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いま読んでる本のことを語る

『黒い蜘蛛』ゴットヘルフ作 山崎章甫訳 岩波文庫
図書館でタイトルに惹かれて借りてみたんだけど、すごくおもしろい。ジブリはこんなのやらないだろうけど、あのくらいのクオリティでアニメ化したのを見てみたい。
なんか眠い目をこすりながら一気読みしてしまいそう。

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Christie 'The Thirteen Problem'
『火曜日クラブ』。なんか読む順番まちがえてる気もする(^^;)
ドストエフスキー『永遠の夫』
カバー紹介文が凄かったので借りてみた。以下勝手に引用
<<生涯ただただ“夫”であるにすぎない男、妻はつぎつぎに愛人を替えていくのに、その妻にしがみついているしか能のない“永遠の夫”の物語。>>
最初の方で主人公がかなりのうつ病態にあることが描写されるけど、それがやたらリアルでちとつらいかなり。

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今「三十七 夫婦」の最初の6行を読んで、はたして続きを読むべきかその価値があるのか考えこみ中。
元々、「賛成の反対の反対の(以下∞)」的に、反感も賛同も感じながら読んでただけに、自分がふだんから一番ひっかかる・こだわる部分で真っ向対決する文章が出てくると非常に惑うわけで。
認知療法なら療法だけでなく療法士自身のことをあるていど信頼できないと効果ないわけで、そういう意味で難しくなってきた。
どうすべまじで。

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×圭一
○圭二

我ながらひどいまちがい……orz

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『鮨屋の人間力』中澤圭一(著) 文春新書
通常だったら絶対借りないタイトルだけど、お勉強に。今日明日中には読んじゃうと思うけど。
うん、わたしが抱いてる鮨屋のイメージって、こういうの。そんでそれはたぶんバイト先の頭が抱えてるイメージとあまり違ってない、と思う(思いたい)。この本出たの2007年だから、すでにまた状況は違ってると思うのだけど。
結局、回転寿司の普及による客層と鮨屋のイメージの変化ってとこに話は尽きる気がする。もしかすると、最初のファースト・フードだった頃に戻っただけだと言われる可能性もあるかもしれない。でも、あらゆる飲食店にはビストロとプチ・メゾンとグラン・メゾンがあるのにそこがまだ周知されてない、という著者の指摘は確かだと思う。

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アラン『幸福論』
長年の積読本(脳内積読も実際に積んでからも長~い)。
これもタイミングよかったのかな、認知療法での考え方・アドバイスを受けてるみたいな気分になる。
お風呂本とか寝る前本にいいかもしんない。

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『情事の終り』グレアム・グリーン
わたしどちらかと言えばモノガミー(だっけ?)で、読み始めたら不倫設定で「うーん」と唸りながら読んでたのだが、第三部に入ったら、泣けてきた。
信じられないのに、祈ってしまう、誓ってしまう、その誓いを裏切れない苦しみ。信じられたら、どんなにか楽だろう。

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『図説 英国レディの世界』岩田託子・川端有子 河出書房新社
残念ながらあまり読めないうちに期間切れ(延長処理を忘れてしまった)、近いうちに借り直したい。
借りてから気づいたのだけど、著者の川端有子氏の『少女小説から世界が見える』は読んだことがある。確か他にも訳書かなんかあるはず。女性と社会の関係とその変化について、少女小説の変遷から追ったもので、わたしはけっこう影響受けた。
この本も、以前読んだ『メイドの世界』とは明らかに異なった視点から記述されている。たとえば、「ダイエット」の項では、元々は男がすなるものであったダイエット(バイ…[全文を見る]

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『洋梨形の男』 ジョージ・R・R・マーティン
今表題作読んだところ。うぇぇ吐きそう。そういやこの人の本、強烈に感覚に訴えかけてくるんだった。前に読んだのもにおいがしそうで見えそうで総毛立ったんだった。
読んでる途中で、表紙の絵を思い出し、自分が今その絵にふれてるんだと気がついて、髪の毛逆立った。
なんでなのに読んでしまうんだ。納得いかん。

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『始まりの場所』 アーシュラ・K・ル・グィン
ああ、ここに行きたい。この場所に。川に体を浸し、岩に寝そべりたい。
何も考えず、「今」だけを感じたい。
そういう場所から話が始まった。

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『とうに夜半を過ぎて』 R・ブラッドベリ(著) 小笠原豊樹(訳) 河出書房新社
お久しぶりにブラッドベリなんて手に取ってみたりした。
MURDER IS EASY by AGATHA CHRISTIE
久しぶりのノン・シリーズかな?まだとっかかり。

もうすぐこの図書館も使えなくなるんかなと思うと感慨深いとともにちと焦る(^^;)

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『砂の本』 ボルヘス(著)
The Murder on the Links by Agatha Christie

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The Lord of the Rings: The Fellowship of the Ring, Insider's Guide
ティーン向けくらいのごく薄い、『ロード・オブ・ザ・リング』第一部のメイキング本なんだけど、簡潔にかつよくまとまってて楽しい。DVDでも出てなかった(と思う)話も出てくるし。
まず監督の本との出会いのエピソード、トールキンのエピソード。
それから、
オーランド・ブルームが最初に受けたオーディションはファラミアだったとか、
フィルム・オーディションにせざるを得なかったイライジャ・ウッドが並々ならぬ「本気」を見せるためにした工夫(彼はさすが子役から脱落せずきただけあってプロである)とか、
なぜイアン・ホルムがビルボだったかとか。ショーン・アスティンその他のホビットたちのそれぞれの役への深い理解とか。
読んでるとまた映画見たくなる。DVDは全部うちにあるんで、見ようと思えばいつでも見られるんだけどね。

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マッケン『夢の丘』、同著者『白魔』の解説で「すごいけど二度と読みたくない本」という評価を誰だったかイギリスの作家に受けているってんで読み始めたのだが、
三分の一くらいだろうか、どんどん不穏になってきた。『ドグラ・マグラ』のようなものを、もっと日常的なレベルで追体験していく感じ。目の前の現実を、あらまほしいものに個人の脳が脳内だけで変換していくのを、手をひかれながらついていく感じ。
戻れなかったらどうなるのだろう。

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THE SHEPHERD by FREDERICK FORSYTH
フォーサイスも初めて。『ジャッカルの日』なら映画で見たけど。
以前、105円になってた洋書を買いあさってた時にまとめ買いした一冊。今まで読んでたものと違う世界で新鮮。イラストがかなり入ってるので読み終わるのも早そう。

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『あの薔薇を見てよ ボウエン・ミステリー短編集』エリザベス・ボウエン(著) 太田良子(訳) ミネルヴァ書房
以前何かの短編集で名前が印象に残っていたので借りてきた。ミステリーと銘打ってはいるが、どちらかと言えば「奇妙な味」の気がする。
わたしは好きだ。

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『モーム短編選(上)』行方昭夫(編訳) 岩波文庫
初モーム。

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『神を見た犬』ブッツァーティ(著) 関口栄子(訳) 光文社古典新訳文庫
すさまじく頭のよい人が書いたショート・ショート集、という印象。
なかなかに怖い話が多いんだけど、ホラーとは違う。すごく読みやすい。

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THE MURDER AT THE VICARAGE by Agatha Christie
ミス・マープル最初の事件。初めて本文中で名前が出たときの牧師の奥さんからの言われようが、
 
that terrible miss Marple
 
ってなかなかすごいわ(^_^;)

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『文豪怪談傑作選 泉鏡花集 黒壁』 筑摩書房
通勤電車で読み始め。読めるんだろうか。