政府の振舞いはあいかわらずひどいんだけれど、最近はそういったひどさにあまり怒りが沸かなくなってきた。
もちろん個々の事象は酷いし肯定できないんだけど、たとえば「桜を見る会」問題にしたってあの手の悪事は山ほど報告されてきたわけで、もしかしてこれで止めを刺せるのかもしれないけどだとして今更すぎてな。
もちろん落とし前はきっちりつけてもらわなきゃならんのだけど、首をすげかえたところで社会構造が変わるわけでなし、「来年は中止」で無かったことにしようとするように、安倍政権が倒れて無かったことにならないようにってのね。そこはあくまでスタート…[全文を見る]
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自分(id:lieutar)のことを語る
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(承前)
そういえば、素朴すぎる公共観の中で建前というものがどのように見えるのかっていうと、あえて本音を語らないという"隠蔽"よりも、公共を前提として語ることに「格好をつける」という"嘘"として見えるんだよなと。
で、「おなじ格好をつけるのならば、隠しながら嘘の格好つけをするよりは、明け透けに振る舞う方が余程潔くかっこいい」と格好つけマウンティングの形で建前絶対許さないマン化してしまうんだな。
んー、だから公共観が素朴というよりは「意識のなかに公共が存在しない」と言う方がより適切で、まぁでも理性が無いわけではないから…[全文を見る]
自分(id:lieutar)のことを語る
白い巨塔の再放送をぼけーっと眺めつつ、財前の東教授への「あいかわらず建前で生きてらっしゃる」ってセリフに、「んー?それのどこが悪いのかにゃー」とか思いつつ、しかし建前絶対許さないマンを相手にするにはどうすればいいのかにゃーとか。
とりあえず建前ってのがどういうものかを考えるのならば、それが動機のところに用いられるのならば、公共的効能であり、対置される本音と言うのは私的効能であると。
で、本来問題なのは本音しかない…すなわち私的効能だけを見て公共的な影響を省みないはずのことで、ある行為に公共的効能の面から説明がつくのならば、その行…[全文を見る]
成熟のことを語る
個人と言うのは責任ある主体のことで、じゃあ責任とは何だってことなんだけど自身の行動の結果を自身によるものとして受け止めることなんだけど、もうひとつここで重要なの、たとえば誰かを殺してその財産を奪った人が「意図したとおりに殺して奪ってやったことを俺は知っている」ってだけだったらやっぱり責任があるとは言えなくて、関わる人々への基本的な愛情がここには不可欠だったりするわけで。
で、そうまどろっこしく言ってしまうと難しい感じなんだけど、要はラブコメなんかで「オレ…自分のことしか考えてなかった…君の気持のことなんて…うああああっ」と…[全文を見る]
成熟のことを語る
最近、個人としての成熟とは結局のところ責任感の成熟ではないかと思うわけなのだけれど、責任概念自体が社会的にあいまいで、結構な役職にある人でも責任とは何かあったときにペナルティを受けることだと勘違いしていたり、あろうことか、そのペナルティすら握り潰せると考えられる場合にはむしろ「私に責任がある」と言うことが権威を示してその追求を黙らせることが出来ると考えているこの社会が何如に個人主義からは遠いのかと言うことを思い知るばかりで。
そういえば以前、日本人の公共意識の低さや利己的な振舞いなどから「日本人は集団主義的ではなく個人主義的だ」といったレポートが出てたけど、こういうレポートを書いてしまう人と言うのはそもそも個人主義も個人なる概念もわかってないか、これまでの議論に用いられていた語の定義をまるっと変えて新発見と言いはるトンマなわけだけど、これ出たのたしか東大だったよな。
らくがきをする
自分(id:lieutar)のことを語る
MMTって「こんなに(借)金が増えてもデフレなんだから」って日本を例にして、どんどん借金膨らましても大丈夫だよって言うんだけど、最近思うのこの状況でインフレが起きないのはそうやって作られた金が実体経済に流れてこず、ただ格差を拡大するだけのものになった結果なんじゃないのかなって思うわけで。
だからMMTを取り入れて格差の拡大を防ぐようなまともな政治なんてやってしまうと、それこそ金なんて簡単に手に入るものになってしまって、でそうなったときのインフレが本当に単に蛇口を閉めたら抑えられるかなんて本当に実証されているかどうか怪しく危ないと思ってい…[全文を見る]
あいちトリエンナーレ助成金停止の件のことを語る
まず、歴史修正主義的であることが出世の条件のひとつとされてしまっているような今の政府は、本来真実への指向性を持つ芸術には最初から反するもので、しかもあらゆる方面の逸脱をくりかえしてきたものが文化事業に手を出すとなれば破壊しかしないのだから、まぁなるべくしてなったと言うほかはない。
問題はなんでそんなものが記録的長期政権を維持しているのかと言うことなのだけれど、それはまぁ社会が壊れてしまっているからと言うほかがない。
そして、そういったものへの支持を積極的にする人に、「そんなものを支持をするということは、たとえば貴方が困るような政…[全文を見る]
音楽今聴いている音楽のことを語る
小泉環境相(笑)のことを語る
少女漫画系ギャグマンガに出てきそうなウザイケメンキャラ感。
らくがきをする
ひとりごとのことを語る
咄嗟に「ホアキン・コルテスって何だっけ?」って画像検索してあまりのカッコよさに卒倒しつつ、でも「○○キンってヒカキンがブレイクした直後に二匹目のドジョウを狙っていっぱいでてきたYoutuberの一人みたいじゃね?」とか茶化してバランスをとろうとしている。
自分(id:lieutar)のことを語る
ディテールを描かない描き様についてもっと研究が必要だなー。
あと耕すのに黒に頼りすぎに見えてしまうところの克服とか。
町並みってそういうのの見極めに使えるとは思うんだが。
らくがきをする
コネタ今日知ったことのことを語る
花粉症の原因となる遺伝子はネアンデルタール人由来で、しかも日本人は地上でもっともネアンデルタール人の血を濃く受け継いでいる。
ひとりごとのことを語る
「性善説と性悪説、それぞれどういった考えかたのことでしょうか?」
「性善説とは、バス停の位置が誰かの家に向かってずれて行かないのは、そんな狡いことをする人は誰もいないという考えかたです。そして、性悪説とは、そのバスを利用する多くのひとびとが、それぞれに自分の家に向かってバス停をずらそうとするので、結果的に動かないという考えかたです。どちらが正しいかは精密なGPSを用いることで実証することができます。」
「気づかれにくいマーキングで十分じゃないですか?」
百足のことを語る
「列車虫」と呼んでみるとかわいく見える気がしてくる。
いきもののことを語る
(承前)
「しあわせになるのなら死んだっていい」と願ってきたから生きながらしんでいる。
いきもののことを語る
おそらく幻想の中で安定している人は幸福に見える。
しかしその幻想の外側にいる人にとってその人は気の毒に見える。
その幻想の外側にいる人がどのような苦難に直面していたとしても、そういった幻想に囚われるよりはマシだと思うだろう。
もちろん現実そのものに直面して生きるなんてことは、いきものにとって出来ることではない。
いきものが現実に直面しないものなら、生きると言うことは幻想に囚われると言うことでもある。
ならばそれは単なる相対化なのか。
ただ、そのことに自覚的に常にそれを打ち破ろうとし続けることは、それが原理的に現実に到達することはできなくとも、生き生きとしている。
人権のことを語る
まぁ、より自然には、とても愛したペットの死は、見知らぬ人物の死の何万倍も悲しいとか、実のところヒトとヒト以外と言う分け方は感情的距離感とは異なったりもするわけで、戦争や悪政など社会の問題に殺される見知らぬ人々に対する思い、「それはもしかして私や愛する人々だったかもしれない」と言うことを合わせて考える訓練の結果引き寄せられるものだったりするわけで、実のところ人権の「不自然な感じ」はこの「想像力」の為のプラクティスを背景としているのであって、別に宗教的背景ではないのではないかと思うわけで。
で、何のためにそういった訓練をす…[全文を見る]