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Tips:横着して自分に楽な書き方をすると、第三者には「何について」言っているのか分かりにくい文章になるよ。
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かぐや姫のことを語る

かぐや姫 41  阿倍の右大臣と火鼠の皮衣

皮衣が入っている箱を見ると、いろいろの瑠璃をとりまぜ、彩色して作ってありました。
皮衣は、紺青色でした。
毛の端は、ぴかぴか光っています。
比べる物がないほどの美しさでした。

「かぐや姫が、皮衣を欲しがるのも、無理はない。恐れ多いことだ」といって、皮衣を箱の中へしまいました。
安倍は、化粧を丁寧にして、出かける支度をしました。
かぐや姫の婿として、屋敷に泊まることになるだろうと思い、木の枝に歌をつけて持って行きました。

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おはようのことを語る

おはようございます。
空は、薄い白い雲と青空が半々。
晴。

六時の気温、マイナス6度。 現在、マイナス5度。
信州南部、今朝も冷えました。
寒い・・。

日中は、暖かくなるのだろうか。

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かぐや姫のことを語る

かぐや姫 40  阿倍の右大臣と火鼠の皮衣

でも、安倍さまから預かったお金では足りず、私が五十両払いました。だから、五十両いただきたいと思います。船が帰る時、そのお金を託してください。お金を払っていただけない場合は、皮衣を返してくださるようお願いします」と。

「あと五十両払えば、貴重な皮衣を手に入れることができる。それにしても、よく皮衣をみつけてくれたな」といい、安倍は唐の方に向かって手を合わせました。

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自分(id:dowakan)のことを語る

   白椿

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かぐや姫のことを語る

かぐや姫 39  阿倍の右大臣と火鼠の皮衣

「依頼された火鼠の皮衣を、やっと手に入れることができました。裕福な長者の家や大きな寺などを訪ね、皮衣を持っているかと聞いて歩きました。でも、皮衣はないといわれました。

今も昔も、火鼠の皮衣は、容易に手にいれることができない貴重な物です。あきらめていたら、天竺の聖者が、この国へ持ってきたという皮衣が、西の山寺にあるという噂を聞きました。早速、朝廷にお願いし、朝廷の力ぞえで、やっと皮衣を買い取ることができました。

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ひとりごとのことを語る

六時の気温、マイナス5度。
現在、1.7度。
晴。

信州南部、だいぶ暖かくなってきました。

四時間の間に、約七度も気温が高くなりました。
太陽って、ありがたいですね。

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かぐや姫のことを語る

かぐや姫 38  阿倍の右大臣と火鼠の皮衣

何年かすぎました。
待ちに待った唐船がやってきました。
家来の小野が筑紫へ帰国し、都へ帰ってくると聞き、安倍は小野の帰りを待ちました。

小野は、安倍がさしむけた足の速い馬に乗って、筑紫から七日で都へ帰ってきました。
小野が持ってきた王けいの手紙には、こんなことが書いてありました。

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おはようのことを語る

おはようございます。
空は、薄い白い雲と青空が半々。
晴。

六時の気温、マイナス5度。 現在、マイナス3度。
信州南部、今朝も冷えました。
ヒーターとストーブを併用しても、部屋が温まるのに時間がかかります。

今日の最高気温は、5度とか。
肌寒い一日になりそうだ。

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かぐや姫のことを語る

かぐや姫 37  阿倍の右大臣と火鼠の皮衣

王けいは、手紙の返事を書きました。

「火鼠の皮衣は、唐にはありません。噂には聞いたことがありますが、見たことはありません。手紙に書いてあるように、この世にある物なら、もしかしたら天竺の人たちがこの国に持ってきているかもしれません。

しかし、火鼠の皮衣を探すことは難しいことです。裕福な長者の家や大きな寺などを訪ね、火鼠の皮衣があるかどうか、聞いてみましょう。探しても皮衣がみつからなかったならば、いただいたお金をお返しします」と。

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かぐや姫のことを語る

かぐや姫 36  阿倍の右大臣と火鼠の皮衣

右大臣の安倍御主人(あべみうし)の家は、裕福な家でした。
一族も栄えています。

安倍は、「火鼠の皮衣」を手に入れるため、日本にやってきた唐船の王けいに、手紙を書きました。
「唐にあるという火鼠の皮衣を送っていただきたい」と。

そして、家来の小野房森に、皮衣のお金と手紙を持たせ、唐へ派遣しました。
小野は、安倍の手紙を、唐船の王けいに渡しました。

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花写真のことを語る

「季節はずれの乙女椿」
今年の秋は寒かったので、「季節はずれの乙女椿」は、数輪咲いたのみ。

暖かな秋には、十数輪の花が咲く。
「乙女椿」の花期は、四月。

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かぐや姫のことを語る

かぐや姫 35  くらもちの皇子と蓬莱の玉の枝

その後。
くらもちの皇子は、「これ以上の恥はない。かぐや姫と結婚できなかったばかりか、世間の人がどう思うだろうかと考えると、はずかしく思い、深い山の中へ入ってしまいました。
皇子の執事や仕えている人たちが、みんなで手分けをして探したが、皇子をみつけることはできませんでした。

皇子は、自分がしたことが恥ずかしくて、みずから姿を隠したのでしょうか。
その後、何年かたってから、ひょつこり帰ってきたのでしょうか。

この玉の枝事件をきっかけに、「たまさかに」ということばがつかわれるようになりました。

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   白椿

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おはようのことを語る

おはようございます。
空は、薄い白い雲が三分の一、他はきれいな青空。
晴。

六時の気温、マイナス7度。 現在、マイナス6度。
信州南部、今朝も冷えました。
寒い・・。
一月になったら、何度になるのか、心配。

今日の最高気温は、6度とか。
少しでも暖かな一日でありますように。

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かぐや姫のことを語る

かぐや姫 34  くらもちの皇子と蓬莱の玉の枝

かぐや姫は、訴えた金工たちをよんで、たくさんの褒美を与えました。金工たちは、「期待したとおりだった」といい、喜んで帰りました。

ところが・・・。
その帰り道、皇子は、金工たちを血が流れるまでたたいたのです。
そして、金工たちがかぐや姫からもらった褒美を全部とりあげ、自分の物にしてしまいました。
工匠たちは、無一文になり逃げ帰りました。

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   白椿

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かぐや姫のことを語る

かぐや姫 33  くらもちの皇子と蓬莱の玉の枝

かぐや姫の心はすっかり晴れて、くらもちの皇子に返歌をしました。

   まことかと聞きて見つれば言の葉を
   かざれる玉の枝にぞありける

かぐや姫は、歌とともに、玉の枝も返しました。

 一方、おじいさんは、あれほど皇子と意気投合したのに、だまされていたのかと思うときまりが悪く、しょんぼりして座っています。
皇子は、立ったり座ったりして落ち着きません。
日が暮れてから、皇子はこっそり家へ帰っていきました。 

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かぐや姫のことを語る

かぐや姫 32  くらもちの皇子と蓬莱の玉の枝

ですから、くらもちの皇子のかわりに、かぐや姫さまから玉の枝の代金をいただきたいと思います」
金工たちは、「当然いただくべきお金です」と、口々にいいました。

かぐや姫は、「くらもちの皇子と、結婚しなくてはならないのか」と悩んでいた心がすっきりし、晴れ晴れした気持になりました。

おじいさんをよんでいいました。
「あの玉の枝をみた時、本物かしらと思い、何度も玉の枝をみました。意外な偽りごとだったのですね。偽りの品なので、早くくらもちの皇子に返してください」

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おはようのことを語る

おはようございます。
青空も少し見えるが、一面、白や灰色の雲。
薄日。

六時の気温、マイナス4度。 現在、マイナス1度。
信州南部、今朝も冷えました。
寒い朝。

今日の最高気温は、5度とか。
少しでも暖かくなりますように。

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かぐや姫のことを語る

かぐや姫 31  くらもちの皇子と蓬莱の玉の枝

おじいさんは、この金工たちは、何をいっているのだろうと思いました。
くらもちの皇子は、まさか金工たちがかぐや姫の家にまで押しかけてくると思っていなかったので、びっくりしあわてています。

このさわぎをかぐや姫が聞き、金工が差し出した文を読むと、こんなことが書いてありました。
「くらもちの皇子は、千日の間、身分の低い金工たちと同じ家に隠れ住み、立派な玉の枝を作らせました。そして、玉の枝が完成したら、官職をくれるといいました。いろいろ考えてみると、側室のかぐや姫さまが、玉の枝を希望しているのではないかと、気がつきました。