甥っ子を連れて、丸一日かけて自動車、航空宇宙、工作機械の博物館を回って、ものづくりと科学技術の発展の歴史を辿った。やはり物事は百聞は一見にしかずで実物大の哨戒機や人工衛星、ISS模型を見ると度肝を抜かれた。かつ織機から重工業への発展、戦後の航空機製造の中止による自動車産業の発展や基礎工学の進歩の過程を肌で感じることができた。何よりも最後の博物館で館長自らが甥っ子を大人扱いしてくれて、学会論文のコピーを手渡してくれたことに胸が熱くなった。それを基に高校と大学での学問の違いについても詳細に伝えられた。長時間の移動中の会話を含めて、今年の夏で最も充実した一日だった。
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日常のことを語る
本のことを語る
コロナ禍の間に漫画版『風の谷のナウシカ』を全巻読んでる人がいて、いいなと思っていた。で、数ヶ月前に古本で全巻セットを安く買っていたんだけれども、ようやく昨晩から読み出して7巻読了した。「人間をエネルギー源としているAIが人間の意識の安定を図るために、仮想現実で救世主システムという物語を与えて悲哀と喜びの均衡を保つようにしている」というのが『マトリクス』の世界だった。それに対して、『風の谷のナウシカ』は「人口数百億人に達した旧い人類が数々の悲劇と深い絶望から世界を再生するために、腐海と蟲たちと瘴気に適応した中継ぎ的な人類を創り出して…[全文を見る]
日常のことを語る
周囲にAIをつくる人が結構いるので、仕事の帰り道に聞いていたら、やはり現状Gammaがしっかりした構成やテキストを持ったスライドづくりには向いているようだった(テキスト時点でスライド枚数に合った区切りを入れるのが大事)。しかし、一抹の悔しさもあって、いろいろ試していたら、もっとも衝撃的な変換をしてくれるサービスはnotebookLMの動画解説生成のスライドであることに気づいた。音声もスライドも英語オンリーだけれども(音声解説だけなら日本語でもできる)、超スタイリッシュに構成にしてくれていて、思わずこれだ!と叫んでしまった。かくして長い一日が終わったのだった。
日常のことを語る
Chat-GPT5で質問を重ねて、とんでもなく濃い3万字のレポートを書かせて、どこまでプレゼン資料がつくれるかの実験をしてみた。やり方はレポートをプレゼンに適した原稿の叩き台に変換して、Genspark、Gamma、miricanva、イルシルというAIスライド作成ツールにぶっ込むだけなんだけれども、ぜんぶ何とか使えるレベルで仕上げまでにアホくらい時間がかかった。やっぱり人間が内容をよく理解して、パワポで作ったほうが圧倒的にいいんだよなと痛感した(同じことは心を動かすもの全体に言えると思う)。でも、これもやってみないと、何が問題でどこまでできるかが分からないので、いい経験になったのだった。
日常のことを語る
Chat-GPT5の思考のクセや回答の傾向がだいたい掴めた。ぼくの環境下で使えるようになったのが、昨日の夜だったので約12時間で適応した。人類なめんなと思う。暇じゃないと大きな変化や成長はできないというけれども、今ぼくはまさにそうしたチャンスにいるのかもしれない。ぼくのAIの使い方は仮説検証と論点の深掘り、詳細なレポートの作成というものが多かったんだけれども、notebookLMやGensparkなどでの「実際のプレゼン資料」は作成したことがないので、機会があれば試したいと思う(やり方は分かる)。新しい技術というのは、実際に使ってみないと、よしあしが分からないのだと自分を戒めたい。
日常のことを語る
誰かがChat-GPT4oは人懐っこいにいちゃん、o3は真面目だけどできるいい人。でも、Chat-GPT5、お前はマシーンだと言っていて、分かりみが深いと思った。ぼくはこの2、3ヶ月はAIがないと仕事にならないくらい課金モデルを使い倒していたので(PC、iPad、スマホの3台を跨いでずっと一緒に何かを考えたり調査するのに使っていた)、そいつらが全部マシーンになってすごく寂しい。特にぼくはo3がゆっくり物事を噛み砕いて理解して、多段階に推理して回答してくれるのが好きだった(昔のスイッチを入れてもなかなか立ち上がらないパソコン的に)。まさかAIの性格とか人柄に好意を持つとは自分でも思っていなくて、戸惑うばかりである。というか発表されてまだ数時間だけれども、ぼくの中で現時点では5はめっちゃ速いけれど、間違いが多い軽率なヤツというイメージである。
買い物のことを語る
今日はなぜか朝4時くらいに起きて、今まで仕事をしていた。どうでもいいけれど、写真は昨日本屋さんに行った時の収穫物です。西研さんによるフッサールの『超越論的現象学』と野崎歓さんによるサン=テグジュペリの『人間の大地』の100分de名著です。フッサールは主に竹田青嗣さんの本で学んだんだけど、どっちとも17〜19歳くらいの時に読んだ青春の書。特に、『人間の大地』の冒頭の言葉が大好きで、いま読んだら、きっと全然別なことに気がつくはずだ。この長い夏休みの間に読めたらいいなあと思うのだった(眠気がヤバい)。
日常のことを語る
仕事帰りに地域で一番大きな本屋へ寄った。ぼくは基本インターネット上にはよほど調べないといい情報は転がっていないと思う派なので、仕事に役立ちそうな本はすぐにAmazonで買っていたんだけど、本屋に行けば「無料で買って意味がある本かそうでないかが分かる」もしくは「しょーもない本はその場でだいたい流し読みできる」的なことに気がついた。というか学生の頃はたった数百円の古本を買うか買わないかで毎日古本屋を梯子してたり、本屋は新刊を眺めるところだったので、原点に戻った感じがする。しばらくAmazonは古本以外の購入はNGで生活していきたいと思った。
自分(id:happysweet55)のことを語る
「この会社で一生働くのだろう」と思っていた会社を辞めて、丸10年が経った。はじめの5年間は悔しさをバネに猛烈に働いて結構大きな成功をおさめた。独立してからの5年間も一度も仕事が途切れることなく働き、勉強し続けてきた。で、今日はじめて、この先1ヶ月間、特に決まった予定がないことに気づいた。実際にはいくつか仕事のオファーがあったり、やらないといけないことが山ほどあるので、全く変わらず働いて、学ぶ日々が続くんだろう。けれども、ちょっと休んでもいいかなと思った。で、とりあえず「一ヶ月、休業」と自分の心の中に張り紙を出してオフィスから帰ってきたのだった。
映画のことを語る
haruka nakamuraさんの『ルックバック』のサントラを聴いていたら、あまりに美しすぎたので、映画『ルックバック』を再視聴した。日本には多くの素晴らしいアニメーション作品があるけれども、こんなに何かを「描く」について作品自体(全体的な画力、演出、音楽、ストーリー)で圧倒されるものは観たことがない。かなり衝撃的な話なため、「一度観た後には、再視聴できない」という感想を持っていたんだけれども、別の解釈もあって、安心してもう一回観てもいいのだと今回は感じた。『この夏の星を見る』を観に行くのが、ますます楽しみになった。
日常のことを語る
名駅にお相撲さんが一杯いるのを見かけて歓喜。めっちゃ身長が高くて、身体が大きいので、スーパー小顔に見える。リアル八頭身とか七頭身な感じだった。そして、チョンマゲに雪駄のスタイルが格好よかった。リアルガチなチョンマゲってすごく格好いいんだよなー!
地震のことを語る
津波のスピードは、津波の速度(m/s)= √(重力加速度 × 水深)で求められるらしくて計算したんだけど、水深200mで159.5km/h、水深10mで35.6km/h、水深1mで11.3km/hだった。で、ぼくはカヌーをやるので分かるんだけれども、流速8km/hを越えると、50cmの川でも死の恐怖を感じます。洪水から二、三日後の川の流れが大体12〜16km/hで(確実に流されるレベル)、津波は「洪水後の川が海から絶え間なくやって来るのと同じなのだ」と計算してて深く納得した。とにかく日本では大きな被害もなく、一日が終わってよかった。
映画のことを語る
haruka nakamuraさんが音楽を手がけた『この夏の星を見る』という映画のサントラは知っていたんだけれど、上映がいつからなのか知らなかった。去年、上映された『ルックバック』も絶対によさそうと思っていたんだけれど、いつの間にか上映が終わっていて、後からアマプラで観て、大後悔した。『この夏の星を見る』は、2025年7年4日公開で、8月に入るとすごく遠くまで行かないと、たぶん観れないと思うと悔しい。内容は、2020年の夏に、五島列島と東京と茨木の高校生たちが望遠鏡を手づくりして「スターキャッチコンテスト」を開催するという辻村深月さんの小説が基になっているらしい。ぼくの人生は、なぜか五島列島と縁が深くて、たぶん過去世に何かあった気がするんだけれど、映画が見れなかったら行くのもありだなとふと思う。でも、五島列島は遠いので、すこし遠くとも、この映画は観に行きたいのだった。
音楽のことを語る
クラシックを聴きながら、仕事をしていたら、久しぶりに心が震える楽曲に出会った。調べてみると、ユニカ・タンズィルという若いインドネシア女性の作品だった。バークリーとジュリアードで学位を取って、アジア人女性の作曲家として初めてドイツグラモフォンと契約して、この秋にファーストアルバムを出すのが話題になっていたのだった。ぼくは最近まで現代マンドリン奏者がイタリアとイベリア半島の土着的な音楽をポストクラシックにアレンジした楽曲を聴いていたんだけど(アヴィ・アヴィタルという人の作品)、音楽は軽々と世界を半周とか一周するんだなあという感動を覚えた。
日常のことを語る
本格的に蝉が鳴き出してくれたので、オフィス前の大きな公園に行って、その姿を確かめようと思った。クヌギかナラかよく分からないけれど、大きな樹々を仰いで、蝉を探した。こんな風に、蝉を探すのは何十年ぶりだろうか。太い木の幹やいくつもに分かれた枝を見てたら、世界はこんなにも美しかったんだなと感動した。木陰から田んぼを見ると、赤トンボが飛んでいるのにも気がついた。そうか、虫取り網を持っていた子供の頃には、こんな風に世界は見えていたのだなと感じたのであった。
自分(id:happysweet55)のことを語る
ふと今年は戦前の普通選挙(25歳以上の男性)から100年だと思って、普通選挙(性別や人種差別なし)の歴史を調べてみたら、意外とどの国も歴史が浅かった。ドイツは1919年、イギリスは1928年、フランスは1944年、日本は1945年、イタリアは1946年、アメリカは1965年(公民権運動まで黒人や先住民の投票は妨害されていた)。日本は開国から171年、アメリカは独立249年になるんだけれど、半分以上の時間(アメリカは3/4以上)は普通選挙権がなかったんだなと思うと感慨深い。かつ日本では1925年の普通選挙と同時に「治安維持法」が成立していて、怒涛の昭和初期(28年世界恐慌〜32年まで昭和恐慌は続いた)に突入していったわけで、100年の時間の流れや重みも感じたのだった。
自分(id:happysweet55)のことを語る
『ハルビン』という映画が公開されてることを知って、安重根と伊藤博文についてWikipediaで再学習した。安重根に関しては「韓国は併合ではなく保護国として力がつくまで守る」と併合慎重派だった伊藤博文を暗殺した残念な人という理解だった。しかし、獄中において安重根は日本人の看守たちに超人気だったのが意外だった(ほぼ同じ道を辿ってきたので当時の日本人には彼の気持ちも理解できた)。一方で伊藤博文は清貧な勉強家というイメージだったけど、若い頃は尊王攘夷に燃える志士で悪そうな顔をしていた(が、さすが日本の初代の総理大臣だと思える逸話に満ちていた)。…[全文を見る]
本のことを語る
『葬送のフリーレン』の連載再開が決まったらしくて嬉しい。いちばんいいところの一歩手前で休載に入ってしまって、作者の体調を心配しつつも「この続きを読みたい」気持ちでいっぱいだった。アニメの一期は全話3周してて、子供の頃のドラクエ並みにハマった作品なのだった。オッサンにも刺さる漫画であり、アニメなのです。
自分(id:happysweet55)のことを語る
週末に期日前投票へ行ってきた。選挙区にもよるんだろうけど、毎回選挙区の候補者が微妙すぎて、思案しまくって消極法で投票した。で、帰ってきたら、YouTubeのオススメに選挙区の候補者全員が観れる動画が上がっていて、初めて候補者の動く姿を観たのだった。調べ尽くしてるので、すべて想像どおりだった。しかし、×をつけた順に「格好がだらしない」のが印象的だった。人前に立つ時に何を着るかは、何を語るかと同じくらい大事なんだ、と強烈に感じた出来事だった。
日常のことを語る
人のいない土・日はよく仕事が捗るので、勘違いしてお客さんに電話をかけそうになってしまった。今日は朝起きたら、ニイニイゼミの鳴き声も聴こえたし、すごくいい一日だった。