児とトウがいる。
・万事上手く運んでも頼家が回復すれば、また義時が鬼にならねば。

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《第32回》
・最早義時の顔は日向に向けられず影が差しっぱなし。幕府維持のためとはいえ、比企の血を引く妻すら離縁。一幡の命を二度奪う義時に、かつての仇だった善児も恐れを抱く。
・真相を知った頼家は北条を許さず母すら拒絶。朝廷へ使者を送った既成事実が頼家を生かさぬ。朝廷の権威をを否定しきれない武家の限界か。
・自分に嘘を付けない仁田広常が自害に及ぶ。まともでいたいなら狂うしかない。ティモンディ高岸の真っ直ぐさが良かったよ。
・頼朝亡き後の義時をただ秩序維持に忠実な『主無きアイヒマン』と言いたくなったが、どうもしっくり来ない。

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《第33回》
・11歳の三代将軍に髑髏の踏み絵を踏ませ、先代は幽閉。三浦に怒りをぶつけるが、筒抜けになるのに脇が甘い。実朝を政から遠ざけたい政子が和歌を学ばせるが、それも源仲章から朝廷の駒とされる。
・頼家と朝廷の連携の気配にまたも鬼になる義時、止める泰時はかつての自分。後鳥羽上皇にとっては天皇の血筋に繋がる源氏と坂東武者の北条は違うと鬼になる理由に充分。
・刺客の善児が兄の敵と知ったが最早責められない義時、二代目のトウにとっても善児は敵? 誰かわからなかったが範頼の巻き添えにされた家人夫婦。(Wiki参照) 蒲殿も最期は修善寺だった因縁がつながる。

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《第34回》
・頼朝の形見の仏像を義時から泰時へ。泰時は父に背負えと言うが… 義時が父と同じく三人目の妻のえを迎える。泰時の反発はあっても父と継母を見て躊躇うまではいかないか。
・実朝の英才教育に薙刀・弓矢・学問と来て“処世術”という女性との付き合い方指南(笑) 
・比企亡き後の武蔵をちらつかせて畠山の官職を狙う時政(りく)。その娘婿の平賀に幕府執権への野心を煽る源仲章(上皇)。今回は火種を蒔く回。

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《第35回》
・時政とりくの息子政範が京の宴席で急死。平賀の陰謀を疑う畠山重保に対して、北条を掻き回さんとりくに畠山への怒りを焚きつける平賀。
・実朝が和田義盛に紹介された巫女、老婆なのに大竹しのぶの筋肉質の腕。雪の日に気を付けろと未来を予言しつつ、実朝の悩みに付き合う。お前一人の悩みではない、とは現代的な抱え方。初めて自分の時間を持てたな。
・息子娘の心配を他所に父上が暴走、実朝から畠山追討の花押をゲット。

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《第36回》
・畠山追討を企てた父上、三浦が従うのは面従腹背かと思いきや、和田と共に息子を討ってしまえば後へは引けぬ。
・義時が畠山追討の大将に、政子にも父上に対しての覚悟を求める。多勢に無勢でも畠山は覚悟を決める。中川大志なので覚悟出来なかった豊臣秀頼の捲土重来を果たした。
・自ら一騎打ちのサンドバックとなり畠山の誇りを守る義時。戦の原因を父の娘婿に押し付け、父の力を削いでゆく。

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《第37回》
・揉め事の沙汰を執権から尼御台に移し、父上を窓際に。尼御台の事務処理能力高し。女文字の平仮名で書けば政子の証、ゴーストライターの大江も倣い平仮名で。
・実朝を排して平賀を推すりくだが、平賀は及び腰。三浦を引き込む算段はあっさり破綻。謀反の前だというのに息子と娘と最後の晩餐。父上にこそもう野心はない。
・泳がせる息子、それでも敢えて掌で踊る父。ここは義時の理性よりも時政の甘さが味わい深い。

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《第38回》
・実朝を軟禁した時政だが勝機なし。りくを逃して観念する。泰時に父の覚悟を見せる義時。最も厳しい息子に助命嘆願の娘政子と孫実朝。
・父のようになるなと伝えているとは泰時の妻はつ。もう父といられない、父の死に目に会えなくなった、それが息子の無念。張り詰め続けた義時の顔が弛む。
・その裏でりくを赦さない義時だが、刺客のトウから救ったのは三浦。これを後の因縁に繋げるか。