実際ヒトの生活に必要なものって通貨でもって取引されないものが多くて、だけど値札を付ける技術が及ぶものばかりが有り難がられるとか、たとえば愛情表現とか値札をつけた時点でその真贋が怪しくなるものとかもあるってことを常に考えておかないとなとか思うわけで。
で、一部、公共貨幣はこういった問題をも解決するかのように語られているんだけど、こういった新しい潮流を画策する向きからは当然外郎売のごとく調子の良いことを言ってるだけの可能性もあるんで、一応警戒しつつ見てはおきたい。
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差別概念の理解の困難さのことを語る
差別と偏見がしばしば混同される背景に、差別である偏見があって、「その認識は偏見であり、しかもその偏見は差別だ」と言うときに「その認識は差別だ」と当然三段論法的に短絡できるんだけど、こういった語り口はまるで認識の形そのものを検証することで差別であるかどうかを見分けられてしまうような誤解に繋がるのではないかと思っている。
ただ、もしかすると他に混同させる原因として議論のスコープの問題がありえるのではないかと思うようになってきた。
ここでもういちど差別概念についてざっくりとおさらいをすると、集団的パワハラ構造を維持、拡大するものが差別…[全文を見る]
ひとりごとのことを語る
「今、エッチなこと考えてたでしょ?」
「暇人だからね…」
♪BGM: 「暇人 there's no heaven …」
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「国体」なるものが何如なる概念かと言うこと。
たとえばそれはしばしば「天皇制のことである」といった語られかたをしたり、白井聡氏による「永続敗戦論」などでは戦後米国が国体として利用されてきたと指摘されたりはしているが、いずれにせよフワフワとして捉えづらい感じがする。
で、これは結局何なのかと言えば象徴であるとしか言い様がない。
で、象徴と言うのだから何を象徴しているのかと言うことなんだけど、これは日本のそのときの権力機構にほかならず、では何故そういった象徴を用いるのかと言えば、あけすけに「権力機構を守る為に命をかけろ」と言えばその暴…[全文を見る]
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しかし、「××という概念はこの国の文化にはないものだから浸透しないのだ」的意見てのは変な説得力を持ちやすい。
異なる文化圏ではそれが浸透しているように感じる場合は得にそうだ。
ただこれ、ハリウッド俳優に多い非黄色人種ばかりを見て白人や黒人ばかりが美しいという種類の勘違いの可能性もある。(海外の美容関係のサイトで「どうやったら日本人女性のように美しくなれるのでしょう?」みたいな記事も見たことがある)
第一、意識して取り組んでいる分野のものが世間一般でどの程度の人々がちゃんと理解しているのかってことを考えれば、だいたいのことは大方の人々が…[全文を見る]
自分(id:lieutar)のことを語る
なんか最近人の頭部についてのゲシュタルトが崩壊気味で巨大な嚢胞のように見えることがある。
顔文字のようなシンプルな記号の集合の方がむしろ顔に見えると言うか。
この嚢胞感との対話に可能性を感じると言うか。
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他者の愚かさの責任を引き受けようって人が増えればもうすこしいい社会になるんじゃないのかな。
とか、まぁ愚かな語らいに対しての批判をその愚かな観念に駆られている人に届く形を選ぼうとしているかどうかということを振り替えって思ったりしている。
フェアな議論の果てにあると考えられるものを指向するのは当然ではないと言うことを、そもそも指向してしまっている人には見えにくいのと、そして「間違っている人は放っておいて良い。それよりも自らはより正しくなるべきだ」と考える習慣がどこかでついてしまっているのではないだろうか?
そしてこれはあまりにも多くのものが競争を用いて作られすぎているとか、あまりに分業を至上のものとしすぎているとかってことを背景にしてはいないだろうか?
自分(id:lieutar)のことを語る
最近、イキリオタク問題ってのがあるよなって思っていて、もちろんオタクとしてイキることそのものが悪いってわけでもないんだけれど、行儀の悪いイキリオタクがいる結果、未だオタク差別を再燃させたいと考える奴らに餌を与えているよなとか思うわけで、で、しばしばそのあたりと言うのがネトウヨだったり「表現の自由戦士」だったりする。
結局のところ「イキリ」と言う行為が帰属欲求に基くものだったりするわけだけど、そういうものは個人としての自我が確立していないほどに、それを埋めるように依存を強めてしまうものだから、まぁネトウヨだったり「表現の自由戦士」…[全文を見る]
テキトーな答弁のことを語る
しかしあの「シンクライアントだから復元できなぁーい」ってのはすぐに「んなわけねーだろ」と各方面からツッコミが入っているわけなんだけど、この答弁のテキトーさと言うのは政治家の問題ではないな…と言うか、多分政治家自身ならあのテキトーすぎる答弁にも届くものが作れないわけで、官僚に作らせた答弁だと考えるんだけど、でもそれって官僚の能力が低いからあんな風になったと言うよりは、要求スペックギリギリにまで手を抜いた結果って感じに見える。
んで、その要求スペックってのが必ずしも専門家ではない議員達やメディアのスタッフたちに即座の反論が起こさせな…[全文を見る]
自分(id:lieutar)のことを語る
「政治的に右でも左でもない」とか言う人がだいたいネトウヨなのは、この手の発言の意図はだいたい政治的な語らいへの嫌悪でしかなく、その嫌悪は結局のところ現状追認主義でしかないから。
そしてこの種の人々が述べる政治的意見は、ただ周囲の政治的な声について自身や、おせっかいなことに「うっかり聞いてしまう」人々の耳を塞ぐためにのみ発しているという自覚しかなく、その内容の政治性については驚くほど無自覚であり、しかもその指摘に対してはただ否認するのみ。
自分(id:lieutar)のことを語る
「表現の自由戦士」問題、これももはや彼らが何如に間違っているのかということについての解説を続けても、まぁ勿論新たにそこに落ち込む人を作るのを防ぐ為には良いんだけれど、でもやっぱり既にこじらせてしまった人々には全く有効ではないよなと思う次第。
とはいえこういった人々が、まるで一部の性の形の持ち主や一部のサブカルチャーの愛好家の代表のように振る舞うことが、その当事者にとってはむしろ迷惑なんだけど、でもこれって「オレこそが当事者だ。オレにとっては迷惑じゃない」とかって勿論聞く耳持つわけなくて、どんどんジリ貧になって行く感が辛い。
それ…[全文を見る]
ジャパンハンドラーのことを語る
「ジャパンハンドラー」と言うのは幻想で、そう囁かれる人々は単なるワシントンの知日派に過ぎない。
そして結局彼らは彼らにパイプのある国内の一部の役人や政治家の振り付けに影響されており、いわゆる「売国」は悪辣なアメリカが日本を食い物にした結果と言うよりも、むしろ日本の一部の権力者の意志、あるいは忖度によると考えるべきなのかも。
ひとりごとのことを語る
コガネムシはクソムシだ。
貯蓄と排泄、連想だ。
フロイト的な昆虫だ。
自分(id:lieutar)のことを語る
Movie plus でレオンやってるのを途中まで見るなど。
やっぱり面白いなぁって思うんだけど、リュック・ベッソン監督はどちらかと言えばB級指向で、周囲のスタッフにいろいろとやりたいことを止められたりしたときにうっかり名画を撮ってしまうタイプとか聞いて、フランス人だしミラキュラスに出てくるキャラっぽい人だよなとか思ったりしてる。
ちょうど同じ時間に日本映画チャンネルで「恋は雨上がりのように」もやってるけど大人と子供の恋愛ものって結局何如に抑制的に描くかってところが肝だよなと思う。いや、本当にレオンはベッドシーンが撮られなくてよかった。
GYAO!のことを語る
(承前)
で、GYAO!のクソレビュー問題続きでたとえば「主人公がクソ」とか「恋人役がクソ」とかって怒ってる系レビュー、確かにそういった登場人物が奇妙な行動をとるときに、その行動の選択の背景となるものが作品を通じ全く説明されていないとか、現実を反映していないとか、テーマの考察に何ら寄与しないわりに無駄に執着が目立たせられているとかならば妥当な批判となりえるんだけど、そのへんフェアに作られているのにも関わらず怒ってるのがものすごく多かったり、そういったレビューに「参考になった!」票が沢山入ってたりするのね。
んで、最初はこれは「ピーマンを…[全文を見る]
自分(id:lieutar)のことを語る
(承前)
結局、かつて人々は「バカなこと」を言うときと言うのはそれが何者にも権威づけされえず、せいぜい身の回り数メートル以内で承認され得るに過ぎないことを知っていて、それが何者かに権威づけられることでメディアで流通する言説と相対化されることで、「ああ、オレはバカなことを考えるのでせいいっぱいなんだなぁ」って思っていたことが、どんなに愚かな言説であっても、場合によっては愚かであればあるほど顔を把握できる人数の何十倍もの承認され得ることを知ってしまった。
あるいは多くの人々にとっては承認され得ることと真実性のあることの間に差がないのかもしれず、その峻別の普及と言うのはひとつ重要な戦線なんかもしれん。
ひとりごとのことを語る
「キヒラリカ」と片仮名表記するとキラキラヒラヒラした音の特異性が際立つ。
あと、「カ」で終わるところに、薬用クリニカとか、メタリカに通じる微妙な硬質感も。
GYAO!のことを語る
最近、GYAO!をよく見る。
GYAO!では動画に視聴者がレビューを付けられ、レーティングができるんだけどこの内容が結構ひどいの多い。
CMが入るとか、全話放送じゃないことへの不満を述べるのにレビュー欄を使って低レートをつける、作品へのレビューをサービスへのレビューに濫用するものであったり、次いでなんとかしてほしいって思うのが、自分の嫌いな要素が入っているからって低レートをつける、異なる趣味の持ち主にとって全く参考にならないようなレビューをするものだったり。
こういうの、せめてレビュアーのレーティングが可能で、参考にならないとしたユーザを非表…[全文を見る]
GSOMIAのことを語る
正直あれはアメリカの軍産まわりのもののためでしかなさそうなんで別にいらんわなーと思ってたし、失効になるならそれはそれでいーじゃないとか、だいいち読売新聞よ、GSOMIA失効をもって日韓関係がより悪化みたいな書きぶりがおかしいだろ、レイシズムを政権の求心力の源泉に用いてることだけが最悪で、経済的協力関係もそのへんを解決しなけりゃどーしょーもないだろうとか思うわけだけど、今気付いたんだけど、GSOMIAは「ミーソ味」のアナグラムだった!
木内みどりのことを語る
木内みどり氏が亡くなった。
彼女の役者としての活動はあまり知らないんだけど、インターネット上での活動、特に「小さなラジオ」なんとなく更新を待っているもののひとつだったし、そして分野を問わず精力的に活動する姿に、まさか訃報など思いもよらず驚いている。
樹木希林氏とも親交があったそうだが、なんか彼女も希林さんの夫、内田裕也さんと同じく R.I.P. が似合わなすぎる。