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読書のことを語る
「…(前略)…『ゾンビ・ガールズ・ゴーン・ワイルド』を観たこと、お母さんにいうわよ」〈そんなこと、いえるわけない!〉「それに『ゾンビ・テラー』と『ワールド・ウォー Z』も」ブリディは無慈悲につづけた。「あと『SAW・リボーン ゾンビ拷問者の復讐』も観たって」〈観てない!〉メイヴが憤然といった。
ISBN:4153350427
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ロマコメの女王、コニー・ウィリスの久々の新作はこれぞロマコメという感じで楽しかった。後半はとくにぐいぐいと読みました。
それにしても何という口数の多い登場人物たちでしょう。危機的な状況でしゃべる、しゃべる、しゃべる。みんなすごいおしゃべりで、しかもいっぱいいる。ハイク向き。

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読書のことを語る

今、三冊読んでいて、一冊は残り60ページというところであえてこうして間を取っていて(こわいから)、別の一冊は残り一章というところで三日ほど寝かし(なぜならその章の前で時間が一年半経過しているらしいから)、最後の一冊は半分過ぎてやっと本題に入ったところでほっとして読むスピードが落ちている(本題に入る直前の章には「ここは飛ばしても問題ない」という注意書きがあった)。さて今夜、一体どれをもってふとんに潜り込むか、それが問題です。

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読了のことを語る

若竹七海『殺人鬼がもう一人』

ISBN:4334912613
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改竄やねつ造が常態化した警察で、もはや正義だとか公正だとかそのようなものとは無関係な日々を送る主人公がせっせと小金を貯め込む。ただ、主人公の働きにより、事実は明らかになっていくから、そこだけは救い。主人公が「あなたが何をしているか、知っている」と言う度に犯人達は顔色を変えたり、その事実と引き換えの何かを明け渡したり、それぞれに反応を見せる。事実に重みがあるという点だけが救いといえば救い。でも本を閉じたとき「あれ?」となって、もう一回最初から読み直してしまった。二回読んで、やっぱり「あれ?」というのは解消されなかった。現実なみの気持ち悪さ。

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読書のことを語る

ざべすの読書風景(読み散らかすタイプ)。

今から読もうとしてわくわくしている本。

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今日買った本のことを語る

このご時世に近所のダメ書店が生まれ変わっていたーーー!
説明しよう。書店にダメもいいもない。あればいいじゃないか街に書店が一軒でも。ええ、ええ、その通り、その通りなんですけれでも、雑誌とビジネス書で売り場の 70% が占められて、外国文学っていうプレートがあるにはあるけどそこにあるのは『ニンジャスレイヤー』一冊だけ。いつ行っても『ニンジャスレイヤー』一冊。『ニンジャスレイヤー』はいいのだが。当然「あっ、発売日きたー」っていうテンションなど受けとめてもらえない。人気漫画でも発売日に店頭に並ばない……!
そんな書店にひ………………っさしぶりに行ったら、いろんな本が並んでいたよ! うわあ、本がいっぱいあるう、って思ったよ!

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読了のことを語る
ISBN:4062751208
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これおもしろかったよ!
うわうわうわひ〜〜よ〜〜〜え〜〜〜う〜わ〜〜って言っているうちに終わりました。東山彰良だったらここで「それもそうやね」的一休みシークエンスが入るのに入らないよ〜〜どんどんどんどん展開するよ〜〜〜と最初から最後まで大騒ぎしながら読みました。

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サンキュータツオ『ヘンな論文』。

勉強、楽しい。研究はもっと楽しい。だれに頼まれなくても勉強しようって気になる楽しい本。あとがきも充実。

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東山彰良『夜汐』。

土方歳三が哀れじゃなかった。この点だけでも書かれる意味はあったと思う。素敵な小説でした。

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すこしでも sudofox さんにちゃんとした言葉遣いで話しかけたくて読みました。「そうねそうね、世界は複数の、たくさんの言語でできているね」「うむ。勉強は楽しいな」と思いました。勢いがつきました。

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お正月の帰省時に古書店で購入したもの。不思議な本だった。1頁あたりの冗談が多すぎて慣れるのに時間がかかりました。単価が安く、構造がくどい冗談が矢継ぎ早にくりだされる。そんな、心中が極端におしゃべりな筆者が学会で海外に行ったときの「……いえない!!」という苦しみ描写と、回転運動に関するエッセイ、りんごジュースに難癖をつける色彩に関するエッセイなどが印象に残りました。

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なんとー! 4 月 6 日からヽ(・∀・)ノ━(∀・ノ)━(・ノ )━ヽ( )ノ━( ヽ・)━(ヽ・∀)━ヽ(・∀・)ノ〜!

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複数の言葉が行き交う場所で、それぞれの言語体系同士がやわらかく絡み合う、衝突する、確かめあう。そういうことを繰り返して、日々新たに織り上げられていく言葉の往還が描かれる。判断や評価から自由になれて、とても楽しい読書体験でした。

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コーヒーが香る、楽しいミステリでした。「きっちりとすべての i に点が打たれ、すべての t に横棒の入っている」ラストにたどりついたとき、語り手がいる場所をおそろしいとも思うし、わかるよとも思う。
それにしても、朝は「ブラックコーヒーと茹で卵をひとつ」食べる習慣の探偵を、ドラマ「刑事フォイル」のフォイルさんでイメージしてしまったため、今、「刑事フォイル」(nhk で途中まで放送された)の続きが見たくてしょうがないです。

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11月以降読んでた本
・上野千鶴子『情報生産者になる』
・新井紀子『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』
・櫛野展正『アウトサイド・ジャパン 日本のアウトサイダー・アート』
・原沢 伊都夫『考えて、解いて、学ぶ日本語教育の文法』
・フリードリヒ・デュレンマット『失脚/巫女の死 デュレンマット傑作選』(増本浩子訳)
・アガサ・クリスティー『雲をつかむ死』(加島祥造訳)
・沼口 麻子『ほぼ命がけサメ図鑑』
デュレンマットおもしろかった! 続けて他のも読みたい。
『ほぼ命がけサメ図鑑』は思いのほかちゃんとした本でした。一般書だけど、文章が厳密で読みやすかったし、参考文献目録も見やすかった。サメを食べたくなります。唐揚げがおすすめらしいです。

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今日は腰痛に負けて、仕事をぶっちぎってこうの史代『かっぱのねね子』を読みました。かっぱのねね子が取ってはいけないという注意書きを無視してよいこ草を取ったため、河で暮らせなくなり、いずみちゃんちでやっかいになった短い期間を描いたハートウォーミングなお話から始まり、うっかりメジロを拾って家に持ち帰るという犯罪に手を染めてしまった架空の漫画家の物語など、愉快なお話満載です。「どう? この髪型 べん毛に似てるでしょ」という台詞が心に残りました。おすすめです!

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レ・ロマネスク TOBI の『ひどい目』を読みました。

苦学の末やっとこさ就職したところが給料不払いの上二ヶ月で倒産したのを皮切りに、就職するところ就職するところ倒産し、あげくの果てにアパートに泥棒に住み着かれ、ほとほと嫌になり渡仏して一週間で銀行強盗に腹に銃口を向けられ(中略)、気がつけばピンクの衣装を身につけ世界中をライブしてまわることになっていた TOBI さんの来し方をインタビューで綴ったこの本。頁をめくる度に「……へっ!?」ということが重なるというか、「いやまて、この前段もよくわからないことになっているのに」と驚き、恐怖すら覚えながら読み、最後にははらはらと涙に濡れて、思わず CD をかけてしまう。あんなこととやこんなことがあってそしてこんな曲が……と思って聞いても特に印象は変わらない……が、読んでよかったです。現状、頭の中の地図にはピエール・バルーと高橋幸宏のあいだに TOBI がいる。

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10 月
・『岩波講座哲学 05 心/脳の哲学』
・アルジャーノン・ブラックウッド『ブラックウッド幻想怪奇傑作集 秘書奇譚』
・アガサ・クリスティー『三幕の殺人』
・若竹七海『錆びた滑車』
10 月はフェルメールを見に行ったり、諏訪に飲み歩きに行ったり、Yo La Tengo のライブに行ったり、群馬に古墳を見に行ったりと、もりだくさんでした。そのためなのか、『三幕の殺人』までの三冊の記憶が……。
いや、ブラックウッドははっきりきっぱりおもしろかった。急に終わるのですよ。そういうところが怪談ぽくておもしろかった。タイトルかっこいいし。
それから、若竹七海の新作では、「こういったものをどう運ぼうか考えていると、閉まったドアの向こうで物音がした。心臓が脈打つより早く、わけがない。と自分に言い聞かせた。わけがない。わけがないのだ。」という箇所があって、この「わけがない。」の句点に胸が苦しくなりました。おすすめです〜。

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9 月
・穂村弘『はじめての短歌』……短歌入門書。男がひとり、外でぼんやり佇んでいると通報されておまわりさんがやってきて、事情を聞かれる。そんなときは「コンタクト落としちゃって」と言えば相手はほっとして「そうですか、大変ですね!」と一緒に探してくれる。だが、そんな、相手の側が、とりわけ世間の代表ぽいおまわりさんが納得しやすい理由でばかり我々は佇んでいるわけではないのです、ってくだりが強烈に印象に残ってしまい、メインのところを忘れてしまいました。おすすめです。
・鯨統一郎『月に吠えろ! 萩原朔太郎の事件簿』……これはめずらしく、さしてお…[全文を見る]

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8 月
・アガサ・クリスティー『エッジウェア卿の死』……謎の美青年が単に謎の美青年でした。
・金田弘・宮腰賢『新訂 国語要説』……20数年ぶりに通読。全然覚えていないのでいちいちフレッシュな反応をしてしまいました。
・岡崎友子・森勇太『ワークブック 日本語の歴史』……上の本とセットで。中古か近代か、そのどっちかを基準に考える癖がついているので、たまに通史で勉強すると「こりがほぐれた」みたいな感じに。
・アガサ・クリスティー『オリエント急行殺人事件』……ポアロシリーズを最初から順番に読んでいくと、オリエントが始まったところで「そっかあ、ずっとこ…[全文を見る]

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7 月
・岩井志麻子『現代百物語 終焉』ー毎夏楽しみだったこのシリーズもこれでおしまい。最後はバラエティーに富んでいて、「生きている人間がいちばんこわい」式じゃない、一線を越えそうになったり越えたりする話があって、こわかったです。
・柚木麻子『ナイルパーチの女子会』ー三人称の小説なんですが、二人の女性のどちらかに焦点がぐーっと当たる、ちょっと一人称ぽい雰囲気で、章が変わる度に「これいまどっちの話……」となるのがおもしろかったです。怪談よりこわかったです。
・スティーヴン・キング『トム・ゴードンに恋した少女』ー嵐を抱えた家族の中で、その…[全文を見る]