かぐや姫 100 帝のお召しに応じないかぐや姫
それなのに、前世の因縁により、この世に生まれました。もうすぐ月の都へ帰る時がきました。今月の十五日に、月の国から迎えにくることになっています。私は、月に帰らなくてはならないのです。
二人がこのことを知ったら、悲しむだろうと思い、この春以来、悩んでいました」
そういって、姫ははげしく泣きました。

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かぐや姫 100 帝のお召しに応じないかぐや姫
それなのに、前世の因縁により、この世に生まれました。もうすぐ月の都へ帰る時がきました。今月の十五日に、月の国から迎えにくることになっています。私は、月に帰らなくてはならないのです。
二人がこのことを知ったら、悲しむだろうと思い、この春以来、悩んでいました」
そういって、姫ははげしく泣きました。
おはようございます。
空は、薄い白い雲と薄い色の青空が半々。
晴。
七時の気温、マイナス4.3度。
現在、1度。
昨朝、マイナス9.1度だったので、暖かく感じた信州の朝。
4.8度も違うと、寒いのに暖かく感じるからふしぎだ。
日中も、暖かくなりそうだ。
かぐや姫 99 帝のお召しに応じないかぐや姫
「姫、どうした」
おじいさんとおばあさんが、かぐや姫に聞きました。
かぐや姫が、泣きながらいいました。
「前々から、私が泣いている訳を話そうと思いましたが、話すと二人が悩むと思い、今まで話せませんでした。でも、いつまでもだまっているわけにもいきません。おもいきってうちあけます。私は、この世の人ではありません。月の都の人なのです。
今日の最低気温は、マイナス9.1度。
最高気温は、6.3度。
現在の気温、2度。
朝は寒かったが、日中は割と暖かでした。
信州南部。
かぐや姫 98 帝のお召しに応じないかぐや姫
姫は、月が出る時刻になると、時々ためいきをつき、泣いています。
「まだ姫さまは、悩み事があるようです」
仕えている人たちは心配しました。
でも姫が何を悩んでいるのか、誰もわかりません。
八月十五日が近づいたある日の夜。
姫は縁側に座り、月をみながらはげしく泣いています。
人目も気にしないで、はげしく泣いていました。
おはようございます。
空は、薄い白い雲が三分の一。
晴。
七時の気温、マイナス9.1度。
現在、マイナス7.3度。
信州南部、今朝も冷えました。
こんなに冷えるなんていう予報はなかったような・・・?
危険物をだしに行ったら、手が凍りそうでした。
日中は、暖かくなるのかしら。
暖かくなりますように。
今日の最低気温は、マイナス7.6度。
最高気温は、2.8度。
現在の気温、マイナス3.9度。
肌寒い一日でした。
信州南部。
かぐや姫 97 帝のお召しに応じないかぐや姫
「姫、もう月をみてはいけません。姫の様子をみると、何か悩んでいるようにみえるが」
「私は、月をみないではいられません」
と姫がいいました。
姫は、月が出ると、縁側に座り、ためいきをついています。
月が出ていない時は、物思いにふけっている様子はありません。
亡き愛犬と歩いた道を、45分散歩してきました。
その頃、たんぼだった所には、たくさんの家が・・・。
冬の間は、草とりや草刈りがないので、時間をみつけて散歩したい。
かぐや姫 96 帝のお召しに応じないかぐや姫
「月をみると、心細くしみじみした気持になりますが、何も悩み事はありません」と。
しばらくして、またおじいさんが姫の様子を見に行くと、まだ物思いにふけっているようでした。
「大切な姫よ、何を思い悩んでいるのかね。悩み事は何かな」
「悩み事は、何もありません。ただ、月を見ると、何となく心細くなるだけです」
おはようございます。
空は、薄い白い雲が三分の一。
晴。
六時の気温、マイナス7.5度。
現在、マイナス6.2度。
信州南部、今朝も冷えました。
寒い・・・。
日中は、暖かくなりますように。
かぐや姫 95 帝のお召しに応じないかぐや姫
七月十五日の夜。
かぐや姫は縁側に出て座り、月をみながら、物思いにふけっています。
「姫さまは、月をみて、何か心を動かされているようです。ただごとではありません。何か悩み事があるのでは・・・。気をつけて、姫さまのことをみてあげてください」
姫に仕えている人が、おじいさんにお願いしました。
「姫。月をみて、物思いにふけっているようだが、何か悩み事があるのかね」
おじいさんが、聞きました。
今日の最低気温、マイナス10.4度。
最高気温、1.7度。
現在の気温、マイナス1.9度。
肌寒い一日でした。
明朝の気温、マイナス10度の予報。
信州南部。
かぐや姫 94 帝のお召しに応じないかぐや姫
かぐや姫は、ある年の春頃から、月を見て、物思いにふけることが多くなりました。
「姫さま。月をみるのは、不吉です。二度と月をみてはいけません」
姫に仕えている人がとめるのですが、姫は月をみて、はげしく泣くようになりました。
かぐや姫 93 帝のお召しに応じないかぐや姫
帝は、かぐや姫に、何度も手紙を書きました。
かぐや姫は、お召しには応じなかったが、帝との手紙のやりとりはしました。
帝は、かぐや姫への手紙に、季節の木や花をつけて、歌を届けるのを楽しみにしています。
帝とかぐや姫が、手紙のやりとりをしているうちに、三年がすぎました。
おはようございます。
空は、薄い白い雲が四分の一。
晴。
六時の気温、マイナス9.9度。
七時の気温、マイナス10.4度。
現在、マイナス9.3度。
信州南部、冷えました。
寒い・・・。
朝の仕事をしていたら、手が凍りそうでした。
常使っていない部屋の気温、0度でした。
この部屋の廊下においてある「君子蘭」、大丈夫かな?
新聞紙やビニールをかけてあるけれど。
かぐや姫 92 帝のお召しに応じないかぐや姫
帝は、御殿に帰り、そばに仕えている女性をみたが、かぐや姫のように美しく、素晴らしい歌を詠む人はいません。
今までは、他の人よりは素晴らしいと思っていた女性さえ、かぐや姫と比べるとみおとりがしました。
帝は、かぐや姫のことが気になり、一人で暮らしています。
仕えている女性の所も、帝は行く気がないようでした。
今日の最高気温、0.2度。
こんな気温でも、庭の雪がとけて、ぐちゃぐちゃ。
現在の気温、マイナス3.4度。
信州南部、冷えてきました。
明日の朝は、何度かしら?
かぐや姫 91 帝のお召しに応じないかぐや姫
かぐや姫が、帝に歌を返します。
むぐらはふ下にも年は経ぬる身の
なにかは玉のうてなをも見む
帝は、かぐや姫の歌を詠み、すばらしい歌だと思いました。
帝は、御殿に帰りたくなかったが、ここで夜を明かすわけにはいかないので、しかたがなく御殿へ帰りました。
かぐや姫 90 帝のお召しに応じないかぐや姫
かぐや姫をみることができた帝は、おじいさんにお礼をいいました。
おじいさんは、帝とおつきの人たちに、盛大に御馳走をしました。
帝は、輿に乗ってから、かぐや姫に歌を詠みました。
帰るさのみゆき物憂くおもほえて
そむきてとまるかぐや姫ゆえ