お話しするにはログインしてください。

|

Tips:プロレスラーは、ヒンズースクワットといって、最終的には三千回やってもらいます。最初は五十回で結構です。
id:nekoana
勝手に引用のことを語る

「いじめ被害者の親は、「なぜいじめのサインに気づかなかったのか」と自分を責めて、追い詰めることが多い。しかし、子どもが本気で隠そうとしている場合、見抜くことはむずかしい。とくに自尊心を徹底的に破壊されたいじめ被害者にとって、しばしば最後の「なけなし」の自尊心が、いじめを親に隠すことです。悲劇的なことに、この「なけなし」の自尊心が、いじめをわからなくさせます。
 
子どもたちは、学校生活によって、「みんな友だちでなければならない」「仲良くしなければならない」という洗脳をされます。親としては、そうではない!という脱洗脳の視点を日頃か…[全文を見る]

id:florentine
勝手に引用のことを語る

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
『同じ時のなかで』 スーザン・ソンタグ 著
http://www.nttpub.co.jp/search/books/detail/100001997#
言葉たちの良心――エルサレム賞受賞スピーチ
 
「私たち作家は、言葉に心を砕く。言葉は意味をもち、言葉は指し示す。言葉は矢である。現実を覆う肌理の粗い皮膜に突き刺さった矢だ」
「作家の第一の責務は、意見をもつことではなく、真実を語ること……、そして嘘や誤った情報の共犯者になるのを拒絶することだ。文学は、単純化された声に対抗するニュアンスと矛盾の住処である。作家の職務は、精神を荒廃させる人…[全文を見る]

id:spectre_55
勝手に引用のことを語る

http://asperger.maminyan.com/autism.html

>自閉症の特徴としてまず挙げられるのは「社会性・コミュニケーション能力・想像力」の
>三つの領域にわたって障害があることです。

>社会性の障害

>場の雰囲気が読めいないこと、暗黙の了解を理解できないことなどだそうです。
>結果として場にそぐわない発言をしてしまったりというようなことが起こるようです。

>コミュニケーションの障害

>言語・非言語のコミュニケーションがとりにくい、コミュニケーションが一方的で
>相互的になりにくいという障害です。
>具体的には3人以上の集団での会話が苦手…[全文を見る]

id:florentine
勝手に引用のことを語る

「私たちは死んでいくものの疲労については想像が及ぶが、そのはてしない消耗には、読む側の消耗なしにはつきあっていけない。
 しかし、マイノリティとしての死者の発信する言葉とは、消耗の言語に他ならないのではないか」
「私たちはいつのまにか死者は静かに死んでいくものだと思いこむようになっている。しかし、これは生きているマジョリティの独断と偏見にすぎないのではないだろうか。マイノリティの言葉を遮断して生きていこうという衛生学がはたらいて、私たちは死者に猿轡をかけてしまっているだけではないか」
「私たちには、血なまぐさい言葉、消耗させる言葉…[全文を見る]

id:quadratus
勝手に引用のことを語る

「ここは金の甕を埋めるのに丁度いい所だ、」とセバスチアンが言った。「私は私が幸福な思いをした場所毎に何か貴重なものを埋めて、そして私が年を取って醜くみじめな人間になってからそこへ戻って来てそれを掘り出しては、昔を回顧したいんだ。」

イーヴリン・ウォー『ブライヅヘッドふたたび』 吉田健一訳

id:quadratus
勝手に引用のことを語る

あのやさしい夜の中へおとなしく入ってはいけない
老人は生涯の日暮れに 燃え上がり荒れ狂うべきだ
死滅してゆく光に向って 怒り狂え 怒り狂え

ディラン・トマス 『あのやさしい夜の中へおとなしく入ってはいけない』

id:quadratus
勝手に引用のことを語る

事実、読書は一種の悪徳なのだ。私たちがつねに強烈な愉悦感をもってたちかえる習慣、私たちがそのなかに逃避しひとり閉じこもる習慣、私たちを慰め、ちょっとした幻滅の憂晴らしともなる習慣、そういった習慣がすべて悪徳であるように。
ヴァレリー・ラルボー『罰せられざる悪徳・読書』 岩崎力訳

id:spectre_55
勝手に引用のことを語る

(女友達から性暴力被害経験をうちあけられた主人公の男子高校生がその友達に言う)
 
「…忘れちゃえよ 悪い犬にかまれたと思って」
 
(女友達、一瞬顔を伏せてから)
 
「いい加減なこと言わないでよ」
「無責任ね あんたたち男って」
「じゃあ あんたは 犬にかまれた事を忘れられるの?」
 
 
~『河よりも長くゆるやかに』(吉田秋生作/小学館)

id:MANGAMEGAMONDO
勝手に引用のことを語る

停年を控えた私が研究室を片づけていると、埃にまみれたSEPAC(※)の文書の山がありました。その古文書をひもとくほどに、20世紀に栄えた宇宙文明の経典の趣があふれ、密林にマヤ文明を発見した感がありました。「すごいことをやったものだ」という思いが、ナット浮遊事件の見方も変えました。というのは、もしその文書に「完成品の取扱中に異物の混入を避けること」と一行書いてあったら、ナットは遠慮しては入らなかったに違いないと思い始めたからです。「そこまでは書かないのが普通です」という言い訳もあるでしょうが、実は、私、そこまでは気が付かなかったのです。

[全文を見る]

id:nekoana
勝手に引用のことを語る

お医者さんの「おかしいな」と、バンジージャンプの係員の「ついうっかり」はあまり聞きたくない。
 
伊集院光「のはなし」

id:MANGAMEGAMONDO
勝手に引用のことを語る

ふれあいが現代社会で特に求められているとはいっても、ふれあいには健全なふれあいと不健全なふれあいがあることを知らねばならない。
不健全なふれあいとは、いわゆるベタつきのことである。相手かまわず自分の生い立ちを語り、現在の苦境を嘆き、人が時間をさいて対応してくれると、いかにも心のふれあいをもったかのように満足する人がいる。なんのことはない。これは“愛情乞食”にすぎぬ。

(...)

ふれあいの原型は母子一体感であるから、こういう人物は母子一体感を求めていることになる。しかし、成長するということは、母子一体感からの脱皮である。脱皮して…[全文を見る]

id:quadratus
勝手に引用のことを語る

驢馬と王様と私
私たちは明日死んでしまう
驢馬は飢えで
王様は退屈で
私は愛で
チョークの指が
日々の石盤に
私たちの名を記す
そしてポプラを吹く風が
私たちの名を呼ぶ
驢馬 王様 私
黒いぼろ布の太陽で
私たちの名は消されてしまった
牧草地の冷たい水
砂時計の砂
赤いばらの木のばら
みちくさする道
驢馬と王様と私
私たちは明日死んでしまう
驢馬は飢えで
王様は退屈で
私は愛で
五月に
生はさくらんぼ
死はその種
愛はさくらんぼの木

ジャック・プレヴェール Chanson du mois de mai (五月の歌) 訳は適当

id:ckagami
勝手に引用のことを語る

私が専門にしている古代中世絵画史の分野では、なかなかセクシュアリティについて取りあげることは難しい。それなのに、どうしてこの問題に関心を持つかというと、私自身、女であることに疑問を感じながら生きてきたからである。小さい頃から女の子とうまく遊べす、今でも女の集団は苦手だ。それなのに、女子大にいるのが不思議だが(笑)。私はそれを、性自認が男だからではないかと思っていた時期もあったのだが、こうして大学の教員という職を得てみると、性自認の問題ではなく、女としての社会的な生き難さだったのだということがわかる。性自認は女で、ヘテロだが、そ…[全文を見る]

id:quadratus
勝手に引用のことを語る

「四月がそのやさしきにわか雨を
 三月の旱魃の根にまで滲みとおらせ、
 樹液の管ひとつひとつをしっとりと
 ひたし潤し花も綻びはじめるころ、」
チョーサー 『カンタベリー物語』桝井迪夫訳

「四月は残酷極まる月で、
 死んだ土地からライラックをそだて、
 記憶と欲望をまぜあわせ、
 鈍重な根を春雨で刺激する。」
T.S.エリオット 『荒地』上田保訳

id:nekoana
勝手に引用のことを語る

もし世があなたがたを憎むなら、世はあなたがたよりもわたしを先に憎んだことを知っておきなさい。
もしあなたがたがこの世のものであったなら、世は自分のものを愛したでしょう。
しかし、あなたがたは世のものではなく、かえってわたしが世からあなたがたを選び出したのです。それで世はあなたがたを憎むのです。
 
ヨハネの福音書 15章17-18節 (新改訳)
 
この間一度読んで、ずっと忘れらない節

id:florentine
勝手に引用のことを語る

「次に、アベラールが、人間の行為の善悪が行為それ自体で決まるのではなく、その行為をなすについて、行為者を動かした意図いかんによる、というintentioの第一義性に着目した点である。『第八書簡』の中で、彼は、オウィディウスの「我らは常に禁ぜられたものを志し、否まれたものを欲求する」との詩句を引用したあと、「だから如何なる食物も魂を汚さない。汚すのは禁ぜられた食物への欲望なのである。身体が物質的汚物によってのみ汚されるように、魂は霊的事柄によってのみ汚される。身体についてどんなことが起ころうとも、魂がそれに同意していない限り、何の恐れる…[全文を見る]

id:florentine
勝手に引用のことを語る

「さあ、きたまえ、きてこのハイ・ジャーナルを読みたまえ、きみたちが言葉を愛さなかったらどうしてコミュニケーションを愛せるだろう。第一どうやって愛を伝える(コミュニケート)するんだね? いやまた駄洒落をいっちゃったなあ。」
  
R.A.ラファティ『イースターワインに到着 』(サンリオSF文庫),越智道雄訳

id:florentine
勝手に引用のことを語る

「海の星よ、蜜の滴りよ
しかも星よりも明るく
滴りよりも甘く流れ
そこかしこに蜜をもたらし
変わらざる徳で
全世界を清め給う」
Alexander Neckam 「聖処女讃歌」De Virgine Cantio
 
新倉俊一『ヨーロッパ中世人の世界』より
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
原文探せなかった…orz

id:florentine
勝手に引用のことを語る

 ヘレナ・ネヴィルがおおげさに身体をふるわせた。
「なんだい。おまえは冬のさなかに窓から抜け出して、しょっちゅうポニーのようすを見に行っていたじゃないか」
 兄に言われて、ヘレナ嬢はポマンダー・ボールで彼をぶった。
「卿、女性はだれしも過去を思い出させられるのはいやなものですわ。ヘレナ嬢のようにちゃんと応戦の武器をお持ちのかたは、めったにありませんし」公爵夫人がたしなめた。
「ご自分が淑女であることをお示しになるとしたら、その武器はおおきになったほうがよろしいのでは」ホーンがしかつめらしく言った。
「でもそうしたら、だれがわたくしを…[全文を見る]

id:florentine
勝手に引用のことを語る

「勢いこんで書き始めてみるのですが、もう一時間もペンはただ埃っぽいインキを引っ掻いているばかりで、ただの一滴も生命は流れていません。生命はすべて外、この窓の外、お前の外にあるのです。もう自分が書いているページのなかに逃げこみ、別の世界をひらき、跳び出してゆくことなぞけっしてできそうにないと思えるのです。きっと、このほうがいいのです。お前が有頂天になって書いたときは、恐らく、奇蹟でも恩寵でもなかったのです、あれは罪、偶像崇拝、傲慢だったのです、きっと。じゃあ、今は免れているってわけ? 違う、書くことによって私はいいほうに変わった…[全文を見る]