テレビの報道特集を見ていて、明日にでも能登へ行って、仮設住宅の泥かきを手伝いたい気持ちになった。もっとも山本文緒さんの遺作『自転しながら公転する』という小説にもこんなシーンがあって、主人公は現場で倒れてしまったのだった。おそらくぼくも大した仕事ができずに迷惑をかける可能性が高い。だから、まずは自分の生活と仕事をちゃんとしつつ、できることはないかと情報収集に取り組みたい。災害ボランティアの人は、本当に超人だなと、いざ自分でやろうとしてみると痛感する。
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災害のことを語る
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今日は仕事をしないと決めて、ぐっすり眠ってから、渇水状態にある大河川の本流を調査してきた。4箇所をチェックして、増水時に100mあった川幅は30〜50m、深さは0.2〜3m、平均流速2.5/km程度であることが分かった。とにかくバカでかい川なので、消波ブロックのある激しい瀬や、落差の大きな堰堤などの難所をいくつも乗り越えなければいけないけれど、上流部のゴールに適した船着場を見つけられたことが今日最大の収穫だった。本流の流れにさえ慣れれば、渇水時には安全に下れる可能性が高いと感じた。しかし、平日の穏やかな河原は最高だった。ぼくは世の中のすべてと隔絶された、地平線と水平線と空がひたすら広がる光に満ちた景色が大好きなのだ。
日常のことを語る
土曜日から頑張っていた仕事が昨日の夕方にようやく終わって、かつぼくはお客さんの話を聞きつつ、話すことが仕事なので、終わったら、歯がガクガク震えるほど疲れ切っていた。この夏は、ずっとこんな感じで、誰もいない場所で、カヌーに乗って自然に触れたりして、孤独や祖母の死、親しかった人たちの不在を耐えた。驚くほど、記憶が断片的で、ストーリーも、色もなかった。すべてのことが大きな網目から溢れていった9ヶ月だったような気もする。仕事がひと段落したので、すこし雑用を片づけて、2、3日どこかへ旅に出ようかな。
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毎年、おせちは楽天で買っているのだけれど、今年は「金沢まいもん寿司」のものに決めた。まいもん寿司は金沢発の全国展開している高級寿司チェーン店である。石川県の復興を願ってのものだけれど、寿司屋のおせちだけあって、海産物が多くて気品に満ち溢れていると思ったのが決め手だ。もう一つ、年が明けて祖母の一周忌が住んだら、両親と妹を連れて、子どもの頃によく行った温泉のあるホテルへ旅行へ行こうと思う。ぼくも自分にできることから応援したいと思った。
https://item.rakuten.co.jp/kanazawamaimon/osechi-2017-no2/?scid=wi_ich_iphoneapp_item_share
ニュースのことを語る
(承前)と書いていたら、林官房長官は総裁選での活動を中止して、政務に集中することを決めたらしい。どんな演説や議論よりも素晴らしい対応だと思う。世の中、捨てたもんじゃない。当然という人もあるけれど、こういう局面で自分を捨てても人を助けることを最優先する判断ができる人は、本当に素晴らしいと思う。ぼくもあらためて能登地方の復興を支援したいと思った。
ニュースのことを語る
泣きっ面に蜂と言うべきか、能登地方の降水量がハンパなくて、可哀想だなと思う。岸田さんは旧体制な枠組みの中では賢い人だったんだろうけれど、能登地方の震災被災者たちには一貫して心を寄せた対応をしない方だと思ってきた。日本はいつ誰が自然災害にあっても不思議ではない国だ。次に首相となる方には、被災した人たちにつねに心を寄せて、災害への復興を最優先事項として取り組むひとがなってほしい。これ以上、大雨による能登地方での被害が大きくならないことを祈りたい。
日常のことを語る
あまりに忙しすぎて、ふと今日が9月の何日かが本当に分からなくてなっていて、一瞬焦った。昨日18日が満月で、一昨日17日が十五夜だったのだ。なるほど、一昨日が15夜(15日)だと勘違いして、2日後の今日は17日なのだと勘違いしていたのだった。新月と満月の日には、大まかな予定と願いごとを書くくらいスピリチャルに生きてるけれど、日本の月の読み方は本当にややこしい!
日常のことを語る
今年はヘルメットにアクションカメラをつけて、川下りの旅を記録する予定だったんだけれども、あまりに本流に出るリスクが高いので来年に持ち越すことにした。たぶん、ぼくのパックラフトは横幅がかなり狭い上に、座高が高くて安定性がない。結果、湖すら漕ぐのが怖い。あと全長が長いで、上流部でも船尾に流れを受けやすくて、急旋回が難しい。そんなわけで、秋冬は来年の研究と貯金の機会にしたいと思う。
日常のことを語る
ふとニュースを見ていて、降水確率という日本語は、英語ではchance of rainというのを知った。調べると、chanceには「可能性」という意味があるのだ。一瞬モヤっとしたのは、日本では「雨が降ること」はネガティブなイメージがあるのに対して、「chance」にはポジティブなイメージがある言葉だからだろう。chanceは好機や機会として用いられることも多いが、もともとはもっとフラットな見込みや可能性について用いられた言葉なのかもしれないとちょっと思った(ちなみにwisdomで調べると、むちゃくちゃ沢山のイディオムや用例が出てきて、味わい深いと思いました)。
映画のことを語る
ふと今しているすべての仕事を投げ出して、インディ映画をつくる人になってしまおうかと思った。ぼくはもともとアート系の人なのに、ものすごく堅く、面倒な仕事をしているのだ。とは言え、自分ができて、したいことは、おそらく脚本を書き、演出することだけである。どっちにしろ、ぼくは物語を書いて、世界をつくり出したいのだ。だったら、いま目の前にある仕事こそが、まさにそれなんじゃないか?で、終わったら、丸一日ミニシアターをハシゴして、単館系映画を観るのだ。美味しいスペイン料理も食べるのだ。そうしよう。そうするのだ。
日常のことを語る
「オッサンになると、筋肉疲労は翌々日にやってくるんだ」と身を持って体感。12Kgの荷物を背負って崖を登り降りする、流速8〜10km/hの激流を必死で漕ぐ、流されて必死で再乗船する、流速8〜10kmの流れを受けつつ5kgのパックラフトを担いで帰ってくる。その全部が非日常的な動きなので、全身疲労がハンパない。もっと日常的にトレーニングをしないといけないなあと思ったのでした。
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仕事帰りに、いつか川下りしたい本流のいくつかのポイントを見て周った。濁りはないものの、川は約0.5〜1m増水していて、川幅は100m、深さは0.6〜3m、水温20度以上だった。しかし、昨日の経験から「流速」という概念を覚えて、流速8〜10km/h(歩行速度の2倍)と計算して震えた。ぼくのパックラフトは世界最速と言われるモデルだけど、静水での最高スピードは5km/hで、流速4kmでも風のように速くなる。世界水泳の最高スピードでも8.9km/hなので、流速8〜10kmがいかほどのものか分かるだろう。たぶん太ももまで入ると、流されると思った。ただ3m近くある葦の林道を抜けて、辿りついた川は原野そのもので気持ちよかった。直近の150年を除けば、人類の歴史の大半はこういう原野のそばで営まれてきたのだった。
日常のことを語る
台風が過ぎ去ってから5日。今日は一年で最高の川下り日和だと考えて、いつもの川へ行った。予想は当たっていて、恐ろしく澄んだ水が流れていた。増水量50cm。これなら川底に引っかかることなく、本流まで下っていける。と、岸を蹴って、30秒後。荒々しい波に舟ごとふっ飛ばされた。流されつつ、フネにしがみつき、何とか再乗船した。いつもなら静水域で寝転がったり、舟の漕行性能を試したり、ダラダラ下るんだけど、必死で流れを読んでゴールまで漕いだ。また、いつもは下った川を半分近く逆槽して戻るんだけど、舟を担いでスタート地点まで戻った。何度となく漕いできた川だけれど、まるで別の川のようだった。そもそもスタート地点の川原も1.5mくらい高い台地になっていたのだった。というわけで、今日も川の怖さを知るいい機会になった。本流に乗って河口まで行くには、かなりのレベルアップが必要なのだ。
日常のことを語る
久しぶりに、夜なべをして、仕事が完了。で、一昨日、鈴木英人さんの話をしてて、ついでに大瀧詠一のジャケの永井博さんの作品を見てたら、より抽象度が高くて、すげーなと思った。でも、こういう抽象と具体の中間にある画家でぼくが一番好きなのは、やはりエドワード・ホッパーではないかと改めて思った。エドワード・ホッパーの作品で描かれている人々はみんな何か虚空のようなものを眺めている気がする。町の灯りも、太陽の光も、みんな寂しげで哀愁が漂っている。場所はアメリカだけれど、どこかでそこらへんの近所で見たことがある何かについて描かれた絵がぼくは好きなんだよなあと思ったのでした。おやすみなさい。
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お昼の投稿で、山下達郎さんのことを書いたので、「そうだ、やまたつ、聴こう」と思って、AppleMusicを探したんだけれど、山下達郎さんはストリーミングにほぼ楽曲提供をしていない方だった。ぼくは、もう2008年頃には全部の音源をデジタル購入してて、2015年頃にはサブスク全移行してるので、CDを買うという概念がない。ただ、すこし前に、性格も顔も可愛いけれど、暴力的にお金と権力を持っている女の子の家の引っ越しの手伝いをした時に、中学生の頃から使ってそうなボロいCDラジカセがリビングに鎮座していて、不思議に思っていたのですが、一気に謎が解けた。彼女はジャニオタだったのだ!あの高級マンションで、子どもの頃から使っているCDラジカセで彼女は毎朝毎晩ジャニーズ聴いていたんだと思うと、泣けてきた。彼女は、ぼくだけでなくあらゆるものを捨てて世界のどこかへ行ってしまったのだった。
日常のことを語る
そば屋の行列で並んでいたら、山下達郎の『FOR YOU(1981年の作品)』のTシャツを着たおっさんがいて、「そういえば、このシティポップなイラストを描いてる人って誰なんだろう?」と思って調べたら、鈴木英人という方だった(大瀧詠一さんのアルバムジャケットのイラストは永井博さんという方だ)。「ニューステーション」のオープニングや英語の参考書など、ぼくが子どもの頃は、この鈴木英人さんの作品もしくはそのインスパイアで溢れていた気がする。当時としては時代の先端を行く作品だったんだろうけれども、ぼくはあのシティポップっぽい絵を見ると、すごく懐かしい気分になる。
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甥っ子に、ぼくが使っていた英英辞典『Oxford English Dictionary』のパーパーバック版をプレゼントした。「たぶん今は一語も読めないだろう。だから一生かけて、読めるようになろう」と言って渡した。あと、ぼくは高三の時に学年最下位からトップ3に入るまで勉強したので、勉強のコツを3つ教えてあげた。①分からない言葉や概念を放置しない。自分で辞書で調べるか、人に訊いて理解すること。人に訊かれて教えることは快楽だから、とにかく人に聞くこと。②テスト勉強は過去問や問題集で間違えた箇所だけを3回やる。この勉強方法だけで100%成績は伸びる。③ケーキは切って食べる。あらゆる勉強も仕事もまとめて捉えない。25分でできるくらい細分化して一個ずつ潰していけば、必ずできる。3つまとめて、『どんどん間違えて、失敗しよう(そのぶん成長できる)』とした。ほんとうに、この3つの考え方は大事なのだと、自分にも言い聞かせたい。
映画のことを語る
AmazonPrimeで『ツイスター』が無料公開になっていたので視聴。ちなみに『ツイスター』は、ぼくの好きな映画ベスト3位で、『フォレストガンプ』や『コンタクト』に迫る名画だ(4位以下は気分で変わる)。公開中の『ツイスターズ』とは別作と言えるくらいよい理由は5つある。①まず脚本を原作者のマイケル・クライトンが妻とともに執筆してて、人物描写に深みがある。小さなエピソードやシーンがとてもいい。②監督が数ある名作の撮影監督を経たヤン・デ・ボンであったこと(『スピード』に次ぐ2作目だった)。映像の質感、カットが段違いに美しい。かつ恐らくだけれど、スピル…[全文を見る]
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会社を辞めて起業して5年目。はじめてお盆に休もうと思って、休んだ。ぼくはこの間に二人の祖母を亡くしているけれど、お通夜の時も、葬式の当日もノートPCを持参していた。1日目は、甥っ子2人と妹と一緒に人生初の4DXで『ツイスターズ』を観た。映画の脚本は前作のほうが遥かにいいんだけれど、「2時間ずっとUSJの乗り物に乗ってる感じ」というレビューがあるように、まるで4DXのために作られたような映画でした。2日目は、遠くに住んでいる友人が泊まりに来たので、7年ぶりに日本一旨い焼肉を食べに行った。炎天下の中、1時間も待ったけれど、1人1800円で日本一旨い焼肉をお腹いっぱい食べた。休みに入ってからも、HP、MP1状態だったけれども、そこそこ回復してきたので、明日から仕事に戻ります!
地震のことを語る
色々調べていたら、Amazonで50000mAhのモバイルバッテリーが3000円くらいで売っていたので、2セット買っておいた。単三電池も48本で1500円、単四も20本で800円くらいで売っていたので一緒に購入。色んな考え方があるけれど、ぼくの住んでいる場所は2018年に大阪・京都で被害が大きかった台風(平成30年台風21号)の時に10日くらい電気が復旧しなかったので、同じくらいの期間、孤立、停電・通信不能が起きても大丈夫にすることを目安にした。仕事のBCPについても、あまり考えてこなかったけれども、この際に今年の仕事だけでもクラウド上へのデータバックアップを取っておこうと思った。