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絵のある喫茶店(雑談場)のことを語る

短歌を始めたのもハイクでいい歌を目にしたからで、それを真似るようにして始めたことがここまで続けられるとは思わなかった。

絵を描くことはずっと昔からやっていたけど、結婚と出産でブランクが出来てて。もしハイクでデジタルに出会わなかったらこんなふうに創作同人の沼ハマリもなかった。

たぶんデジタル知識ゼロのわたしに、根気よく手ほどきをしてくれた二人がここに居なかったらデジタルをものにできないでいたと思います。二人の恩人にありがとうとお礼を。届くかわからないけど。みけちゃん、NRさん、ほんとにありがとう。

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ハイクツールでお絵かきしたかったのにうまく動作しないので描けないや 残念

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当時はパソコンが小さくて二画面出せるなんてすごーーい!ってミケちゃんとこの環境を羨ましがっていたんだっけw 能力低くてしょっちゅうぐるぐるして、それを待ってやって。のんびりしてたなー。

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とはいえ何を書いたらいいかわかんないですねw お久しぶりです。

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今夜は開店するよ。

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訂正:白い花の名前がコメント欄で教えていただいてわかりました。ユキザサではなくヤブミョウガです。葉の付き方が輪生で葉脈の走り方も一致しているので間違いないかと。

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飛び散る黒斑が、そう呼ばしめるんだろう。台風の影響か京都岩倉も異様な蒸し暑さだったが、それをものともせず行く者に襲いかかるように咲く。鬼は「へえ、磐座を見にいくのかい。そりゃめずらしい」と鼻で笑って冷やかした。傍から見れば鬼は私のほうだ。いや、実際に鬼は人間の私である。

岩倉で磐座のある山住神社を訪ねたあと、床紅葉で有名な実相院へ。庭と襖絵をゆっくり見て門を出てくるともう夕暮れていた。敷地の隅の紅色に目が行く。百日紅(さるすべり)の大木。
(イラストは去年の手製本『泣草図譜 やまばと編』冒頭)


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花の日だそうなので、昨日の写真から花をピックアップしていきます

名前がわからず、いま検索でユキザサに辿りついた。確かに笹のような特徴的な葉と葉の付き方をしていて印象に残ったんだけど、それが咲いているなかに大きな朽木があってまるで船が座礁したまま朽ち果てたようだったのが美しかった。最初に訪ねた河合神社の裏手、あまり人気のない場所で。

爆蘭と書いてハゼランと読む、小さな星型のピンクの花。地元神戸でも見かける雑草だ。だけどこんな高い塀ので爆ぜているのは初めてお目にかかった。塀に厚みがあるせいか。これは糺の森をぐるりと囲む塀の一部。…[全文を見る]

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  • ------------- 花泥棒 ------------------
  • 「どれでも一個とって」
    抱えられた缶には星や花やりぼんの形のブローチが詰まっている。

    「おじいちゃんの宝物やろ」
    「ええねん、よおさんあるしわからへん」

    どうしても選べと言うのでしぶしぶ花のをひとつポケットに入れた。

    帰り道、わたしはいつもと違っていた。
    ポケットに綺麗なものが入っている。
    ポケットに汚いもの(罪)が入っている。

    賞というものに縁遠くて長らくピンと来なかったのだが、ピンと来た時にはすでにブローチは失していてくれた子の顔も名前も思い出せなかった。

    わたしがいままでに三度泥棒をしたなかの、一番申し訳ないのがこの花泥棒だ。

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  • ---------- 乱調 --------------
  • しばらく書かぬうちに晩秋である。秋は着物シーズン到来で外出が増え、家にあってもそわそわふわふわとしている。

    さて、着物の愉しみを挙げるならこんなところだろうか。

    ・花が身に着けられる
    ・色が身に着けられる
    ・絹が身に着けられる

    細かな説明は省いて、とりあえず今日は菊の話。

    私の場合、一番目の「花が身に着けられる愉しみ」のうち半分くらいは菊である。
    着物では四君子文様といって梅、蘭、竹、菊の四つが多用されるから、菊は特別好きでなくても自然と手持ちの中に入ってくる柄だ。いつのまにか私の手元にも5枚…[全文を見る]

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  • --------- 鬼の灯り -----------
  • 夏の終わり、母がほおずきの枝を持って帰り嬉しそうにテーブルに置いた。

    「あんた、これ見たことある?」
    「ない」
    「剥いてみ」

    その衝撃がなんなのか、のちには思い当たったが
    そのときのわたしは言葉が継げずにとまどっていた。

    「きれい」

    と言った。

    「怖い」
    と言いたい気もしたが、なんとなく言わなかった。

    その数年あとにほおずきが鬼灯であると知って「ああ」と思った。
    怖かったのはあたりまえだったと。

    怖いから美しいのか、美しいから怖いのか
    波が引いてはまた返すように問い続ける。
    それは海と同じくらい怖くて美しい。

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  • ------ かんな ---------
  • 過去好きになった異性について話すよりも同性のほうがずっと胸苦しい。
    単純に「禁忌」の領分にあるからなのだろう。

    かんなは十月と書く。
    「十月に生まれたからかんな!」とわたしより頭一つ分高い場所から見下ろしながらメンドクサそうに言う。
    美しい鼻筋と薄い色の眼球に見とれ、わたしは生返事をした。
    シャギーショートは当時斬新だった。
    流行に疎いわたしは「素敵だなあ、あれは散髪屋さんになんと説明すればいいんだろう」と眺めまわしていたが
    その2、3年あとに今でいうビジュアル系パンクロックグループが世を席巻するとた…[全文を見る]

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  • --- 夜と男とダッフルコート ----
  • しばらく放置していたけれど、もういいかな・・・・・・
    と今日は喫茶店を更新しよう。

    この絵は昨年10月のスーパームーンで描いたもの。
    「フード付きのコートを男の人が着ていると素敵だよね」という話題を見かけて茶髪君にダッフルを着せたくなった。フードのかわいさを強調するために後ろ姿を描いてのち、さて何を持たせよう・・・・・・と思いついたのが月だ。

    特にストーリー物のラフを描くのでもなければ、らくがきはいつもこんなかんじだ。
    常駐する「はてなハイク」で話題になっている事物に、よくヒントをもらう。
    わたしは特定…[全文を見る]

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  • --------------- イマココ ------------------
  • コミックを描くようになって骨格や筋肉のありようを以前より強く意識するようになった。
    性別や年齢差あるいは生活習慣や気質がその人の肉体を形作り、それがどのように使われてそこに存在しているかを。

    上の絵は「はてなハイクステッカー計画」というものに参加して「夢のように、おりてくるもの」の店長とその娘を描いたものだ。学校帰りの娘の後ろ姿と、ステップの上で作業中の店長が娘の声に振り返るシーンを想定している。
    コラボではキャラクター造形にほとんど口を出さないでもらえたので、とにかく原作を読…[全文を見る]

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  • --------- オーバーザブルースカイ ------------
  • シェットランドとかアランとか、羊毛のあたたかさをそのまま表出したセーターが好きだが似合わない。
    あんなものを着たら羊毛どころかひつじそのものになってしまう。
    幼女ならそれもかわいいが、おばさんでは情けないだけである。
    藍染めの布が好きだが、やはり似合わない。
    そんなの着たらトロ箱牽いて魚を売るばあさんになってしまう。
    「着たいもの」とは「着られないもの」なのだということを二十歳代でベンキョーしたから、今はもう無駄な足掻きをしない。しないでいられる。充たされない欲望を想像のなかで充足さ…[全文を見る]

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  • ----------- ジャーマンアイリス --------------
  • いずれ菖蒲か杜若っていうけれど、それよりワンランク上の美女がジャーマンアイリスだ。
    というのはうちの母のオリジナルな花カーストである。
    母には花にそれぞれ思いがあり、名を呼ぶときは声色にそれを込めた。

    「これ、なんていうの」
    「ジャーマンアイリス」

    そんだけだ。
    でもその8つの音で、母はそれがどこか遠い国の貴婦人の名でそこらの平凡な花とは違うものであると思わせた。

    さて、母は日舞とお茶とお花を嗜んでおり、子育てが一段落してからは俳画をやっている。
    と聞けばさぞ繊細なひとと思うだろう…[全文を見る]

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  • ----------  ストロベリーフィールズ  ---------------
  • ストロベリーフィールズとはどんな天国か・・・・・・と昔よく思った。
    周囲には田畑がほとんどなく、苺の観光農園もまだなかった。

    さて、また今年もイチゴジャムをつくらないまま梅雨に入ってしまったみたいだ。
    ここ数年露地物の苺の供給が減っているのか、この時期になってもジャムにと思える値段までは下がってくれない。
    「一年にほんの一時期だけ庶民に訪れる幸福」だったものが、「ほぼ一年中庶民でも手を伸ばせば届く幸福」になった気がする。
    そういうのはあまりありがたくない。

    でもどちらにしろとても…[全文を見る]

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  • ------- 熟れる ---------
  • 六月になると急にフルーツを載せたケーキ類が輝きだす。
    うちでは洋梨のタルトを息子が好むのだが、それは亡くなった実父が好きだった果物だ。
    この二人は食の好みだけでなく何かとよく似ている。隔世遺伝というやつだ。

    昔は洋梨なんてあまり出回っていなかったから、たまにいただくと父と母のささやかな攻防が始まった。
    父は果物全般において、まだ固く歯触りのあるうちに食べたい。母はよく熟したものが好きだ。
    それは柿ならいざ知らず、珍しい洋梨であるがゆえに起こる問題だった。

    「新聞紙に包んで置いておくんですってよ」と母が…[全文を見る]

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  • ----- たんたんと --------
  • 「驚きあきれる、興ざめする」の意の「あざむ」という言葉があり、この花がその美しさとは裏腹に手折る指を刺すのでついた名だという説があるとか。

    今、神社へあがる坂道の寺院の白壁にしっかりとした株がみごとな花を咲かせている。
    茎も葉もまっすぐにピンと背筋を伸ばし「独立独歩」という花言葉にふさわしく。
    側溝と白壁の境界をこじあけ、花壇の花に負けない鮮やかな色を咲かせて「ああ、おまえここに居たよな」とわたしに思い出させる。

    フェアなどというものはこの世にない。
    フェアな場所なんてものを探して歩けば探すだけ…[全文を見る]